作曲家の春畑セロリさんが、「音の台所」茂木淳子さんの絵と文にあわせて、絶滅危惧種と呼ばれる動物たちに1曲ずつ曲をつけた「ゼツメツキグシュ」の全曲初お披露目のイベントに行ってきました。
作曲者の春畑セロリさん、CD収録の演奏をした内藤晃さん、音の台所の茂木淳子さん、そして、絶滅危惧種の動物たちを、専門的な立場から解説する科学コミュニケーターの深澤美佐紀さんというオールスターメンバーがそろった、とても豪華なイベントです。
もともとは、音楽之友社のホームページに掲載されていたもので、画面に収まるような長さでなくてはならないため、すべての曲が1ページととても短いです。本当にあっという間に終わってしまうのですが、セロリさんが作曲された美しいハーモニーやリズムなどが、それぞれの動物の特徴をよく表していて、茂木さんの絵と文にぴったりと合っています。
茂木さんはご自分が書かれた文のナレーションもされるのですが、この声がまたとても愛らしくふわっとした柔らかさ。「パウダーシュガーのような声」と言われているそうですが、まさしくそんな感じで、聴いたそばからふっと消えていくような、それでいてとても心に響く声でのナレーションに心を奪われました。
内藤さんのピアノは、まるでゼツメツキグシュの動物たちをいつくしむような、1曲1曲を大切に大事に弾いている様子が伝わってきました。
途中、この絶滅危惧種の動物を絵にかいてこれた男の子の作品をみんなに紹介したり、会場のみんなでゲームみたいなことをしたり、ちょっとした趣向もあって、1時間半があっという間でした。
「ゼツメツキグシュ」は、楽譜、CDそして絵本と3セットあります。すでに楽譜だけは手に入れていた私は、その場でCDと絵本を手に入れました。さらに、このプロジェクトの画期的なところは、2020年3月末までこの「ゼツメツキグシュ」は、演奏使用、放送使用、コマーシャル使用、動画配信への使用など、すべてが著作権フリーなのです!
音楽教室からの著作権徴収など、著作権がらみでいろいろ問題があるなか、期限つきとはいえ著作権フリーというのは、ものすごく太っ腹です。これも、まずはこの「ゼツメツキグシュ」を通して、絶滅危惧種と呼ばれる動物たちがいることを知ってほしい、そして遠くから彼らのことを見守ってほしい、という願いからきているそうで、このゼツメツキグシューオールスターメンバーの強い想いが伝わってきます。
帰宅してさっそく楽譜を開いて弾いてみましたが、どれもとってもかわいくて、美しいハーモニーにうっとりします。短い曲ではありますが、複雑なハーモニーなのでそうそう簡単には弾けない感じですが、全曲練習して、著作権フリーの間に、ぜひどこかでこの曲を紹介するようなミニコンサートができたらいいなと思っています。
