暖かいスープのように心に沁みる「Winterboy」 | 英語で働きフラ語で遊ぶ!ハングルどーする!?

暖かいスープのように心に沁みる「Winterboy」

Bonjour, Yuri♪です。

今回ご紹介する映画は、Winterboy

原題:Le Lyceenです。

 

 

まずは予告編をどうぞ。

 

あらすじ:

寄宿生活を送る17歳の高校生リュカは、

ある冬の日事故で父親を失う。

悲しみにくれる彼を、兄のカンタンは自身の住むパリに

連れて行く。

兄の友人リリオに心惹かれていくリュカ…

 

主人公リュカを演じたポール・キルシェは

「ふたりのベロニカ」や「トリコロール赤の愛」の

イレーヌ・ジャコブの息子さんだそう。

(特に似ているとは思わないけど…)

 

多感な17歳の心の揺れ(動揺)を

とても自然に演じていた気がします。

ある意味、こじらせてる

面倒な男の子なんだけど

(特に後半は自暴自棄なのか何なのか

ええっと思う極端な行動を取っている)

彼が演じていると憎めない気もする…

 

そして、今回リュカの兄を演じる

ヴァンサン・ラコストがと~ってもよかった。

「アマンダと僕」が好きな人は

この映画、絶対気に入ると思う。

 

リュカの目から見ると

兄のカンタンは「とっくに家を出て」

「クリスマスの時だけ顔を出し」

「あとはパリで好き勝手に生きている」

ように見えるらしいんだけど、

 

私から(観客)からすれば、

こんなに家族思いで、弟思いの

優しい兄はいません!(きっぱり)

すごく彼のことを気にかけていて

弟を叱るのも愛してるからこそ。

 

ネタバレになっちゃうけど

父親が亡くなって、弟の寮まで迎えにいくカンタン。

家に着くまで一言も語らず、

実家に到着して

リュカが「パパは死んだの?」と聞いた瞬間

泣き崩れたシーンは、グッときて

私も泣いた。

 

家に集まりリュカの帰りを待っていた親戚たち

大した言葉を交わさず、次々とリュカを

ハグする、ただそれだけでも泣けた。

 

だけどディナーの席では、政治の話で盛り上がる。

特に移民排斥を主張する大統領候補(実名)を

支持するあたりが、閉鎖的な田舎であることを

彷彿させる。

 

それに文句を言うカンタン。

言葉は荒いけど、確かに父親を偲ぶ席には

ふさわしくない話題だった。

 

リュカの兄カンタン、

彼らの母親(ジュリエットビノシュ)

カンタンの友人リリオ

みんな、(フランス人とは思えぬほど)

優しい人たちだった。

彼らのセリフが温かいスープのように

心にしみるのだ。

 

監督クリストフ・オノレの自伝的物語らしいけど

リュカがゲイという役回りなので

なかなか激しいシーンがあって

ちょっと勘弁して欲しいなぁと思ったのが

本音だけど、

それ以外は、もう本当に素敵なお話でした。

 

もう1回見に行きたいなと思いながら

ではでは今日はこのへんで。

 

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