特攻隊と言えば、耳にしたことがある人も多いと思います。

ゼロ戦に乗って、敵機に体当たりする、という決死隊のことです。

殆どは若者で、亡くなった方は<英霊>として神聖化されました。

戦意高揚の象徴として崇められていたのです。

そして、これだけでは飽き足らず、軍部は人間魚雷という恐ろしい兵器を開発しました。

空からではなく、海からの特攻です。

魚雷を積んだ、人ひとりが入れるだけの狭くて暗い潜水艇で、敵機に体当たりするのです。

<回天>といいます。

実践で使用する前の練習でも多くの兵士が命を落としたという、悪魔の兵器です。

いつだったか覚えていないのですが、ずっとずっと昔、嵯峨野(嵐山)に行った時のことですが、回天という石碑がありました。

これが、その人間魚雷のことです。

回天で亡くなった人のお墓みたいな石碑だったのかもしれないし、その辺りで回天が製作されていたのかもしれないし、その正確な場所も今では覚えていないのですが、その碑には<回天>と刻まれていたことは覚えています。

NETで調べてみると、数年前まで嵐山にある湯豆腐屋さん(嵯峨野)に10型という回天が置かれていたそうです。

実践で使用されたものではないそうですが、その湯豆腐屋さんのお庭から長さ8・65メートルもある回天を見ることが出来たとのことです。

現在は呉市にある博物館に寄贈され、嵐山で見ることは出来ません。

ALMAが昔見た、あの石碑は今でもあるのか、どこにあるのか?

判然としないまま、回天のことを時々、思い出します。。。

 

お願いフォロ-してねお願い