＊２３歳＊

３月１６日に２３歳になりました。


あんな震災があった中で

生きるかの瀬戸際にいる人が多くいる中で


正直、嬉しさも何もなかった。


おめでとうなんて



そう思った。


それと同時に、生きてることに対してこんなに『ありがとうございます』と感じたことはない


そう思った。


地震があってから、マンションに一人でいるのが耐えられなくて病院で過ごさせてもらってたの。


誕生日当日、病院に行ったら外来の看護師さんがくれた。









※よくある名字だからあえて隠しません。



病院もばたばたしてる中で、こんな素敵なプレゼント。


泣きそうになった。


でも、人前で泣きたくないから泣かなかったよ。


『あ・り・が・と・う』

の文字、医療事務の方や看護師さん、先生と臨床心理士の方が一文字ずつ書いてくれたんだって。


臨床心理士さんは誕生日の前日くらいに偶然居合わせて顔知ったくらいの人なのに。



私、本当に幸せ者なんだよね。



宝物になりました。



うちの病院からも救援チームが被災地に派遣されてます。


いつもお世話になってる看護師さんも行ってるし、まだ別の看護師さんも今週の金曜日から行くんだって。


災害看護って、大学の時授業でやったけど、こんなに身近に感じる日が来るなんて思ってなかった。



現地でもたくさんの人が命かけて必死に頑張ってる。


私にできるのは小さいことだけど



誰かの命につながると信じて。

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