書いた手紙、紙ひこうきにして飛ばすように。 -5ページ目

書いた手紙、紙ひこうきにして飛ばすように。

語りえないものについては、沈黙しなければならない。

前回のブログでは、

詩は、自分がすごいと思ったことを、ただ書くのではなくて、
誰かに伝えたくて書かなければいけない、

と書きました。


「~を見て、きれいだと思った」

ではだめで、

「あなたも、~を見たら、きれいだと思うだろうなあ」

という精神で書かれなければならない。

けれど、これだけでは、まだ、詩ではないのです。


プロアマ問わず、ある程度上手な作詞家はみんな、これはできるのです。

「あなたも、~を見たら、きれいだと思うだろうなあ」

というのを、実に上手に書きます。

その歌を聴いた人は、
「そうそう、そうなんだよ!」
と思う。

でも、なにか足りない。


最近のJ-POPの歌は、みんな似たような歌詞だ、と言われますね。

そんな似たようなJ-POPの歌詞も、

「あなたも、~を見たら、きれいだと思うだろうなあ」

の原則は守っていると思うのです。


では、なにが足りないのでしょう?

それは、
自分で思ったことを、書く
ということです。

あなたは、~を見たらきれいだと思うんでしょう?(まあ、私は別にそうは思いませんけどね)

こんな気持ちで詩を書く人が実に多いのです。

~って書いたら、ウケるんだろう?
~って書くと、詩っぽいんじゃない?

他人が感動しても、
自分が感動していなかったら、
それは詩ではありません。

ちゃんと、自分が実際に思ったこと、考えたこと、感動したことを、書きましょう。
つくりものの感動は、すぐにめっきが剥がれます。


どちらが欠けてもいけません。

自分も、他人も。

両方揃って、はじめて、詩です。