イタリア映画祭 笑って泣いた作品「別の世界」 | 英語で働きフラ語で遊ぶ!ハングルどーする!?

イタリア映画祭 笑って泣いた作品「別の世界」

Buongiorno ! Yuri♪です。

GWの後半に、もう一本イタリア映画を見たのですが

こちらも、とても良い作品だったので

ご紹介します。

 

「別の世界」

原題:un mondo a parte

 

 

何年か前のイタリア映画祭で見た

「環状線の猫のように」の監督

(リッカルド・ミラーニ)とのことでしたので

絶対面白いはず!と思ってチョイスしたら

やっぱり大正解でした。

 

あらすじ:

大都会ローマの暮らしに辟易していた

小学校教師のミケーレ。

ついに異動が認められ、

山間部の田舎の小学校に赴任する。

慣れない田舎暮らしや

そこに住む人々の価値観に四苦八苦。

そんなミケーレだが、

村の小学校が廃校の危機に瀕していると知り

同僚の教師や村人たちを巻き込んで奮闘する…

 

田舎暮らしを求めてやって来たミケーレだが

地元の人からすれば、

豪雪地帯なのに、つるつるのタイヤ

薄着でローファーでやって来たミケーレは

自分たちとは違う、都会もん。

前任者と同じく、すぐに逃げ帰るだろうと

思うのも当然。

 

ところが、あっという間に

適応する様子が、おかしくって!

もう都会人の面影すらなかった(笑

 

最初は、ローマの小学生にバカにされるほどの

情けない教師かと思っていたけど

廃校をさせまいと、奔走するミケーレは

頼りがいのある、男らしい教師に見えるから

不思議~。

 

「廃校になると、その街も終わる」

廃校になると、住人たちが出て行き

街が衰退してしまう。

これって、日本にも当てはまることだなぁと

胸が痛くなった。

少子化のために、学校が統廃合を繰り返し

私の出身地も、県庁所在地だけど

だんだん、街に活気がなくなっていくのを

目の当たりにしているから。

 

さて、廃校にしないためには

通学する子供を増やすことが肝心!

というわけで、おおっ!と思える作戦を

考えるのです。

「今から妊娠しても間に合わない!」

とのセリフに

吹き出しそうになったわ(笑

 

そして、1年の赴任が終わり

同僚、生徒たち、村の人々ともお別れのミケーレ。

見ている私が、感傷的になり

彼らの別れが、つらくて悲しくて涙が出た。

 

雪一色だった村は、夏には緑豊かで、

太陽はまぶしくて、とても素敵な場所でした。

山をくだる道すがら、野生動物の姿が見えるのですが

冬場は、遠吠えが怖かったオオカミたちが

まるで、ミケーレに別れを告げているように見えた。

 

エンドロールの時に、

出演者たちの、出身地と職業が

顔写真とともに表れ、

メインキャストはプロの俳優ですが

子供たちや、村の大人たちは

地元の人たちだったことが判明。

これも楽しい驚きでした!

 

イタリア映画祭って

いつも良質な映画が上映されるってことを

あらためて感じました。

どうか、この映画が一般公開されるといいなぁと

思いながら、ではでは今日はこのへんで。

 

本日もアクセスありがとうございます。

ランキングに参加しています。

よろしければ、ぜひワンクリックを

お願いします。

 

にほんブログ村 外国語ブログへ
にほんブログ村