胃は、何でこんな形? | アレルギーとたたかう理学療法士 及川文宏のブログ

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日本アレルギーリハビリテーション協会 代表
福のしま研究会 会長
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喘息、アトピー、蕁麻疹、慢性鼻炎などのアレルギー症状に対して、理学療法士である自分がどのように介入していくのかを書いています。

福島県郡山市で
アレルギーとたたかう理学療法士
及川文宏より



胃の形って
何でこんな形になっているの?





いつも思っていたけど、その答えをこの本で解決。
http://www.amazon.co.jp/おしゃべりな腸-ジュリア・エンダース/dp/4763134434



噴門がなぜ、胃の上部についていないのか?
噴門よりも左側の胃底部の方が
高くなっているのはなぜか?


消化の効率を考えたら、
胃の頂点に噴門があった方が
良さそうなもの。


胃底部の空間はなぜ必要なのか?
取り込んだ空気や消化で生じたガスが
溜まる空間を作っているんだそうだ。




このような構造になっていなければ、
腹圧が高まる度にげっぷがすぐに
出てしまうということ。

ちなみに咳き込むと腹圧が
普段の4倍になるらしい。



胃の内容物(特に気体)が
腹圧の高まりによって、
上方に引き上げられた時に
食道の方向に逆流する力(圧力)を
分散する機能を持つ



もう1つ、胃の構造が優れている点がある。
食道から小彎にかけてもまっすぐでは無い。


この構造により、水分は、小彎を伝って
幽門への導かれる。



このとき、大彎の方へ行かずに
幽門へ行く水分が多くなる。

これは、胃で消化の必要性の少ない水分が
早く次の小腸・大腸に向かうことを助けている。



一方、
胃酸で細かくする必要のある固形物は、
大彎に落ちて胃酸に浸される。


これは、私の考えであるが、
胃酸を過度に薄めない効果も
あるのではないかと思う。


胃酸は消化と細菌をやっつける役目が
あるが、食事中などに水分をたくさん
摂り過ぎると胃酸が薄まってしまう。

これは、
消化も細菌をやっつける力も
弱くなってしまう。



水分を勢い良く飲むと
お腹がチャポチャポするのは、
これが理由の1つと考えられる。



一口ずつゆっくり飲めば、
水分は小彎を伝っていくものが
ほとんどであるために
胃にたくさん留まることは無い。

しかし、
ゴクゴクと勢い良く飲めば、
小彎を伝える量を越えてしまい、
大彎に落ちてしまう水分も多くなる。
するとチャポチャポのお腹(胃)に
なるといった具合。




海外で、お腹を壊す原因で多いのが
水であることも、このことと関係が
あるのではないかとふと思う。

強力な殺菌効果を持つ胃酸を
通過せずに水分が吸収されるという道が
あるとすれば、
食べ物よりも水でお腹を壊し易い
ということの説明になるのではないかなぁ・・・
(これは完全に私の考え)


身体の構造って、本当に面白い!



最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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アレルギー専門整体院『アレルコア』
院長 及川文宏
『アレルコア』ホームページ
メール:allercore9339@gmail.com
電話:024-954-9339

日本アレルギーリハビリテーション研究会
http://allergy-rehabilitation.jimdo.com
アレルギーについて、一般の方に向けての基礎的な勉強会の開催やセラピスト(専門職)向けの治療技術の実技研修会の開催などを行っています。
ホームページはこちら
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【研修会案内】

7月19日(日) 名古屋
自律神経とアレルギーに対する評価と治療』


【日時】平成27年7月19日
 10:00~16:00(受付9:30~)
【会場】刈谷市産業振興センター 305会議室
【受講費】12000円
【定員】20人(先着順)
【申込み】
Bridgeアレルギーセミナー
(クリックすると申し込みフォームにリンクします)
詳しくは、Bridgeホームページにてご確認ください
http://bridgetherapist.blog81.fc2.com/blog-entry-532.html



7月25・26日(土・日) 宇都宮
アレルギーセラピスト養成コース①
(基礎講座全3回)

講師:及川文宏(アレルギー体質専門整体院 アレルコア 院長)
内容:アレルギー総論
   アレルギーを身体から診る
   骨、血管の治療
会場:パルティとちぎ男女共同参画センター 
 25日 研修室203 12:30受付 13:00~17:00
 26日 研修室202 9:30受付 10:00~16:00
    無料駐車場あり。宇都宮駅西口からバスで約20分
    アクセスはこちら
定員:16名 ⇒ 残り3名
コースの一つの項目だけを受講していただく事も可能ですが、コース3回全て参加していただく事をお勧め致します。コースが②、③と進むにしたがって、お伝えする事を積み重ねていきますので、一つだけでの受講では伝わりにくい部分が出てくるかと思います。
お申し込みはこちらです。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/66cbbc94359887
詳しい内容につきましては、
宮の会ホームページをご覧下さい。



9月26・27日(土・日) 宇都宮
アレルギーセラピスト養成コース②
(基礎講座全3回)

内容:血管、神経(自律神経を含む)の治療
   食事から診るアレルギー
会場:パルティとちぎ男女共同参画センター 研修室202


10月31日、11月1日(土・日) 宇都宮
アレルギーセラピスト養成コース③
(基礎講座全3回)

内容:筋膜(筋を含む)、内臓の治療
   疾患別の治療方法(アトピー、喘息、アレルギー性鼻炎など)
会場:宇都宮市内で検討中
 ⇒詳細が決まり次第募集開始