前回のブログでは、
詩は、自分がすごいと思ったことを、ただ書くのではなくて、
誰かに伝えたくて書かなければいけない、
と書きました。
「~を見て、きれいだと思った」
ではだめで、
「あなたも、~を見たら、きれいだと思うだろうなあ」
という精神で書かれなければならない。
けれど、これだけでは、まだ、詩ではないのです。
プロアマ問わず、ある程度上手な作詞家はみんな、これはできるのです。
「あなたも、~を見たら、きれいだと思うだろうなあ」
というのを、実に上手に書きます。
その歌を聴いた人は、
「そうそう、そうなんだよ!」
と思う。
でも、なにか足りない。
最近のJ-POPの歌は、みんな似たような歌詞だ、と言われますね。
そんな似たようなJ-POPの歌詞も、
「あなたも、~を見たら、きれいだと思うだろうなあ」
の原則は守っていると思うのです。
では、なにが足りないのでしょう?
それは、
自分で思ったことを、書く
ということです。
あなたは、~を見たらきれいだと思うんでしょう?(まあ、私は別にそうは思いませんけどね)
こんな気持ちで詩を書く人が実に多いのです。
~って書いたら、ウケるんだろう?
~って書くと、詩っぽいんじゃない?
他人が感動しても、
自分が感動していなかったら、
それは詩ではありません。
ちゃんと、自分が実際に思ったこと、考えたこと、感動したことを、書きましょう。
つくりものの感動は、すぐにめっきが剥がれます。
どちらが欠けてもいけません。
自分も、他人も。
両方揃って、はじめて、詩です。