NHKスペシャルノモンハン事件に思う
8月15日放送のノモンハン事件に心打たれた。これは79年前、最新兵器を備えたソ連と明治期に導入した貧弱な装備の日本が激突した戦争で日本軍は壊滅的被害を被り2万人余りが死傷し最大の敗北をした。この戦争は関東軍現地司令官の独断で越境攻撃を始めたこと、それを差し止めるべき天皇直属の参謀本部がコントロールせず、あい まいなまま放任したこと。敗北の責任を現地司令官にしつけ、自決を強要したこと、関東軍のトップは何ら責任をとらずのうのうと生き延びたこと、そして参謀本部の責任を問うことは一切なかった。事の責任を部下に押し付けて、上は平然をしている…これは今も同じではないか。この戦争は敵の能力、装備を軽視しまた相手の情報をつかむことなく、自らの力を過信した愚かな戦争であった。ノモンハン戦争の敗北の教訓を生かすことなく、2年後に太平洋戦争に突入し、再び日本を焼け野原にした。ノモンハン事件の敗北を真摯に分析し教訓にしていれば太平洋戦争に突入することは無かったと思う。