92×89=22R
シリンダー内径×ピストン行程×気筒数=総排気量‼️
22Rとは?トヨタの輸出用エンジンの型式で、シリンダー内径が92mm、ピストン行程(ストローク)が89mmの4気筒エンジン❗
そして排気量はccで表示され、1ccは1立法センチメートル、ピストンが上から下まで動いた量(容積)が1シリンダーの排気量となりシリンダー数を掛ければ、そのエンジンの総排気量が求められる✌️
計算がしやすいようにミリメートルをセンチメートルに変換して計算
シリンダー内径=4.6cm×4.6cm×3.14=66.44平方センチメートル
ピストン行程=8.9cm
66.44×8.9=591立法センチメートル=591ccの4気筒は?
2364cc
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220916/03/allsons/2e/49/j/o0810108015175253600.jpg?caw=800)
計算をやっているうちに、すでに3本もイッテる🍺
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220912/08/allsons/ee/e9/j/o0810108015173523494.jpg?caw=800)
オーバーヒートの修理ということで、シリンダーヘッドガスケットの破損によるものと判明、その原因を追って…………
寒い頃にお客さんが個人売買で買って来たこのクルマ「ヒーターが効かないんです」…………おそらくサーモスタットの不良?
バラしてみたらサーモスタットが強制的に開かれていた??
何い~?
この時点でクルマにはオーバーヒートがあって、何らかの小細工がコレか?
お客さん自らサーモスタットを新品に交換してヒーターは効くようになったものの…………
サーモスタットはエンジンとラジエターとの冷却水の循環を制御している可動式の弁で、エンジンが冷えている時は閉じていて冷却水をエンジン内部で循環、熱くなると開き冷却水をラジエターへと循環しエンジンを冷やす、そしてこの部品がサーモスタット、ワックスタイプと呼ばれる可動の方法で、中央の部分にワックスが入れてあり冷却水の温度が上がるとワックスが膨張して軸を押し弁が開かれる構造、開弁の温度は88℃
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220915/18/allsons/41/83/j/o0810108015175088269.jpg?caw=800)
気分⤴️水温も⤴️⤴️
聞けばイベントへ向かう高速道路…………ヘッドガスケットの抜けは一気、そして最悪に⤵️⤵️
クルマは高速走行にあって水温も上がる、ラジエターキャップで冷却水を加圧することで沸騰せず、常に一定温度で走行が出来るが、加圧することで負担されるのがヘッドガスケットである。
高温と高圧に耐えきれなかったことでヘッドガスケットは破損し、冷却水は一気に抜け、最悪の状況に…………
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220912/08/allsons/cf/43/j/o0810108015173523500.jpg?caw=800)
冷却機能を失ったエンジンには、高温による歪みが…………オーバーヒートの修理の際にはシリンダーブロック上面とシリンダーヘッド下面の歪み測定が絶対の必要………シリンダーブロックは主に鋳鉄製で歪んだものを見たことは無いが、アルミ合金製のシリンダーヘッドは…………歪みの限度は0.05mm
ヘッドガスケットの破損箇所とシリンダーヘッド下面の歪み部分を確認………修理の方法にはシリンダーヘッド下面の研磨か?
続く✌️