『 エネミー・ライン 』 | 横浜紅葉坂シネマ倶楽部

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映画・音楽の感想を中心に・・・(注:ネタバレあり)



【 公開 】 2001

【 監督 】 ジョン・ムーア

【 出演 】 オーウェン・ウィルソンジーン・ハックマン

ガブリエル・マクト他

【 時間 】 106

【 内容 】

アラビア海でボスニアの平和維持活動に参加していた

アメリカの原子力空母カールヴィンソン。


艦載機F/A18-Fのナビゲーターであるバーネットは、

偵察飛行を繰り返すばかりの軍隊生活にうんざりし、

真剣に除隊を考えるようになっていた。


バーネットから除隊届を提出されたレイガート提督は、

軍人としての気構えがなっていないと叱責するが、

バーネットは聞き入れようとしない。


そんな中、クリスマスの偵察飛行中にレーダーに移動物体を感知し、

飛行コースを逸れて空撮を試みることに。


しかし、撮影直後に突如、地上から2発の対空ミサイルが発射され、

機は被弾し墜落。

敵陣のど真ん中に取り残されてしまう。


負傷した相棒のパイロットはセルビア兵に処刑され、

一人きりで決死の脱出をはかるバーネットだったが、

背後には執拗に追いかけるセルビア軍が迫っていた・・・

      

【 感想 】

オーウェン・ウィルソンと言えば、『アナコンダ』で蛇に丸呑みにされたり、

『アイ・スパイ』でのすっとぼけた演技が結構好きだったりするのだが、

この作品は非常にシリアス。


序盤はやはり迫りくる熱感知ミサイルを回避して回避して回避して、

ついに撃墜されてしまうところが見せ場だろうか。


墜落後は相棒を失って孤独な逃走劇となり、やや『ランボー』っぽい展開。

しかし滅多やたらと銃をぶっ放さず、ひたすら「逃げ」に徹する感じが、

むしろリアルで手に汗握る。


最初は任務に不平不満ばかりで頼りない感じだったバーネットが、

実戦を経験し、危機的状況を次々に切り抜けることで次第に成長し、

最後には相棒を殺したセルビア人傭兵を罠にかけて撃ち殺すあたり、

展開としては非常に爽快感があってうまくできている。


しかし、ボスニア紛争を題材にしながら、

政治的な面については全く触れておらず、

(敢えて触れないようにしている感も伺えるが・・・)

ひたすら「逃走」というシチュエーションムービーに徹している。


何かを伝えるような作品ではないので、

あくまでも逃走劇をハラハラしながら観るのが正解だろうか。


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