糖尿病の遠隔療法を行っています。
こんにちは
アルマ動物病院糖尿病・内分泌病センターの長谷川です。
人の医療では遠隔診療がテレビのCMでも流れるほど一般化しています。
もともと初診は対面診療が原則でしたが、コロナ禍で初診から遠隔診療が可能となり今日に至っています。
これに対して獣医療は現在も初診は対面診療が原則となっています。
遠方にお住まいで当院に来院することが出来ない糖尿病のワンちゃんネコちゃんにたいして、当院ではこれまでも試験的に遠隔診療を行って参りました。
この度、2次診療施設として新規開業を機に、オンライン形式による糖尿病の遠隔診療を行うことにしました。
初回はかかりつけの先生にも御参加いただいて、カウンセリング形式の診察となります。以降は連続血糖測定器(フリースタイルリブレ)のクラウド機能を利用した血糖コントロールの調整をおこなって参ります。
オンライン診療の詳細はHPの「遠隔診療による診察」をご覧ください。
そして、先日この遠隔療法に関してビッグニュースがありました。
獣医療も人医療にならって初診からの遠隔診療が可能となる指針を、農林水産省が策定することが明らかとなりました。
これにより遠隔地の症例に対するオンライン診療がよりスムーズとなる可能が出てきました。
当院での遠隔診療のスタイルにも変化が出てくると思います。
何れにしましても、基本的にはかかりつけの先生のご協力は不可欠なため、今後も当院、かかりつけの先生そして飼い主様の3者による糖尿病治療が基本になると考えています。