ZERO.blog -898ページ目

お金の流れ

最近になって一次産品価格が一時の価格急騰から一服して反落している。貴金属も原油もそう。


一方で、高金利通貨とアメリカなど主力市場や有力市場の一部の株価は上昇している。


パッと考えれば、時期的にも状況的にも商品市場に流れ込んでいたお金が高金利通貨と株式市場に流れ込んだのだろうと思いつく。特に、数日後に日銀政策会合があって日本は利上げするかもしれない、かなりの確立でするであろうとも考えられている時期に120円/US$の、一つの大台を超えたと言う事は、0.25%程度の利上げなど構いはしないほどにお金の流れが変わっている、戸も受け止められる。



商品市況は一服、したがって最終製品価格の上昇圧力は弱まる。一方で株と高金利通貨が高い、つまり一般消費はが刺激される要因になる。となれば、景気減速懸念は遠のく。当然それは日本の金利上昇を強く支持するものとなるが、一方でアメリカの利上げ圧力にもなるだろう。それが明らかになった瞬間アメリカの株式は反落するかもしれない。それはアメリカの先行き懸念につながりドル安を呼び込むきっかけとなり、高金利通貨からもお金が逃げていきユーロやポンドも円に対して大きく下落するかもしれない。



このような一つのシナリオを考えると、日銀が 利上げしたい気持ちは良く分かる。


ただ一方で、日本国内の各種指標はそれにふさわしい時期だと言う確たる数値を示してはいない。


微妙に成長を続けている時期だからこそ、減速しないために細心の注意を払った舵取りが必要になる。


今の日銀に必要なのは、具体的な経済政策と成長のスパンを示す事なのではないかと思う。


確かに数年後にはそのような事も起こるのだろうな、じゃあその間はどうやって行くのですか?と聞きたくなるような発言がポツポツ見受けられる。それが政策と市場の齟齬に繋がっているように見えるし、不安を助長しているように思う。



今年の成長持続のキーが個人消費であるなら、特に金融政策は安心を広める必要がある。不安の中に個人消費はないのだから。