なぎの大きさ | あるがまま ~彼女とネコと同居中~

あるがまま ~彼女とネコと同居中~

同性の彼女とネコとの平凡だけど温かい暮らし日記

今日の記事、いつもにも増して長くなるはず。

面倒な方は流してくださいね。


おとといなぎと電話で大喧嘩したの。


この一年、毎週会って、毎日電話して、お互いでは分かりあえてた

つもりでも、ちょっとした受け取り方の違いとかでズレが発生してた。


その事の突っ込み合い。

なぎの口から、「これだけしてあげてるのに、まだあるもちゃんは私に

何かを要求するのか?」って言葉に驚いてみたり。


でも当然なんだ。私が無茶ばかり言ったから。

なぎにそう言わせてしまうように私がけしかけたから。


で、あまりにも遅くなったから尻切れトンボで電話を終えたの。



そして昨日。


やっぱり素直にならなきゃって思って、無理だと承知でなぎに

「会いたい」ってメールした。


なぎは昨日はガスの点検で会社を休んでた。

なぎも「会いたい。」って返事。


「じゃあ、私が仕事終わったら行くよ。」


でも実はもう体力が限界だったんです…


昼になぎから「私が行く。」ってメールが。

「あるもちゃん、もうきついでしょう。」って。


うん…そうなんやけどね…、何か情けなくない?



ちょっと考えさせてって返事して。

で、夕方、やっぱりどんな顔して会ったらいいかわからなくなって、

断ろうとしたの。


そしたらね、もうメールが間に合わない時間にこっちに向かわれてた!


なぎのこんな強引な行動は初めて。



で、私の車のある駐車場で会って、なぎの顔を見て…

なぎの車に乗り込んで、助手席で泣いてしまった。


何か…申し訳なくって。ふがいなくて。


なぎは落ち着いてティッシュで拭いてくれて。



で、話するのに食事はどうするか?ってなって、私は食欲ないから

コンビニでサンドイッチでいいって言ったの。


そんで、いつもの別荘(ラブホ)に行こうって。


でもね、コンビニにはいいのがなかったの。ほとんど売り切れで。

「じゃあ、もう要らない。」


「でも何かお腹に入れないと…。そこの中華料理屋さんでお粥とか

軽いもの食べようか?」


「ん~、店に入ったら時間なくなるからいい。別荘行く。」


この辺で私はもうむっつりしてたの。お腹も痛かったしね。



で、別荘の手前の路肩で。 「そういえば、なぎの食べるもの…」


「あるもちゃんが要らないなら私も要らない。」


「なんでよ。なぎは食べたらいいやんか。」



運悪く、後から車が。


「ああ、車来た、どかなあかんわ。」


「なぎ、いらいらしてる?」


「うん。」



なぎの顔見たら完全に怒ってる!私がわがままばかり言うからや!


悲しくなった。


「もうここから歩いて帰る!なぎいらいらしてる。私のせい。」


ドアを開けて飛び出そうとした。


なぎが必死になって「あるもちゃん、待って待って!」


「もうあかんやんか!なぎ、私見てたらイライラするんやろう!」


「お願いやから待って。ごめんごめん、あるもちゃん、しんどかったなあ。

ためらってたのに無理やり来たの私やもんなあ。分かった。

今日はもう帰るから。駐車場までちゃんと送るから、歩いて帰るなんて

言わんといて。」


その時にはもう私はなぎに押さえつけられてぐったりしてた…

とにかく横になりたかった。


「別荘…行って…」



ほんで、なぎがお風呂にお湯張ってくれて、先に浸かって、

なぎが入ってくるまで、自分が情けなくて湯船で泣いた。


なぎは先に自分の身体を洗ってから、私の身体を黙って洗ってくれた。


でも別荘に入ってからの私は一言も口をきいてない。



で、入浴後は寝転んで、ベッドで一人でテレビ見てた。

隣になぎが来た。 寝ないで、三角座りしてる。


「何でこっちに来えへんの?」


「だって、話するか、あるもちゃん寝そうやから…」



私、言葉でうまく伝えられないから、なぎに抱きついた。


なぎが一気に泣き出した。


「何でなぎが泣くん?なぎは何も悪いことしてないやん。

謝らなあかんのは私の方やのに…」


「あるもちゃんが苦しんでるのに、どうしてあげたらいいか

わからない。それが悲しくて悔しい…。」


なぎはしばらく嗚咽していた。



ちょっと落ち着いて…


ここ最近の私の言動をなぎに謝った。なぎの発言に対する

私の受け取り方とか。頭ではいっぱいしてもらってるのわかってる

くせに、八つ当たりしたりとかしたことも。


そして仕事の話になった。


「ほんとはね、あるもちゃんの今の会社の状態や、あるもちゃんを

見てると、明日にでも辞めて、うちへおいでって言いたいんだよ。


あるもちゃんを飽きるくらい休ませてあげて、『退屈や~、何かしたい。』って

思えるまで、一ヶ月でも一年でもかかってもいいかなって思うのよ。」


「そんでな、自転車でも買ってね、土日に二人でサイクリングとかしても

いいかな~って思うんよ。あるもちゃんが動きたくなるまで、それまで

のんびり…


私がはっきりとうちへおいでって言いにくかったのはね、

あるもちゃんのおうちは純和風であるもちゃんは畳が好きでしょ?

でもうちはほとんどがフローリングだし、父親の建てた家だから私も

気に入らないし、使い勝手が悪い。


それに何よりも、あるもちゃんが地元が好きで、よその土地に来たら

身体が大丈夫か、それだけが心配だった。だから言えなかった。」


「でも、私、なぎにしてもらうばっかりで…」


「そんな事ないでしょ?あるもちゃん、毎月のお給料からいつか二人で住む

時のために…ってコツコツ貯金してくれてるでしょ?

そういう気持ちが大事なんやで。他にもお菓子作ってくれたりとか、

ご飯作ってくれたりとか、私が見た事ないもの見せようとしてくれたり

するでしょ?それで充分なんやで。」


「でもまだ自転車2台買うくらいしか貯まってないよ…」


「それだけあったら充分やよ~。あるもちゃんは精一杯やってる。

毎日ちゃんと仕事に行ってる。それだけでもすごい事なんだよ。」


私はなぎの肩のとこに顔を乗せて黙って聞いてた。



「あるもちゃんがほんとにこっちに来ようっていう気持ちを持ってくれてて、

ご両親が私達の関係を怪しんでないなら、私、ご両親にちゃんと挨拶するよ。


『こちらの方だとなかなかあるもちゃんの希望してる求人も少ないみたいですし、

失業保険ある間、しばらく気分転換に私が責任持って預かります』って。


そのままなし崩し的にわたしのとこにいてもいいし、地元に帰ってもいいし。

できれば私からそう言う前に、あるもちゃんからご両親に伏線を張ってもらって

おくとありがたいけど…」


『ちゃんと、どんな時も何があっても真っ先に連絡がつくように私が全責任を

負います。』って言うよ。だから、こっちに来ても住むとこはあるし、何も心配は

いらないんだよ。」


って言ってくれた。


私、ここまで聞いて大泣きした。


そして、やっと素直にありがとうと頑張るから手伝ってって言えた。


なぎは私の味方でいてくれるんだって。


何でなぎが踏み込んでモノを言わなかったのか、

私が心より身体が先に反応してしまうって誰よりもわかってくれてた

からなんだって。



そして二人で駐車場まで戻って来た。


戻る途中、やっと少しお腹がすいたから、

コンビニでおでんの大根と牛乳買って。


変な組み合わせだけど…。


「大根なら食べられるかな?」って。

「牛乳は胃に膜をはるからね。」って。


「あるもちゃん、タバコ吸ってないみたいだけど、

母親の看病してたから分かるんだけど、明らかに体調が悪いって

いう口臭を感じたから…。」

(これはかなり恥ずかしかったかも…ごめんなさい。胃の調子悪いです…)


大根、車の中で一つずつ食べたけどおいしかった。


最近食べた物の中で一番おいしかった。


やっぱりなぎと一緒にいたい。心からそう思った。



帰り際、なぎが言った。


「あるもちゃん、私との関係、まだもう少し大丈夫かな…?」


にっこり笑ってうなずいたよ。



帰ってメールした。


「会った初めの方はわがまま言ったり、なぎを困らせてごめんなさい。

でもなぎがはっきりとこっちにおいでって言ってくれたし、私を休ませたい

って言ってくれたのは、とても嬉しかったの。


これからも泣き言はいっぱい言うと思うけど、でもなぎと一緒にいられる

ように頑張るから。 今日はありがとうね。明日仕事やのにこっち来て

もらってありがとう。今日は先に寝るね。気を付けて帰宅してね。」



朝起きたらなぎから帰宅メールが来てた。


「無事、帰宅できたよ。メールありがとう。私も頑張るから。

あるもちゃんが好きで、あなたの人生に寄り添いたい。この先も

一緒に生きていたい。そう思っています。


説明はつかないけど、どうしようもなく愛しい。

それは出会ってから今まで…多分これからも何があっても変わらない。」



また朝から泣いた。


なぎにはかなわないよ。


いつも私の味方でいてくれてありがとうね。