以前から＜体験格差＞の話が話題になっています。
体験格差って何？と思われる方にご説明いたしますと。。。
家庭の経済状況によって子供の体験に格差が生じているということです。
具体的には、経済的に恵まれていない家庭では日々の生活に手一杯で、習い事や余興（キャンプに行ったり、旅行をしたり、アトラクション施設に行ったり）に廻すお金がないから、体験不足になるということです。
美味しい物を食べたり、楽しい思い出になる行事をしたり、ということも立派な＜体験＞です。
また教育はとても大事なものですが、反対に経済的に恵まれている家庭でも、勉強が優先されて、塾のハシゴになってしまい充分な＜体験＞が出来ない子供もいるといいます。
そんな中、東京ディズニーランド・ディズニーシ－を運営するオリエンタルランドがクル－ズ事業に乗り出したそうです。
ミッキ－と豪華クル－ズ！ってなんだか夢のような企画を打ち出しているのですが、そもそも一人当たりの単価（クル－ズ料）は１０～３０万円の設定だそうです。
子供だけで乗船するとは考えられず、家族で乗船すると１００万円近くの出費になります。
これでは富裕層の子供しかこのクル－ズ船には乗れないでしょうね。。。
ディズニーランドやUSJの入場料でもそれなりにお高いのに、子供を連れて行きたいと思っても親御さんにしたら大変なことではないでしょうか。。。？
若者や家族連れ、インバウンド客をターゲットにしているということですが、昔と違って、情報はSNSなどを通じて子供たちの耳に届きます。
経済格差が体験格差を生み、あらゆる格差を助長するならば、夢を与える場が、夢を奪う場になってしまわないことを願うばかりです。
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