母の左胸が腫れたのは、

私の乳がんを告知した時期だった。


マンモグラフィーでは

高濃度乳房で問題ないと

説明を受ける。


乳首を絞ると出血。

年齢的に要注意だと

聞いたことがあり、

クリニックを探す。


エコーの結果。

しこりの大きさは8mm。

形は不明瞭。


細胞診はクラス3。

なかなか生検をしないので

他クリニックでMRIを撮り

紹介状を貰う。


紹介状先の病院での

生検の結果はグレー。

確定するための

マンモトームでも判別不可。


2ヶ月後、局所麻酔で

腫瘍摘出手術を行うことになる。


手術前のMRIで

しこりは1.8mmになっていた。



手術前に外来で

主治医が術側に

✕印をつける。


患者との距離感がゆるく、

フレンドリーな女医さんで

安心した。



9時に手術室に入る。

待機はからあげくんが置いていない

ローソン前のここで。


10時過ぎに

術前と変わらぬ

元気な姿で出てきた。


自分の時とは大違いだ。


グレーゾーンの場合、

CTもPETもレントゲンも

しないなんて。



移動してランチをとる。

傷は4cm、腫瘍の周りを

3cmほどの円形でくり抜いていて、


くり抜く時、痛くて

麻酔を追加してもらったそうだ。


3週間後の病理の結果は、

なんと良性だった。


数カ月後のエコーで

何事もなかったので

ブレストセンターを卒業した。


リンパ付近まで

腫れていたのに、

こういうケースもあるなんて。


初診から

病理検査の結果までの8ヶ月間。

精神的な重荷が取れて何より。