さて、ALMAの使用するマルセイユタロット(フィリップ・カモワン氏との共同製作者であり、カルト映画の巨匠でもあるアレハンドロ・ホドロフスキ-氏)の著書<タロットの宇宙>を再読している途中であることを先日のブログで書いていましたが、その中でホドロフスキ-氏がカ-ドがもしも語ったならば。。。という記述があります。

ホドロフスキ-氏独特の視点でカ-ドに独白させる形を取っているのですが、これが非常に面白いです。

それは、一般的な解釈とは全く違う独特の語りで、???というものもあります。

ですが、タロット瞑想と組み合わせて、タロットに独白させるのもアリなんだなあ。。。と思わせてくれます。

そこで、今回ALMAが、ホドロフスキ-氏のスタイルで、(と言っても、彼のリ-ディングを真似たり、同調したりするのではなく)カ-ドに独白させることにしました。

カ-ドはALMAと対話している体でしゃべり始めます。

。。。と言っても、本当に喋ると言うよりは、語り掛けるわけですが。。。

さて、実際にタロット瞑想で対話したのは愚者(ジャック)だけですが、心を瞑想状態に合わせると驚くほど他のカ-ドも饒舌になります。

そして、ALMAが其々のカ-ドから得たメッセ-ジを順番に語っていきたいと思います。

では。。。

愚者(0)

僕の名前はジャック。年は幾つか分からない。子供のままの容姿だけれど、もしかした何百年も生きているかもしれない。

でも、老いることはない。僕はきまぐれに旅をしている。

家族はいない。その時々に知り合った人とその日暮らしをしている。

世間は広いから色々な人間がいる。

けれども、出会う人とは必然的に出会うことになる。

僕がか相手を必要としている時か、相手が僕を必要としている時か、それは分らないけどね。

 

手品師(1)

俺はいかさま手品師さ。でも相手を楽しませてお金を貰うから悪くない。

ちょっとした夢を相手に見させてやるからね。

人間には夢や希望が必要なんだよ。

それを見せることの出来る俺は、みんなに望まれて手品をする。

時には派手に、時には慎重にタネがばれないように。。。

 

明日に続きます。。。