暖かい気持ちになれる「イン・セイフ・ハンズ」 | 英語で働きフラ語で遊ぶ!ハングルどーする!?

暖かい気持ちになれる「イン・セイフ・ハンズ」

Bonjour, Yuri♪です。

一気に寒くなりましたね。

皆さま、お元気ですか?

 

今回ご紹介する映画は

「イン・セイフ・ハンズ」です。

原題:In safe hands

(大丈夫、心配しないでの意味)

フランス語のタイトルは、Pupille

被後見子(公共の保護を受けている児童)の意

 

 

まずは、予告編をどうぞ。

 

フランスでは、Accouchement sous Xと呼ばれる

「匿名出産」の制度があることは知っていましたが、

具体的なプロセスまでは知らなかったので、

非常に興味深かったです。

 

ソーシャルワーカーが、出産した母親と面談するのですが、

子供を育てる気はないと言う母親を責めたりせず

養子に出す場合は、そのプロセスを

金銭面で不安があるなら、国が補助をしてくれることを

しっかり説明してくれます。

また、2か月の猶予期間内であれば、

養子申請を取り消して、自分で育てることも可能です。

 

日本では、同じ状況にある母親が

不幸な事件を起こすケースが多々あるので、

こんな救済方法があればいいのにと

強く思います。

 

また、生まれてきた子が

やがて自分の出自を知りたい時に

開示してもいい情報を

母親から聞き出したり、

赤ちゃんに手紙を書くよう勧めたり、

赤ちゃんにお別れの挨拶をするように

声を掛けたりと、

赤ちゃんを思いやった

ソーシャルワーカーの仕事ぶりに

とても胸が熱くなった。

 

挨拶を促された赤ちゃんの母親が、

赤ちゃんは言葉が分からないとためらうのに対し

言葉は分からなくても、

気持ちはしっかり伝わると

きっぱり言うシーンにウルっとします。

 

また里親探しを担当する女性も、

本当に真剣に、真摯に里親候補と対峙し

勝手な里親候補に対し、

自分は、里親のためではなく

赤ちゃんのために動いていると

こちらもきっぱり言うシーンがあって

ジーンとしたり…

 

時には言い争いになるほど、

赤ちゃんの幸せを最優先に考える人たちを見て

本当に心配はいらないね。

そう思えてくる。

 

そして、あの男くさいジル・ルルーシュが

里親が見つかるまで、

赤ちゃんを預かる仮里親?の役を演じるのが

言っちゃなんだけど、楽しい。

オッサンが、一生懸命子育てしてるのが

なんとも微笑ましい。

 

フランスのシステムに感心しつつ

ベベの行く先を見守っているうちに

あっという間に映画は終わりました。

とても暖かい気持ちになる映画でした。

もっとたくさんの劇場で公開されればいいのに

そう思いながら、ではでは今日はこのへんで。

 

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