「いやー泣かないでしょう。もしもU-20の若いチームが優勝したんだったら分からないけれど、僕はなでしこたちの強さを知っているから、まあ泣かないと思う」
確かに中継をみる限り、監督・選手共に誰も泣いていないように見えた。
見てるこっち(私)は澤選手が同点弾を放ったときから泣き始めてるのに。
PKの直前、ものすごい笑顔の佐々木監督が印象的だった。
と、その笑顔の意味について監督は帰国後の会見でこう明かした。
「アメリカは勝ったと思っていただろうけど、われわれにとっては天からの恵みみたいな展開になったので、笑いが止まらなかったんですね。ギャグをやりたかったぐらいでした(笑)。熊谷だけ4番手と言ったら顔がひきつっていましたけど。澤は『わたしは絶対嫌だ』って言ってたんで、それすらも笑いにしちゃいました。」
澤さんなんで蹴らないんだろーと思ったら、嫌がってたのか!
絶対嫌って!
しかし、熊谷選手は蹴る前にはもう、全然ひきつってなかった。
ものすごい落ち着いて、凛とした強さがみなぎっていたように見えた。
その精神力は、日ごろから技術を磨いているからこその自信なのかも。
一方、アメリカは絶対女王の「負けるわけにはいかない」という気持ちがマイナスに働いていたようだった。
PK前はピリピリして、追いつかれてしまったという悲壮感すら漂っていた。
そうなれば、有利なのは挑戦者に決まっている。
1度たりとも勝ったことがないチームから、勝利を奪えそうな瞬間がすぐそこに見えているのだ。
楽しくてしょうがないはず。
それも、それまでの個々の努力、チームとしての組織力・信頼関係、色んなものが揃ってこそ。
常に「その時」をイメージして準備しておく。
どんなに夢のような出来事であっても。
夢を現実にするのはいつだって自分自身。あきらめないこと、くさらないことが肝心だということを、身をもって教えてくれた。

ラモスは結局澤のパネルにチューしたらしい・・・
そうは言ってないけど澤に嫌がられた予感がするー。
お祝いのカタチは様々。