猫バンド結成以来初めてプロミュージシャンに依頼して『バンドクリニック』を受けてみました😃


猫バンドは、音楽をまとめる『コンサートマスター』は置いていません。


どのメンバーからも絶対的に信頼されるような音楽的知識のある人が存在すればいいんだけど、残念ながらそんな人がいない・・。

なので、全員が演奏の改善点を考えて発言できるというスタイルを取っています🎧


結成当時は、元プロミュージシャンのQちゃんにコンマスをお願いしていましたが、Qちゃん引退後からはそもそもバンドをまとめて運営する事そのものに手こずってしまい、音楽をまとめるどころではない状況が続き・・💦


今年の頭に、やっとバンドの中にまとまりの兆しがみえてきた!このタイミングで思い切って、音楽面をプロミュージシャンに指導してもらう事にしました😊



自分達でまとめた、大きなジャズフェス用の大曲4つ。

その中で最も手こずっていた、Pat Metheny作曲/Bob Curnow編曲の『James』


この曲の譜面を入手したのは、もう10年以上前✨

2012年の夏、愛知・岐阜・富山の有名老舗ビッグバンドと私達という4つのバンドで合同コンサートを開いた時の1番の老舗、富山のField Holler Jazz Orchestraさんがこの曲を演奏しており、そのフレーズの美しさとハーモニーの素晴らしさに感動したのがきっかけでした✨


曲そのものはコンボでも演奏される名曲で、前に前にとシンコペーションするフレーズと、独特な管楽器セクションの分厚い響きが特徴の曲。


かなりシンプルな構成になっており、メセニーの演奏したテーマを忠実になぞっています。

だからとても聴きやすいし複雑でもないはずなんだけど・・いざ演奏してみると、全然まとまらない💦


『音符を演奏する』のはできるんです。

皆、一生懸命練習してきてくれるから。


でも、細かい縦のラインが全然合わない・・😭

ズレてる箇所はわかる。

でも、そこを細かく合わせようとすると、なぜか余計に全体が崩れていくんです😭


なぜなんだろう??

ズレてる部分はわかるのに、修正の仕方がわからない💦


クリニック当日、この曲からみてもらいました。


『まずは演奏を聴かせてください』

とのことで、私達の現状をきいてもらいました。合わせようとすればするほど縦が合わない事に悩んでいると伝えると・・


そしたら、先生は一言。


『息を合わせてください。

そうすれば事前に揃いますよ』


息を合わせる・・?😥

ざっくりした指示だなぁ。

どういう意味だろう?


『文字通りです。

管楽器は息を使って演奏していますよね?

リード奏者がどのように息を使ってフレーズを吹こうとしているのか?を予測するんです。


リズム楽器も同じです。

息がなくても演奏できる楽器だからこそ、管楽器がどのように息を使うのかをしっかり意識する必要があります。』


考えてみれば当たり前の事なんだけど、これが難しい💦

いざ演奏するとなると、意識は譜面だったり指だったり、いろんなところに散らばっている🤔


それを、バンドメンバー全員で、『息使い』に意識を集中させる。ということのようだ。


『それでは演奏してみてください』


不思議な事に、ずっと揃わなかった縦のラインが自然と合ってくる😳


だけど、ふと意識が違う方向に向いたメンバーが出ると、あっという間にバラけてくる・・。


先生からは


『クリニックを受けると一時的に良くなるのですが、時間が経つと元に戻っていってしまいます。

それは時間と共に忘れてしまう、というのもありますが、正確には長年積み上げてきた悪い癖の方に戻っていってしまう、ということなのです。

新しい奏法を定着させるには根気が必要です。

繰り返し意識をして皆で作り上げてください。』


息を合わせる事。

意識を持ち続ける事。


簡単なようで、とても難しい😓


他にも、さまざまな奏法のポイントを教えてもらいました。


あとはそれを、身体で覚えていく事。

そして他の曲でも活かせるようにしっかり消化せねば!

なんとなく、の演奏はしたくない。

社会人になってまで楽器を続けてるんだから、カッコよく演奏したい😊