年明けから過密収容が続く茨城センター。
常時150頭前後、多い時には170~180頭にもなる収容状況で、この夏には200頭に達するのでは、という危惧がありました。
事前に収容計画と安全な収容場所の確保等が準備出来ていたならいざ知らず、
殺すな殺すなの声に圧されて、処分できない状況が続いていました。
 
 
前もって言っておきますが、処分推進派ではありません。
現在の茨城県内の犬の収容状況では、処分ゼロを推し進めるには時期尚早で、足回りの入口対策を徹底して行わないと、入ってくる犬が減らない、
年間収容数が犬400~500頭以下の頭数になって初めて、処分ゼロのスタートラインに立てるのではないか、
そこまでは入口対策を最優先すべきと、何度もこのブログでも書いてきました。
アルマでは茨城センターから引取を初めて6年目に入りますが、その間、パルボ発生に悩まされる茨城センターも見てきました。
消毒薬で目が痛くなるくらいに消毒しても根絶が難しいウィルス。
全頭ワクチンの実施以降から、やっとこの2年ほど、ほとんど発生をみなくなり、引取検討する私たちも安心していました。
 
それが、またパルボ発生。
今週既に2頭が亡くなり、血便等の発症の様子を呈している犬が一昨日の段階で2頭。
既に先週、県外の他団体に譲渡した犬もパルボを発症して入院しているとのこと。
これからさらに、収容犬舎内での発症、感染は広がると思われます。
 
下記のマップ、斜線の「動物棟」が収容犬舎です。
ここは、ボランティア立ち入り禁止になりました。
収容犬舎(動物棟)以外の、負傷動物棟、ふれあい犬舎、保護犬舎、医務室に収容されている犬の引取のみ、可能という状況です。
これらの場所には、現在、譲渡候補犬含めて、40~50頭の犬がいます。
 
ふれあい犬舎
(譲渡候補犬が収容されています)
 
 
 
負傷動物棟
ネグレクトの団体が放棄した犬たち。
残り7頭のうち、2頭は収容犬舎(動物棟)に移動されていたので、この負傷犬舎には5頭が残っています。
 
負傷動物棟
手前、背中に怪我をして収容されて治療中のMIX♂と、奥に人馴れ薄い子犬2頭
(子犬の1頭は隠れています)
 
負傷動物棟
生後半年くらいの子犬3頭
人馴れ度が低い
 
上の子犬の中にいたけれど、喧嘩するからと負傷収容棟の個別犬舎に移されていました。
まだ生後5ヶ月くらいの子犬です、慣れていません。
 
負傷収容棟
避妊手術済の譲渡候補犬3頭
 
上記写真の向かって左から
レモン、よもぎ、ホイップ
 
負傷収容棟
個別犬舎 ゴーヤくん
散歩△、繋留△、攻撃性なし、怖がり
 
それから、先日も放棄があったネグレクト団体から
新たに小型犬3頭が放棄されていました。
うち1頭、ポメラニアンは既に団体譲渡されたとのこと。
残りチワワ2頭。
鞭虫や耳ダニの治療中です。
 
チワワ♂黒白 推定10歳
慣れない人に最初は緊張して口が出ることも。
目が悪いかもしれません。
 
チワワ♀チョコタン 推定10歳
この子も目が悪そうです。
 
 
パルボ発生の収束があるのか。
現在の過密収容の中に、さらに新しく入った収容犬は、ワクチンを打たれて、収容棟(動物棟)に入る。
そこしか検疫できる場所がない。
 
負傷収容棟、ふれあい犬舎、保護犬舎、医務室等の現在、ウィルスが入っていない場所に、さらに感染を広げるわけにはいかない。
 
いくら収容時にワクチン接種したとしても、ワクチンの定着に1週間~2週間かかります。
過密収容のストレスや、弱っている個体は、ワクチン接種していても、パルボを発症するケースもあります。
ワクチンが発症の引き金になるケースもあります。
パルボウィルスは、長期間、その場所にとどまります。
このような過密収容の場合、どんなに消毒に気を配っていても、完璧にできない。
また、お世話する人が長靴、服、髪などにウィルスを付着させて、運ぶ場合もあります。
 
シェルターを運営するアルマとしても、パルボを持ち込むわけにいかない。
もし感染がわかったら即入院です。
でも、入院させてくださる病院もごくわずかです。
 
苦しい思いをするのは、声なき動物たち。
長くストレス下で生かされ、その上、もしパルボに感染しても、病気になっても、治療に手が回らない事態。
このような環境下での殺処分ゼロなど、ありえない。
 
今はとにかく1頭でも多く、引取可能な犬舎にいる犬たちを引き取って、
せめて、新しく入ってきた犬の検疫ができる場所を1つでも2つでも作ることが出来ないか。
または、感染していないと確認できる犬を動物棟から出すことは出来ないのか。
感情論ではなく、冷静に考えないといけません。
ウィルスを拡散させてはいけない。
 
 
昨日は犬3頭を引き取ってきました。
来週も準備を整えて、何頭か引取検討します。
 
 
 

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