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人間の豊かさ指数

人間の豊かさ指数で日本は177カ国中7位だとか。

上位は一位のノルウェイを筆頭に、

アイスランド、オーストラリア、アイルランド、スウェーデン、カナダと続く。

人口一億人以上の国で日本より上位の国は無いから、

その意味で日本は、

規模もある中では中身が良い位置にいる、と言える。

昨年は11位だからランクアップしているが、

これは一人当たりGDPが上がったのが主因なので、

大きくは為替の影響と考えられる。

実態はあまり変わっていないのかもしれない。

そうそう変わるものではないか、とも思うが、

デフレ脱却、人口減少と日本の状況が刻々と変わっていく中で、

そんなに変わらないものだろうか。

それともそれが指数に反映されるのはこれからだろうか。

今回の指数の中で日本が今後に生かすことが出来るとすれば、

ジェンダー・エンパワーメント指数(GEM)の向上だろう。

75か国中42位と言う順位は、

他の指数と比較してかなり低い。

詳細はまだ入手していないので2005以下二点は2005年度版の順位だが、

GEMが43位でほぼ同じ。

人間開発指数(HDI)は2005年で11位、

ジェンダー開発指数(GDI)も2005年で14位。

この三つの数値から、

制度的にも社会的な許容範囲としても、

もっと生き方の中で選べる幅を広がって、

それを社会も認めるようになっていかなければ成らないのではないか、と考えた。


この数値を見て単純に考えるのは、

人間開発指数が高い、ジェンダー開発指数も高い、

と言うことは、全体として生活の能力と質は高い

その能力に男女の差は小さい、

しかしあまり女性が社会参加出来ていない、していない、と言うことで、

つまり能力はあるのに発揮していないと言うことである。

何故?と考えると、単純に後回しされていたのか、と思っている。

労働力は豊富だったわりにはポストの数は頭打ち、

女性は徐々に社会の中でも能力を発揮してきたが、制度が追いつかない、

女性は制度とも仕事とも折り合いをつけて能力を発揮する、

そのような女性は、中でも高い能力を持った女性だろう。

それが能力の高い女性と社会制度のギャップを生んでいる。

高い能力を発揮せずに埋もれさせておくことはそれ自体が損失だが、

もう一方で、女性が働いてばかりいたら家庭や子供はどうするんだ、

男性も既に忙しいぞ、そんな時間はあるのか、

そうでなくても日本は人口減少しているぞ、という方もいるかもしれない。

私は、家庭を支える女性はそれ自体が高い能力を持っている証明だと考えている。

それは処理能力としても、想像力としても、精神的にもだ。

あれをそつなくこなせる能力のある男がどの程度いるだろうか?

だからこそ女性の社会参加も促し、

家庭や子育ても両立できるような世の中にして行くほうが良い。

そもそもが、そのような制度が出来たら全員が社会に出なければならない訳ではな
い。

肝心なのは、選択の幅が広くそれが許されると言う現実である。

能力が高いからと、それを社会で使えと強要する事も許されない。

それでは人権無視である。

家庭を中心にする生き方、社会を中心にする生き方、どちらもあってよく、

その中である人は両立するだろうし、ある人は集中するだろうし、

それもどちらでも良い。

社会と共存する限り、

自分の進みたい道が幅広く選べる、

他人が自分と違うことを今以上に認めていく、

そんな制度と気持ちの変化が重要だろう。

もっと自由に、ただし、責任を持って、ということである。