値上げだな
中国の一次産品製造の規制に関して、
それを伝えた内の一人がこういいました。
「また値上げのネタになるな」
はは、目先の問題として、確かにそうです。
中国国内の一次産品需給が逼迫すると言う事ですから。
さらに輸出税も上がるので、ダブルパンチ。
中国から一次産品を輸入している日本メーカーは、
おそらく国内調達や、ヨーロッパや中南米からの調達が増えるかもしれない。
一部の一次産品は、それでもペイしてしまうくらい、中国産一次産品の価格は上昇トレンドにある。
製造規制に関しては、むしろ中国国内への影響が大きい。
中国国内で製造しているメーカー郡は、一次産品調達戦略の見直しを迫られるはずです。
その結果、一部一次産品を中国国外から調達する可能性さえある。
こうなると、世界の製造拠点としての中国と言うポジションも、怪しくなる。
今後も拡大するであろう中国国内市場向け製造拠点としての中国工場の価値には、
当面揺らぎが無いと見える。
需給バランスは今後も悪くないし、内需拡大による景気維持を国家としても推し進めるであろうから。
しかし、輸出基地としての中国工場には、そう遠くない時期に限界が見える可能性が高い。
その大きな理由の一つは今回述べた一次産品価格の上昇。
他の理由は、今後起こるであろう人件費の高騰と中国元の切り上げである。
さらに中国には政治的リスクが常に内在すると言う状況もある。
つまり製造業にとっては製造拠点の日本、中国のほかに第三の拠点が必要な時期が、
刻々と近づいていると見える。
特に製造業の場合、今日引っ越して明日から製造と言うわけには行かない。
設備導入からオペレーターの教育まで、
基本的な製品であっても、
一から始めたら安心して物が出せるようになるまで短くとも2年はかかる。
それから利益の出せる製品群への技術シフトをしたら、もっと時間がかかる。
本田やヤマハがベトナムやインドにも工場進出しているのは、
理解できる事です。。