
上の写真は F・オゾン監督 と 主演のエルンスト・ウンハウアー
2012年製作 フランス映画 「危険なプロット」を DVD で鑑賞
オゾン監督の作品といえば 、一作ごとに話題になってまして
すこし前の作品「8人の女たち」、「スイミングプール」は 私も観ました。
いずれも ミステリアスで 美しい女性が主役の 大好きな映画でした。が、
この「危険なプロット」の 主役 は クロードという美少年(ウンハウアーが
初の主役を演じてます)
あらすじ: 高校国語教師ジェルマンは、ある日 担当クラスの作文を添削中に 生徒クロード
の作文に注目し、その文才に魅了されていきます。ジェルマンはクロードの才能にほれ込み、
熱心にマンツーマンの課外授業を始めるが、これが思わぬ騒動を 引き起こしていきます。
感想:文字どうり、殺人事件が起きるとか 事件の謎を追いかけるようなプロットでは
ありませんでした。もっと高尚な 文学上のこと、旧文学者ジェルマンと新人クロード
との図式がみえるような ふたりの文学論。
つぎへ、つぎへ、と読者を駆り立てる作文でなくては、というのがジェルマンの持論
クロードが 次々書いてる作文は 友人の家庭に入り込んで、その実態を描写したもので
「覗き見趣味的」な内容も ジェルマンの好奇心をあおります。と、ここまでで何か ジェルマ
ンとクロード深い関係になるかとも予想したのですが、ハズレ!
ジェルマンには画廊経営の美しい妻がいる。あくまでもジェルマンの興味は 文学のこと、
クロードの文才でした。
私がフランス語が分かれば、クロードの読み上げる作文の流暢な文体や、言葉の響きが
理解でき もっとこの映画が好きになったと思うと残念です。
正直 私には 観念的な お話で難しかったのです。
カメラも 室内撮影がメイン、もっとパリの景色も見たかったのにね。
主役のウンハウアーさん美青年ですが、知的で 品の良さもみえて、
もっと不良ぽい感じでも(10代の女の子にも 人気あるタイプ)よかったのかなと。私には、
意外に 危険じゃなかったプロットでした。
以前見たオゾン監督の「スイミングプール」は女性が(作家)が主人公。
真夏の避暑地、豪華なプール付別荘が舞台
きらきら揺れるプールの中を 美しい少女が泳いでる光景が
白昼夢のように描写され、現実と空想の境目が危うくなり幻想的作品で
大好きだったので。似た傾向を期待していたのですが、ちょっと肩透かしに合いました。
オゾン監督の新作「17歳」(文字どうり17歳の少女が主役)に期待してます!
追記 「17歳」は今年はじめ映画館上映終了作品
ただし今年9月5日 DVDリリース予定です
(レンタルで観ようかなと、楽しみにしてます)


