昨日の日記の通り、なぎが帰宅して寝る用意が出来てから電話した。
「ひどいこと言ってごめんね。」と謝った。
なぎは全く怒ってなくて、私がそんな発言をしてしまうまでには
色んな背景があるのだろうと推測していたと言ってた。
「そこまでストレスがたまってしまうまでに、少しずつ吐き出す
ようにしていこうね。」 と言ってくれた。
「一緒にいたいと思えてたら、いつかきっと叶う時が来るよ。
例えばね、この間、焼き鳥食べに行った時に、通ったショールームの前で
あるもちゃんは、『なぎ、いつか同じ家に住む時の台所のガスコンロは
3つ火がつくやつにして。』って言ったでしょ?そういう小さな事でもいいの。
2人で一緒に何かしたい、幸せになりたいって思ってたら、なれると思うよ。」
なぎはどこまでも穏やかなのでした。
で、付き合い始めとかの話になった。
なぎは私のどんなとこが好きなの?って聞いてみた。
「ん~、何だかんだ文句とか、もうだめだ~。とか言いつつも、
いつも自分のスタイルで、凛としているというか、生き方に”骨”が
あるっていうか…。人生を丁寧に生きてる人だなって思う。」
と答えてくれた。
「あと、身体ももちろん…」ともぼそっと言っていたけど。
「でも、付き合い出した頃は、前の彼女の陰が見えたけどね…」
( ̄▽ ̄;)!!ガーン そんなん見えてたんかいな…
「でもね、年末の灯油を買わないといけなかった時のあるもちゃん
の動きを見た時に、ああ、私の事を大事にしてくれてるって思った。」と言った。
その年末灯油の出来事とは…
年末年始の休みがなぎと全く同じだったので、私はなぎの家に
泊まりに行ってたの。
でも、休みまでの平日はなぎは忙しくて、灯油を買う時間がなかった。
そして、自分の車に灯油缶を積んで買いに行くのは嫌だ。
(↑車に匂いがつくのがとても嫌らしい。)
なぎは私が寒がりなのを知ってたから、何とかしなきゃって思ってたらしい。
夜になったら、タンクローリーで巡回販売の石油屋に勝負をかける事に。
チャンスは一度しかない。おまけに雨も降っている。
♪ゆ~きや、こんこ、あられやこんこ♪の音楽を聞き逃したらアウトだ。
私達は耳をすましながら、夕飯を食べていた。
でもテレビに夢中になっていった。
そこに、♪ゆ~きや、こんこ、あられやこんこ♪の音が遠のいていく気配が…
「なぎ!来てる~!うちの前を通り過ぎかけてるよ~!!」
私達は家の前に出た。そこにはタンクローリーが遠のいていく姿が…
私は灯油缶をつかんで後ろから振り回してみたけど、気付く様子がない。
「なぎ!走るど!行くど~~~~~!!!」
なぎも私も灯油缶をつかんで走った。タンクローリーは角を曲がりそうだ。
「うぉぉぉぉぉぉぉ~~~~い!!!!」と叫んで、私はぐるぐると灯油缶
を振り回して走って、走って、石油屋に追いついた。
ぐるっと1周してなぎの家の前に来て、灯油を入れてくれたお兄ちゃんは
笑いをこらえて震えていた。
変なオンナが灯油缶を振り回して追いかけてくるのがミラーに映ったのが
よほどおかしかったらしい。
無事、灯油を入れ終わった後のなぎも、身体をくねらせて爆笑していた。
「何で?何で笑ってるの?」
「だって…、普段は力のないあるもちゃんが灯油缶つかんで走って行って、
それがだんだん小さくなっていって…。灯油缶しか見えなくなって…。
あるもちゃん細いから、”蚊” みたいだったんだもん。」
… 蚊! あのブーンって飛ぶ…
蚊!って!
仮にも自分の恋人を「蚊」って!
そりゃあ、私だって、今のなぎに変身する以前のなぎの姿の免許証を見て、
「ムショ帰り?」って聞いたけどさ。
でも、蚊なの?私ってば。
それからは2人で大笑い。
でも、その時になぎは、普段はのらくらしてるあるもちゃんに
あんな力があって、早く走れるんだ…
それも、私の灯油の為に…って感動したんだって。
<ここからは秘密のお話>
でもね、なぎ。それは違うよ。
確かに、なぎの為にもと思ったけど…
私、この灯油がなかったら、
「お正月、寒いの絶対いや!」
って必死だったのよ。
まあ、そんなかんじで昨日は楽しくお話できた♪
「どんな事でも2人で一緒に考えていこうね。」って約束して。
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