今日は占いの命・卜・相について書きます。占い師といわれるには、一般にこの3通りの占いができる方が多いようです。

命とは生年月日で占う占術で西洋占星術や算命学、四柱推命などがあり、卜とはタロットカードを始めとしたオラクルカードやル-ン文字占いで、偶然出たカードや文字に意味を見出だして占うもので、相とは字の如く、手相や人相など外見の相(特徴)から占うものです。

命と相はある意味、統計的な学問であり、信頼性は高いものの、偶然によって示される卜がいいかげんなどとは言えません。

むしろ、学問的でない霊的な信憑性があります。

これは私が体験してきたことだから言えるものです。

但し、占い自体が信じられる方にしかわからない感覚だとも言えます。

そのあたりが、たかが占い、されど占いといわれる所以でしょうか。。。

しかし、占いとひとくちに言うのは昨今、少し違ってきています。

なぜなら、昔の占いは、まるで運命が決まっているかのように、あなたはこうなります、とか、こういう性格ですと断定的に伝えるだけで、その後のフォロ-はありませんでした。

またクライアントのほうでも、イエスかノ-かとか単純にどちらがいいかなどの答えを求める傾向にありました。けれども、最近はそういうスタイルで占いを利用している方は少ないと思います。占いによって、自分の基本的な性格や運命を知り、いいことも悪いことも起こるのが人生なんだということを踏まえた上で、自分の欠点を長所に変えたり、苦しいことを糧にしたり、自分の至らなさに反省したり、他人に感謝したりと魂の成長や気付きを得るために占い師のもとを訪ねてやってきます。

ですから、占い師もあらゆる教養や知識、高い志を持ち、強い精神と魂で鑑定することが求められます。

クライアントもそれなりの方が相談に来られますし、それに真摯に向き合うことが大切です。

一人で悩んだり、考えていても袋小路から逃れることは出来ません。

友人や親、兄弟、先生など相談できる方がそばにいる方は幸いですが、そうでない方もいらっしゃいます。

深刻になる前に、占いで何かの気付きが得られることもあるかもしれません。

くだらないと切り捨てることは簡単ですが、人生に迷ったときの寄り道として軽い気持ちで占いを体験してみても面白いかもしれませんよ。