One More Time ~Episode 50~ | フランス語学習記録

フランス語学習記録

仕事と家事育児の合間を縫ってのフランス語学習や、その先の夢について書いています。


不思議の国のフランス
Episode 50は、

2014年にフランスで公開され
2015年9月に日本で公開された

映画 『EDEN』 のストーリーのモデルであり
ミア・ハンセン・ラヴ監督の兄であり

   かつ

この映画の共同脚本を手掛けた
スヴェン・ハンソン・ラヴ氏
インタビュー

 

 




90年代パリ。

エレクトロ・ミュージック・シーンを
彗星のごとく駆け抜けたDJの
夢と挫折のストーリー。

 

 

 

 

 

 


妹さんと映画を製作されたのは
どのような考えからでしょうか?


というインタビュアーの質問に対し、

スヴェンさんは何と答えているでしょうか。
4分20秒~5分15秒あたりで答えています。

 

 

(クリックすると動画がはじまります。↓)



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C'est une idée de ma soeur, à l,'origine.

 (元々これは妹のアイディアです。)


Elle voulait faire un film
où la musique serait presque comme un personnage.


 (映画の中で音楽がほとんど登場人物であるかのような
 そんな映画を彼女は作りたいと思っていました。)


Et elle voulait surtout parler de notre génération à nous,
des années quatre-vinght-dix
et de la façon dont la musique électronique
c'était implantée en France.


 (そして特に僕たちの世代について、
 つまり90年代について
 エレクトロミュージックがどうやってフランスに根付いたのかを
 描きたいと考えていました。)


そして、僕がその時代の音楽シーンに
かかわる当事者
 (un acteur de cette scène à l'époque)
であったことも
当然ながら彼女は知っていたので、


当時のことを 一部分、
証言 (témoignage) といった形で
僕から聞けたら良いと
すぐさま思ったのです。


そして、
それが段々と別の形に変化していきました。


彼女は僕に少し書いてくれるように頼みましたが、
次第にそれが増えていって、

終いには、彼女と一緒に
脚本の半分
 (la moitié du scénario) を
僕が書くようになったのです。

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この『EDEN』という映画、
実は全く知らなかったので、
検索して、
映画のオフィシャルページを覗いてみました。


ダフト・パンクの「One More Time」
小気味良く、アップテンポにバックで流れる中で
繰り広げられる映画のワンシーン。


とても見てみたくなったのですが
さすがにもうやっていないよね、
DVDが出たら見てみようか・・
と思っていたところ、

1月にも東京で再び
EDENの上映がはじまるようです!

他の地域でもやっているところが
あるようなので、
興味のある方はググってみてくださいね。


ところで、

スヴェンさんは、仕事をしながら
今、再び大学で
文学創作 (création littéraire)
を学んでいらっしゃるとのこと。


年月を経た後で、
再び学校に通うこと

について聞かれると、


20歳で大学に通っていた頃は
あまり面白くなかったし
 (Ça m'ennuyait un peu)
とにかく大学なんてやめたいと思っていた
 (J'avais surtout envie d'arrêter les études.)

というスヴェンさん。


ところが
その後随分経ってから戻ってくると

以前にもまして学ぶ欲求があり

心から学びたい
(une vraie envie d'apprendre)

と思う、とおっしゃっている。


確かに、本当に
そのとおりですよね。

いくらでも学べる恵まれた環境にいるときは
そのことに気づかない。


社会人になって
勉強する時間があまり取れなくなって
はじめて
学びの楽しさ、大切さを知る。


私も
FDSに出会って
もう一度、フランス語を学ぶことの楽しさを
味わっています。


One More Time...