だめな私 | 雨の降らない国

雨の降らない国

ピグでの活動をときどき報告しながら
東電福島第1原発警戒区域の問題など
動物関連の話題を紹介しています。
うちの猫や読んだ本の話なども。

結局、警戒区域内の家畜は、すべて殺処分という意味ですよね。

死んでいれば、消毒。
衰弱していれば、殺処分。
動ける家畜も、行き先はない。
放されている牛や馬は、「元の場所に戻す。」
そうして、世話をする人がいなければ、飢えるだけ。

飼い主の同意が要ると言っても、
連れて行く先もない。
補償金の話と一緒に提示されて、
殺さないでくれ、と言えるだろうか。

口蹄疫でも、鶏インフルエンザでも、起こったことではある。
でも、それなら、せめて、こんなにも苦しまない内にして欲しかった。

結局、上の人達が気にするのは、「防疫」だけなのだ。
そんなことは、皆が必死で嘆願するまでもなく、当然の任務なのだ。
それだけでなく、動物達の苦しみを無視しないでくれ、と
「情」を求めたのだ。

政治や行政にそんなものがあるはずがない、と、
せせら笑った人の勝ちなのか。

そして、ペットの話は、ぜんぜん出てこない。
みんな、餓死して、死に絶えてから、
衛生のために、死体の回収だけする、ついでに証拠隠滅にもなる。
生き残りがいたら、放射能の件が落ち着いてから、「野犬狩り」をする。
という算段なのではないのか。

……こういう感情的で、客観性のない、ネガティブなことしか
考えられなくなって、最近、承認制のブログでは、
書いたコメントが、みな、はじかれてしまいます。

「地獄絵図」をその目で見て、どんなにか心が苦しいだろうに、
それでも、あきらめるな、あらゆるところに訴えつづけようと
呼びかけつづける人の雄々しさを思って、また、涙が出ます。