今日の夕方、なぎの歯の治療があったから一緒に行った。
夕飯時の予約やったし、終わる時間もわからんから
一緒に行って、夕飯は外で済まそうかってね。
先週、回る寿司に行こうと思ってたけど、時間をうまく
合わせられんで逃したから、今夜は寿司~って決めて。
回る寿司には寿司でないものも回ってる。
私の行く寿司屋では、ケーキ、果物、わらび餅、甘栗など。
今日は何となく惹かれて甘栗にした。
「甘栗!?」と言われたけど、私は甘栗に特別な思いがある。
おやぢは会社員の頃は、現場の人間で三交代勤務やった。
早番、遅番、夜勤を5日こなして2日休み。
それの繰り返しで土日休みとか全く関係なかった。
だから休みの日に、一緒に遊んだ記憶はあんまりない。
夏休みだけは中学出るまでは(兄抜きでも)ほぼ毎年
旅行には連れて行ってくれたけど。
お正月も家にいるのが珍しかったかな。
正月に朝から家にいると「お。」ってかんじで。
そんなおやぢが会社の飲み会で遅くなる日に
よくお土産で買ってきたもの。
それが甘栗。
私が子供の頃は、今みたいにスーパーに売ってなかったし、
剥き甘栗なんてとんでもない。
小さな熱い石の入った釜?がグルグル回転して、
その中で焼かれたテカテカの甘栗が、栗の絵を描いた
分厚い赤い袋に入ってるのを渡されると胸が躍った。
今よりもずっしりと重かったように思う。
(それは私が子供やったからやろう)
おやぢに甘栗をお土産にもらって大好きになった。
母も好きやったらしく、年末になるとお正月のおやつと
言って、私用の甘栗を買ってくれた。
だから甘栗を見ると「お正月の食べ物」やと思う。
甘栗にはもう一つ思い出がある。
京都の大学を受けると決めて、受験前日はホテルに
泊まる事にしたんやけど、絶対に受からんと思っててね。
それなら観光がてら母も京都についてくると言い出して。
食事して、ホテルに戻る前に母が新京極の入口に
あった露天で甘栗を買ってくれた。
母は何故か(多分京都駅かな)赤福を買ってた。
で、ホテルに戻って、二人で甘栗と赤福を食べて。
「せっかく来たんやし、試験もあるけど楽しまんと。」と。
赤い袋に白い文字で「天津甘栗」と書いてあるのを見ると、
おやぢのお土産、お正月用に買ってもらったやつ、
そして京都のホテルで母と食べた甘栗を思い出す。
な~んて思い出話を回転寿司の甘栗を食べながら、
なぎにグダグダ話してみた。
甘栗は私にとって特別な食べ物なんよ。と。