あの頃わたしは若かった 最終章 | あるがまま ~彼女とネコと同居中~

あるがまま ~彼女とネコと同居中~

同性の彼女とネコとの平凡だけど温かい暮らし日記

昨日の話が私の中でクライマックスだったので、

オチを書くのが本当に面倒で仕方ないんやけど…


でもこのままじゃ収まりが悪いような。

だから最後はどうなったか書いておきます。

尻すぼみになるけど、尻の話の延長ということでお許しください。


「その壱」

「その弐」

「その参」

「その四」


これまでのお話はこの4つです。



土曜の夜中に急患で病院に行き、尻の穴の手前でカチコチに

なっていたウンを浣腸でどうにか出してもらい、ウンの観察も

してもらって帰宅し、その夜は一晩中トイレと友達。


日曜になると出るものもなくなり、ぐったりして一日過ごす。


翌日の月曜に、やっとそこそこに動けるようになって、

二日ほど遅れたけど抜糸できる状態に。

朝の病院はご近所のお年寄りの社交場と化してるので、

夕方の診察に行くことにした。


診察は16時開始。

多分、16時半頃行ったと思う。


名前を呼ばれて診察室に行った。

今日の目的はたった一つ。



抜糸。



先生は私の手の包帯を解き、ガーゼを取り払い、

しげしげと私の指先を見つめる。


私は縫ったのはこの時が初めてやけど、抜糸のときは麻酔もなくて

プチプチっと簡単に済むと親や友達から何度も聞いていた。


先生、おもむろにイスの脇にあるピンセットやハサミやらが

乗っている台に手を伸ばして、抜糸するための道具を取る。


「ちょっと我慢せえよ。」


「はい。」


ちょっと怖いので、顔を下に向ける。


プチプチプチ…


縫い目にある糸を切ってる音かしら。

少しは痛いけど当然よね。



ね…




と思ってたら、突然指先に裂けるような痛みが走って、

右腕が高く持ち上がった



「ふんっ!」



糸が抜けなくて、手までついていったらしい。



先生の声が聞こえるんですけど。

抜糸ってそんなに大変なんですか?




「あ~、あかん、ちょっと~~~!」




その掛け声がして10秒も経たないうちに、看護士3人くらいが私の周りに。



「暴れるかもしれんからな。


しっかり押さえといてくれ!









ちょ、ちょ…っと待って?

暴れるの?わたし?





質問する時間すら与えられることなく、警察が凶悪犯を数人で

取り押さえるかのごとく、わたしは台に右手を「ちょうだい」

ポーズをしたままで、その腕が動かないようにしっかりと

看護士さんに押さえられた。


もちろん身体はもう人数のわからない看護士さんにしっかりと

イスに座ってるように抱えこまれてて。


先生再チャレンジ。




ふんっ! ふんっっ! ふんっっっ!



































(゚ロ゚)






















(iДi)









私の右手がビンビン引っ張られて、それに合わせて

看護士さんもみんながたがた動く。


縫い目は6つかそこらあったから、しばらく続いた。



抜糸が終わったあとの人差し指は血まみれになり、

わたしは抜け殻のようになった。


これでやっと終わりなんや…!と思ったら、先生から説明。


「縫った下に新しい皮膚が出来てるけど、その上には死んだ

皮膚が残ったままになってて、それが固まってしまってるんや。」


確かに触ると指先がガチガチ。


「だから明日からは毎日来て、指先を消毒したお湯に浸して

固まってしまった皮膚を柔らかくふやかして、それを少しずつ

ピンセットで剥いてハサミで切り取らなあかんのや。」




… ((゚m゚;) 剥く?




それからが長かった…


毎日通って、お湯に浸しては柔らかくして少しずつ剥いていく。

固くなってるので、柔らかい皮膚の境目に当たるとすぐ出血。

剥いたら剥いたで、まだ皮膚の柔らかい指先は痛いし…


やっぱりしばらく入浴以外は指先は保護する生活。

っていうかまともに人差し指を物に触れさせるのが怖かった。


普通に使えるようになるのにずいぶん時間がかかったなあ。

あれからもう何年も経つけど、いまだに小銭入れの中で

指先の切れ目にそってお金が当たったりするとゾクっとする。


シールをめくるのも中指でするようになったし、人差し指の先に

力を入れるようなことはあまりできんようになった。

微妙に指先の形も変わったしね。



悩まされたゲリピーは、抜糸したあとにすっかり治ったから、

傷が治る前の最後の抵抗やったんかな…と今では思うけど。



以上、これがこの話の顛末。


ちょっと書こうと思っただけやのに、えらく長くなってもた。

明日からはまた日常生活のことかな~。

それとも、また昔ネタ思い出すんかな。