【 制作 】 1989年
【 監督 】 ロン・アンダーウッド
【 出演 】 ケヴィン・ベーコン、フレッド・ウォード、マイケル・グロス 他
【 時間 】 96分
【 内容 】
舞台はネバダ州の砂漠にある人口14人の小さな町、パーフェクション。
「何でも屋」のバレンタイン・ミッキー(バル)とアール・バセットは、
儲からない最低の仕事に見切りを付け、トラックに荷物を積み込み、
ビクスビーへ引っ越すことを決意する。
ところが町を出る途中、住民のエドガーが鉄塔の上に登ったまま、
脱水症状で死んでいるのを発見する。
さらに同じく住民のフレッドも、家畜の牛を殺されたうえ、
地面から顔だけを出して死んでいた。
2人は警察へ連絡しようと電話を掛けるが、何故か不通。
次にビクスビー警察へと車を走らせるが、途中で道が塞がっている。
仕方なく馬で警察へと向かう2人の前に、
地中を移動し、振動を感知して襲いかかる謎の生命体、「グラボイズ」が出現。
その姿に驚いて必死に走って逃げ出し、
運よくグラボイズがコンクリートの壁にぶつかって死に、
どうにか難を逃れる2人。
一帯を調査していた地震学を専攻する学生、ロンダ・レベックとともに、
3人は怪物の正体を目の当たりにする。
地震計の振動から、あと3匹はいると予想するロンダ。
その直後、別のグラボイズの襲撃を受けた3人は、
必死で岩の上に逃げ延びるのだが・・・
【 感想 】
テレビでやっていると、ついつい見てしまう作品。
周辺を山に囲まれた「陸の孤島」である砂漠の田舎町に、
突如、謎の生物が襲来。
バルとアールを中心とした町の人々が生き残りをかけて、
決死のサバイバル・ゲームを繰り広げる、というお話。
もし現実にあったら恐ろしい話ではあるが、
カントリーウェスタンな音楽と、一面何もない砂漠の風景があいまって、
作風はどこか牧歌的。
グラボイズは目が無く、振動を探知して地面から襲ってくるため、
岩の上や高い所にいればとりあえずは安心だし、
地面でも動かなければあまり気付かれなかったり。
どことなく、子供のころにやっていた「高鬼」を彷彿とさせる。
岩の上に追いやられてしまった主人公たちが、
長いパイプを使い、岩と岩の間を「棒高跳び」で逃げる姿も、
ある意味、名シーンである。
グラボイズの「出来栄え」も含め、低予算のB級作品っぽい作りで、
見る側も何となくほのぼのと楽しめてしまう。
また、主役の2人以上にキャラが立っているのが、
マイケル・グロス演じるバート。
終末思想なのか、単に不安症なのか、軍事オタクなのかは不明だが、
自宅にはあらゆる種類の銃と火薬のほか、5年分の食糧、ガソリン、
空気と水の浄化装置、ガイガーカウンターやシェルターまで完備。
まさにグラボイズと闘うために存在する男、といった感じだ。
バートが自宅に侵入したグラボイズを夫婦揃って打ちまくり、
見事に1匹目を駆除。
アールがダイナマイトに紐を結び付けて放り投げ、
「エサ」に食いついたグラボイズが吹っ飛んで2匹目を駆除。
バルが崖っぷちに立ち、
向かってきたグラボイズの後ろにダイナマイトを投げ、
驚いた怪物が崖から落下して3匹目を駆除。
最後にバルとロンダがくっついて、めでたしめでたし。
B級映画の良さに溢れる作品。
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