日本画のレジェンドグッグッ雪舟。

今回の特別展は雪舟展ではなく、あえてのタイトル<雪舟伝説>。

随分前にもここ、京都国立博物館で雪舟展が開催され、その時はなんと会場に入場するために連日の数時間待ちという凄まじさでした。

並んで入場したものの、当然、会場の混雑で疲弊した記憶があります。

今回も、当時ほどの混雑ではないというものの、さすがのビッグネ-ムで連日の賑わいです。

雪舟の国宝6点すべてが展示されているという見逃せない展覧会です。

実はALMA、雪舟の良さがイマイチわからなかったので、敢えて今回も訪れた訳です。

結果的には。。。今回もエモらなかったのですが、雪舟という画聖の偉大さには感動しました。

狩野探幽、狩野安信、狩野山雪などの狩野派、長谷川等伯、曽我漂白、伊藤若冲、円山応挙、葛飾北斎という巨匠がこぞって、雪舟をお手本としているのです。

そればかりか、我こそが、雪舟の後継者だ!と名乗りを上げるという傾倒ぶりです。

雪舟からインスピレーションを受けたのは、尾形光琳、酒井抱一、山口雪渓、司馬江漢などにも及びます。

中でも、曽我漂白の屏風絵はALMA的には萌えました!!ピンクハートピンクハートピンクハート
富士三保図屏風では、雪舟の山水画をモチ-フにしながらも、漂白独特の山水画が展開されています。

右双には虹を描いたり、ミツマタの富士を左双の端に配し、ほのぼのとしています。

一転、月夜山水図屏風では夜の闇の中に浮かび上がる極楽浄土のような、あるいはみたこともないようなまるで異次元の世界上矢印

さすが、漂白~拍手

雪舟の作品の中では、山水画ではなく慧可断ぴ(腕を切る)図が好きです。

達磨禅師に教えを請う慧可が覚悟の証として切り落とした腕をだるま禅師に差し出す場面なのですが、対照的に、達磨は表情一つ変えることなく虚空を見つめているという作品です。

教科書にも載っていますよね~。

会期は5/26までです。お見逃しなくキラキラ

 

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