ZERO.blog -967ページ目

中国輸出入規制品

本当にこれをそのまま実施するんでしょうか。

リストを見てまずそう思いました。

中国の加工貿易禁止目録なのですが、

全804品目になり、400品目以上増えたようです。

リストを見ると、鉱石関係の輸入が禁止され、

金属関連の輸出が禁止されているのが目立つ。

有機物、殺虫剤や炭関連は輸出入禁止に扱いのものが増えている。

金属関連の輸出禁止には、アルミやニッケル、コバルトと言った

貴金属を含むので、これらの原料を中国から購入しているメーカーは大変でしょう


この変更の背景と思われることはいくつかあると思われます。

一つには、当然ながら中国国内需要の増加。

それを背景に、輸出に回す必要が無いほどに、中国メーカーも高値で買っている。

同業他社の中国メーカーの、各原料仕入れ値のプライスリストを見たことがありま
すが、

今年の実績では日本メーカーと変わらない値か、

むしろ高値で仕入れていました。

それでも、それらメーカーの利益率は低くない。

利益率に関しては日中間でやり方の違いもあるようで、

経理上の手法に関して精通していないので詳細は分からないのだが、

例えば開発費を間接費や開発費として反映させず、

経常利益から計上すると言った違いもあるようである。

従って利益率がどこまで信頼できるかは別だが、

それでも日本メーカーより利益は出していそうである。

やはり中国も一次産品の輸出入を減らして、

内需拡大と、製品輸出の比率を上げたいのだろうと思うが、

そううまく行くのだろうか。


もう一つは、対外アピール。

環境にしろ経済にしろ、何かアピールする必要が合ったのでしょう。

アメリカ財務省との会談の前にこの発表があったのは、

政治的な意図があるとみていい。

それを進める背景としては、

現政権の権力が強まってきていると言うことかもしれない。

いわゆる閥の整理を強力に進めていると言う話もある。

その中で、中国国内の強化に力を入れ始めたのかもしれない。


どの程度本気で進めるのかは分かりません。

分かりませんが、

対象品目が突然400品目以上増えるこの現状を見ても、

やはり中国経済がいまだ強い国家統制化にある事は明らかで、

それが故にチャイナリスクは突然顕在化してくる。

特に閥の整理が進んでいく中で更に権力の一極集中が進む中国政権。

様々な引き締めはこれからも進むでしょうが、

問題はその行く先がどちらを向いているのか、と言う点で、

そこが明確に成るまで、まだまだチャイナリスクは大きいと見える。