どうしていますか #4# | あるがまま ~彼女とネコと同居中~

あるがまま ~彼女とネコと同居中~

同性の彼女とネコとの平凡だけど温かい暮らし日記

#1# 」、「#2# 」、「#3# 」 更にここから続きます。



ケイとは友達同士に戻ったけどそれは表現の問題だけで、

私の気持ちは変わらんままやった。

でもやっぱり遠慮はするようになったかな。


精神科に通いつつ仕事は行ってたけど、あまり芳しくなく。

今思えば選んだ病院が悪かった。


それで2ヶ月近く過ごしたけど最後は会社に行けなくなった。


彼女とも別れてたし、どうしようか考えて母に電話して

とりあえず実家に戻った。

調べて今のクリニックを見つけて通う事にして。

今年で5年目になる。


クリニックに通ってしばらくして大分落ち着いた。


実家に戻ってたからケイとは携帯のメールがほとんど。

それも週に数回あるかどうか。


そんな時、ケイから急な提案があった。


「東京に遊びに来ない?」


話を聞くと、ケイの彼女が「東京レズビアン&ゲイパレード」

実行委員で、プレイベントみたいなやつのチケットがあるから

あるもちゃんも誘ってみたら?と言ってくれたらしい。


彼女にはまだバレていないのだ。


彼女が誘ってくれたと言うし、大っぴらにケイと会える、

それだけで嬉しかったからその日のうちに飛行機の

チケットを取った。



約束した日、東京のとある地下鉄の入口でケイを待ってた。


2ヶ月ぶりの再会。


向かいの道路からタンクトップに半ズボンという軽装で

長身の女性が手を振って走ってくる。

それがケイとわかった時、棒みたいに突っ立って見てた。


ケイは京都で会った時と同じように「待った~、ごめんね!」

言って、(またしても)人目を気にせず抱きついてきた。

友達にはこういう事をしない、という私は少し戸惑った。


そして手を繋いでアパートまで連れて行ってくれた。


アパートは7畳一間とユニットバスと申し訳程度のキッチン。

日光も入らなくて昼間でも暗い。

ケイと彼女が寝るベッドを置いていて、あとはテレビと

PCとちょっとした物入れ、小さなテーブル。


あまりの狭さにかなりの圧迫感を感じる。

その部屋で彼女が待ってた。

名前は…マチ


マチは前に画像で見せてもらった時はロングヘアーやったけど、

会ったときはベリーショートでボーイッシュやった。


ケ:「あるもちゃん、疲れたでしょう?これが彼女のマチ。」


私:「はじめまして。ケイさんからお名前は伺ってます。

   今夜はよろしくお願いします。」


マ:「こんちは。まだ時間あるからゆっくりしなよ。」


ケ:「マチ、出るまでもう少し時間あるんでしょう?

   うち狭いし、ちょっと外に3人でお茶しに行かない?」


ケイが提案して、3人で近くの喫茶店に行くことにした。


商店街の中にあって歩いて行ったんやけど、

私の片方の手をケイ、もう片方の手をマチが繋いで

3人で横一列に「はないちもんめ」をしてるみたいに歩いた。


ケイの彼女への態度を注視しつつお茶をして。

少し緊張したけど普通に話して。

「ああ、この人がケイの彼女なのだ。」と思い直したりして。


夜のイベントの準備に行くよと彼女が言い、出掛けて行った。


アパートに戻ったケイと私。

イベントは夕方からだし、出かけるまで昼寝した方が

いいよとケイが言って、二人とも少し寝ることにした。

もちろんこの時は何もない。


起きてケイに連れられて新宿2丁目へ。

まだ日が沈んでないから周りがよく見えた。

決して綺麗とは言えん街。落ち着かん。


目的のイベント会場へ着いた。

薄暗い階段を下りて地下へ。


何やら催しが始まったけど、私にはただうるさくて。

ケイの友達のカップルさんが来て挨拶してくれたけど、

その片方の人がいきなり挨拶代わりだと胸を触ってきたりして、

びびりまくってしまった。

(その彼女さんが謝ってくれたけど)


中にはストレートやけど女装趣味の男性もいて。

「私は同性愛者じゃないんですよ。」と言って挨拶しに来る。

そんなら来るなよ、興味本位だけか?と思った。


イベントの内容はどうだったかというと、多分、

「ゲイで何が悪い!」とか「権利を勝ち取れ!」みたいな事を

叫んだり、団体で歌ってたりしてた気がする。


薄暗い会場の至る所で、男×男、女×女の組み合わせが

抱き合ったり、キスしたり、カルチャーショック。


夜も12時くらいになってきて、ケイが

「メインは終わったからもう出ようか。」と。


何がメインかさっぱりわからんかったけど、

その場所から出られてほっとした。


夜更けの2丁目は昼とは様子が打って変わってて、

おずおずと歩く私の腕を掴んだ黒人さんが

「オネーチャン、イイモノアルヨ。」と声を掛けてきたのを

ケイが「いらない。」と言って振り払って、手を繋いで

歩いてくれた。


そして(今もあるか知らんが)有名なカフェに入った。


周りを見ると、男×男、女×女の方々が見つめ合って

微笑みなど浮かべてる。

テーブルの上で手を触りながら話してるカップルも。

ここでも軽いカルチャーショック。


ケイと私は普通に食事してタクシーでアパートへ戻った。


「疲れたね。汗かいたでしょ?シャワー浴びておいで。

シャンプーと石鹸はあるやつ使って。」


二人が生活してる場所なんやからあって当然やけど、

シャンプーや歯ブラシを見ると嫉妬心が湧いた。


ケイもシャワーを済ませて部屋に戻ってきた。


「あるもちゃん、マチは今夜は夜中までイベントあるし、

それが終わっても片付けがあるから、マチが

帰って来るのは早くて明け方。」



「今夜しか二人きりになれないよ?どうする?」



どうする?って?