いつからそんな風に呼ばれてるんだろう

思春期の少年の頭の中の様ないやらしい暑さから逃げるようにして、ビエンチャから4時間のバンビエンまで来た

さすがにビエンチャより北の山の中だけあって、そのいやらしさも笑うセールスマンの笑い程度まで落ち着いてきた模様

これならエアコン無しの一泊400円の宿でも快適に過ごせるというものである

ビエンチャは将棋の駒のように先っちょがとんがった背の低い岩山に囲まれ、中央には川が流れ、その川を取り囲むようにゲストハウスやBARが立ち並ぶ、独特の景観を有した町、いや村である


世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

川の向こうにはバンガロー型のゲストハウスが立ち並び、こちら側はレストランとゲストハウスが地味に乱立する

特に川沿いのレストランはサンセットの時間になると、ビールをひっかけに来た白人達でいっぱいになる

世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~


この町でやる事といったら、何もしないでボーっとするか、葉っぱ吸ってぼーっとするか、チュービングをやるかの3択しかない

何もしないでボーっとするのも悪くないと思ったんだけど、自分がなにもしないでのんびり過ごすということがとてつもなく苦痛なのが、旅にでてようやく分かった

ということで、今回はバンビエン名物のチューブ下りというやつに挑戦?してみる事になったのである

チューブ下りとは、ただでかい浮き輪に乗って、上の写真の川を下ると言うだけのシンプルな遊び

この町で一番有名なアクティビティーで、お昼にもなると浮き輪をくくりつけた車両が、宿の前のメインストリートを頻繁に行き来する姿が見られる

チュービングはツアーに参加してもいいし、浮き輪だけかりて自分で勝手にやってもいい

俺たちは浮き輪を550円で借りると、無料で上流まで送迎してくれるサービスがあるのでそれを利用した

と、このように文章にすると中々美しいサービスのように聞こえてしまうが

実際は、金を払うと小汚い浮き輪を渡され、エンジンが10分間セルを回し続けないと掛からない様なオンボロトラックの2台に家畜のように詰め込まれ、川の上流で産業廃棄物同然に浮き輪きごと投げ捨てられると言う、実にあっぱれなサービスである


世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

とりあえずビールを買ってチュービングスタート


世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~
世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

まあこんな感じでビールを飲みながら川をぷかぷかと太陽にジリジリ焼かれながら下っていく

実は一昔前は川岸にBARが沢山あって、上陸しては酒を飲んだりダンスを楽しんだり出来たんだけど、一年位前に酔っ払いすぎた白人が、チュービン中に死亡して、今ではBARが2件あるばかり

しかもそのうちの一件は、チュービング中の客には酒を売ってくれないのだ

その他にも、川岸にはジャンプ台やいろんな簡易アトラクションがあったんだけど、これも死人が続出して全て撤去されてしまったらしい

今では川岸には2件BARが寂しく佇むばかり

そしてガイドブックにはゴールまで約3時間

写真を見ると実に楽しそうな風景だが、実際はただ浮き輪に乗っているだけ

止まるか止まらないかの速度で。。。いやむしろ止まった。。。っていうかたまにバックする

アルコールは途中で切れ

似たような風景をみながら、さんさんと輝く太陽を上に、ラオスのレストランのオーダーと同じスピードで流れ続ける俺たちの浮き輪

この速度でどうやって死ぬのか非常に理解に苦しむ

もちろんバックしたり止まったりしたら自分で泳ぐなり漕ぐなりしなといけないので面倒くさい

面倒くさい上に飽きる 飽きる 3時間なんて耐えられません

飽きてたのは俺だけではないはず

川の流れがもうちょっと速かったら面白いんだろうけど

これではアクティビティとは呼べない

ただの日向ぼっこである


初の陸路での国境越えに成功したので、厚かましくも、国境の越え方教えます

まずカバンから日本のパスポートを予め出しておいて、しっかりと握り締めます

次にタイとラオスの国境の橋、友情橋(フレンドブリッジ)にあるタイのイミグレーションまで行きましょう

着いたらひたすら、パスポートを振り回しながら「Im Japanese, Laos」と連呼

英語なんて必要ありません、上記の呪文を唱えてれば、不思議と20分後にはラオスにいるはずです


世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

ちなみに日本人なら国境を越えるのに一円もかからない。よく40B払ったとか聞くけどそれは所謂賄賂

でも請求されたときは払わないと絶対に通してくれないって噂を聞くから諦めて払ったほうがいいらしい

多分国境を越える町によって賄賂の有無も変わって来るのかもしれないけど、基本的にお金はかからない

ちなみにラオスの国境でいろいろと世話を焼いてくれる優しいおじ様は、タクシーかtuktukの運転手

乗る気が無くてもお世話になっておいて問題ないと思います、ただ最後に乗る気が無いと伝えると、悲しそうな顔をして去っていく彼らの背中が、日本のお父さんの背中に似ていてちょっとせつない

国境からビエンチャまではローカルバスで行けるけど、探すのが面倒だからって「ビエンチャ」と連呼していると、tuktukに載せられてしまいます。なので緑色のバスの近くで「ビエンチャ」と10回くらい唱えれば、あなたは30分後にはビエンチャのバスステーションにいるでしょう

ローカルバスの運転手にビエンチャまでいくらか尋ねると「6000K(キープ)」、あまりのボリ値に一瞬張り倒してやろうかと思ったけど、6000Kとは60円の事

0を二つ取ると日本円になるんだけど、口で言われると訳が分からなくなってくる

例えばホテル代がseventyfive thousand K....っていくらやねん!! ってなるのである

紙に数字で書くと0を二つ取るだけだから、あー750円かってなるんだけど、口頭で言われると一瞬固まる

食事をしたりコーラを飲んだだけでも平然と札束が飛び交うのである

早く慣れないととは思うものの、この国に滞在できるのは15日だけだから、慣れてもあまり意味が無い


世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

ビエンチャはラオスの首都なんだけど、とにかく田舎くさい

観光客は白人が目立ち、街にあるカフェやBARも白人向けの店が多い

バンコクやマニラみたいに高いビルがなくて、交通量も少なめ

その代わり町全体が緑と融合してて、騒がしくなく、臭くなく、雰囲気も一国のキャピタルシティらしくなくていい感じ。その反面、観光資源に乏しくて、何もやることがないと聞いていたけど、それは事実であった

ただしラオスならではの経験も出来る

町を歩いていると、tuktukによく声を掛けられるんだけど、彼らは乗らないとわかるとしきりに「アパ アパ」と言ってくるのである

「アパ」とは何か?気になって聞いてみると、ついて来いと手招きをする運転手

ついていくと、東南アジアでお馴染みの売店に連れて行かれ、中から普通のおばはんが出てきた

その手に持っていたのは何かが詰まってパンパンに膨らんだスーパーの買い物袋

これがアパ?

中を見せてもらうとなんとそれは大麻であった

やんわり断ると、どんどん値段が下がっていく、そのまま無視して店を出てくる事も出来たんだけど、あまりに一生懸命なおばはんが面白くて、とりあえずやんわりと断り続ける

最後は逆にいくらなら買うんだと向うが完全に根負け

幾らでも買う気は無いよって断ると、おばはんが「ははーん」と微かに笑って、またまたスーパーのレジ袋に入った次なる商品が飛び出して来た

あまりにシュールな光景に終に俺も吹き出してしまった

腹が痛くなるくらい笑ったのをおばはんが勘違いして、俺が喜んでると思ったらしく、商売魂に火をつけてしまった

断ればどんどん値段が下がり、さらには次なる商品が登場

もうここには書けないような物がどんどん飛び出してくる

最終的には買う気が無いと分かったのかおばはんが残念そうな顔をしていたので、普通のタバコを一箱買ってあげて引き上げた

あちこちで声がかかるアパ、よく聞いてみると「葉っぱ」と言っているようだ

葉っぱとは日本での大麻の隠語

特に夜になると、tuktukの運転手は葉っぱ?レディー?と、しきりに声を掛けてくる

実にけしからん国である

ちなみにラオスでも大麻は一応違法です

捕まれば、ブタ箱にいくか5万円位の賄賂を払って即釈放の2択らしいです

世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~
世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~
世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

はい、これはブッダパーク

ビエンチャの観光といったら、まずはこれらしいけど

はっきり言って行く価値無しかと。。。。。

簡単に行き方だけ

まずバスターミナルでローカルバスを拾って友情橋(国境)まで行って、そこから14番のミニバンに乗り換え

基本的にはやはり「ブッダパーク」と各所で20回も唱えれば十分である

往復160円

tuktuk利用の場合はウエイティングの時間も含めて往復で1600円程度、交渉すればもっと安くなるかも?

チェンマイから夜行バスで12時間ウンドンターニ

そしてウドンターニからローカルバスで約2時間のところにある国境の町ノンカーイ

メコン川を挟んだ向こうには次の目的地ラオスがある

なんでもノンカーイはアメリカの雑誌で、世界の老後に住んでみたい町ベスト7に選ばれたことがあるらしい

確かに町には観光客はそんなに多くないんだけど、50代をこえる白人の姿がちらほらと

取り合えずこの街に2日滞在する事にしたんだけど、一日目は眠くてホテルで寝てるだけ

二日目も面倒くさいから観光を諦めたんだけど、天気もいいし、久しぶりに一人になったから、たまには町歩きでもしてみようかなって、今日は重い腰を上げる事にした


世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~
世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

メコン川沿いに続く遊歩道

この遊歩道沿いに数件のゲストハウスが並び、夜になるとオープンテラスのカフェとかレストランがオープンする

そこでメコン川に沈む夕日なんかを見ながらビールを一杯引っ掛けるってのは最高の一時に違いない

世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~


こんな感じでさ


世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

そしてタイといえばド派手な寺院を忘れてはいけない


世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

川沿いにはいくつかの寺院が並ぶ

世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

そしてタイに入ってから吹いていなかったフルートを健全なツーリストの証として再会することにした

チェンマイのゲストハウスで出会ったある人が、音楽を奏でる楽しみを思い出させてくれたのがきっかけだ

フィリピンの湿気のせいでフルートの調子が悪いからどこかでタンポを交換したいんだけど、東南アジアだとなかなか吹奏楽器を扱ってる楽器店がみつからない


世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~
世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

チェンマイに比べるとこっちは暑い

3時間歩いてへとへとになった体には、スイカとココナッツで水分補給 35B


世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

侍ポール再び

フィリピンのバスの売り子が売ってた物騒な物がこの国でも。。。250B デンジャラス


世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

超狭い商店街

なんとここで初のタイ人の友達が出来ました

しかも男性

今まで現地の人と仲良くなるのは皆女子

いや、そのほうが俺はいいんだけど、たまには男友達も欲しいよね

そんな訳で彼は仕事が終わった後、自分の持っているバイクでノンカーイを案内してくれるって言うから、俺は彼を信用して、夜に再会することにした


世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

まずは彼の家

彼のお母さんはペットの病院を経営しながら学校で数学を教えてて、お父さんは人間の病院で働いてるらしい

彼もお母さんも英語が下手で意思の疎通が少々難ありだけど、全く喋れないタイ人よりはコミュニケーションが取れる。やっぱ英語って重要

世界一周ふらふら軌~4ヶ月目~

ロップとそのお母さん

彼のお母さんが、もしまたノンカーイに来るときは、自分の家に泊めてくれるって

次来る時は無料だ

また夕陽とビールをゲットしにノンカーイに来るかな

タイに来てからと言うもの、日本人や白人の友達もできたし、沢山の出会いがあったけど、現地の人と仲良くなることが全く出来なかった

それは言葉が通じないせいもあるけど、ここに来て一ヶ月常に誰かと行動してたから、そういう機会も必然と減ってたのかもしれない

一人でビール飲んだり、一人で観光したり、一人でランチしたりは寂しいし、誰かいればなーって思うことも多々あるけど、やっぱ一人が一番友達を作りやすい

そんな訳で、一応これでタイの日記は最後

明日は初の陸路で国境越え

次はラオスで会いましょう!!