CEATEC- 雑感
CEATECに行って来ました。
二年ぶりかな。
ここ数年賑わっているなあとは思いましたが、
今回も賑わっていました。
●シャープとパナソニックは、とにかくTV。
これでもかと言うくらいのサイズと量を一堂に並べて、
見る人を圧倒していました。
ステージも派手だった。
パナソニックは未来、シャープは和がテーマかな。
リビングの中心にTVを置いて、
レコーダーや音楽機器はリンクさせる思想。
●一方冴えなかったのはソニー。
量は並んでいたのですが、インパクトがイマイチ。
今回の展示でよく分かったのは、ソニーはやはりリビングの中心にPS3を置いて、
その付帯装置としてTVやレコーダーを考えているのだな、と言うこと。
その分構造が散漫で、インパクトの弱さにつながった気がする。
●TVの扱いが、パナソニック、シャープとソニーの大きな違い。
パナソニックはビエラリンクのように、
サーバー的存在無しに、
機能の相互リンクが出来るような機能を備えてきている。
あえて、PSPのような存在を中心におく必要は無い。
この違いは大きいですよ。
TV中心ネットワークの形を見てしまうと、
サーバー中心のネットワークが鬱陶しく感じる。
実際、IPv6等を利用すれば、
単体でもネットワークが組めるわけですから。
ソニーは、技術的にはバッテリーで問題を起こし、
製品的にはPS3の販売前の価格変更、欧州での発売延期、
とドタバタしていますが、
ビジネスモデルの構築と発想の面でも劣化してきているように見える。
アメリカ、ヨーロッパでは今でもTVと言えば「SONY」。
そのブランド力を保っているうちに、復活して欲しいものです。
●薄型TVを見ていて思ったのは、
その薄さにあった大容量レコーダーが無いな、ということ。
HDDにしろDVDにしろ、大容量レコーダーはどれも奥行きが結構ある。
それ故、薄型TVも壁にピタッと付ける訳には行かない。
大体TVと一緒にレコーダーを置きますから。
薄型TV並に薄い大容量レコーダー、
私なら買います。
●TVの画質は、それほど差が無いレベルに成っている様に見える。
問題は、その使い勝手や付加価値に移っている。
つまりソフトとネットワークに関する部分。
見方を変えると、
ハードは同じでソフトが異なる、
その割りに価格差は比較的小さい、
と成ると、価格差を埋める分の値下げ圧力はハード部分に来る。
値が下がったハードは、波及すると廉価製品の更なる値下げにつながり、
その分高級品の値下がり圧力をかける。
つまり、ソフトによる競争はハードの価格競争を加速する。
それを脱する為に必要なのは、
製品開発の高スピード化と、製品の小型化と言われる。
開発のスピード化は、それを支えるソフト開発の効率化。
一方で、小型化をすることによって材料費が減り、
部品点数も減らせるので、
確かに対コスト対策のようだが、
小型化による技術的難易度が上がる事へのコストを考慮していない。
つまり、小さく難しいものを使っても、その目的がコストダウンなので、
値上げするわけにも行かず、結局量を増やす事で対応することになる。
つまり、小型化も実際には値下げ圧力を加速する。
従って、極一部の特定技術を持つメーカーの特定製品以外は、
価格競争力でN勝てなければ、利益を上げられない。
安作り技術こそがCash Cow。
●電源関連では電磁気だが、
通信に関する分野で、
電磁気から光への傾向はより加速している。
コネクター等の部品を見ていると、
電磁気関連のものはそれほど新製品が見られないが、
光関連のものは相当量出てきている。
●中国メーカーのブースもあり、
それなりに垢抜けてきたが、
置いてある製品は一昔以上前の日本製品レベル。
●些細なところを言うと、
コンパニオンの数がかなり増えていました。
こんな雰囲気だっけ?本当にCEATEC?と思うくらいコンパニオンが多い。
呼べるだけ景気も回復したと言うことでしょう。
ステージも華やかに成っていたし。
●ひときわ人気だったのは「ムラタセイサク君」
自転車走らせたり止めたりと大活躍で、
コーナーに入りきれないほどの人を集めていました。