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アレルギー

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[多形(滲出性)紅斑、スティーブンス・ジョンソン症候群]

(gooヘルスケア)


<どんな病気か>
多形(滲出性)紅斑は、親指の頭くらいの円形の紅斑が多発する皮膚病で、
大きく2つのタイプに分けられます。

第1は、春から夏にかけて若い女性に多くみられ、発熱などの全身的な症状は
ほとんどなく、手の甲から肘にかけてと足の甲から膝にかけて紅斑が生じる
タイプです。
かゆみはあるものの軽症です。

第2は、紅斑が全身の皮膚の広い範囲に生じるやや重症のタイプです。
発熱や口腔粘膜の症状を伴う場合もあり、スティーブンス・ジョンソン
症候群や中毒性表皮壊死融解症(TEN)といった生命を脅かす最も重症な
タイプとの区別が重要です。



<原因は何か>
紅斑が四肢に限られる軽症型では、感染アレルギーが考えられています。
単純ヘルペスウイルスとの関連が明らかなケースもあります。

全身に紅斑が多発するタイプや最重症型のスティーブンス・ジョンソン
症候群、中毒性表皮壊死融解症では薬剤が原因のことが多いのですが、
肺炎マイコプラズマが原因と考えられる症例や、原因がわからない症例も
あります。



<症状の現れ方>
円形の紅斑は二重の輪郭を示し、辺縁が少し盛り上がり、中央がくぼんだ
標的の形をしたものや、平らなもの、紅斑の上に水疱やびらんを伴うもの
などがあります。

スティーブンス・ジョンソン症候群では、発熱とともに多形紅斑様の発疹が
現れ、水疱・びらんを伴います。
眼、口、陰部などの粘膜にも高度のびらんがみられます。
皮膚のびらんが体表面積の30%を超えると中毒性表皮壊死融解症と呼ばれ
ます。



<検査と診断>
重症型の多形紅斑やスティーブンス・ジョンソン症候群が疑われる場合は、
緊急に皮膚生検(皮膚を数mm切り取って調べる病理組織検査)を行い、
診断を確定する必要があります。
麻疹や水痘などのウイルス感染症との区別が難しい場合にも、病理検査が
役立ちます。



<治療の方法>
多形紅斑では、薬剤が原因であれば疑わしい薬剤を中止するだけで快方に
向かいます。

病理検査の結果、スティーブンス・ジョンソン症候群の早期であれば、
十分量の副腎皮質ステロイド薬の点滴注射が行われます。

すでに広範囲の皮膚がびらんの状態であれば、重症のやけどに準じた治療に
なります。


死亡率はスティーブンス・ジョンソン症候群で6.3%、中毒性表皮壊死融解症
では21.6%に達します。
失明を含む眼の後遺症を残すことがあり、重大です。



<病気に気づいたらどうする>
紅斑が四肢だけで、発熱や粘膜症状がなければ、近くの皮膚科専門医を受診
してください。

紅斑が広範囲に多発し、水疱やびらんのある場合や、発熱や眼の充血、唇・
口のなか・陰部のびらんを伴う場合は重症と考えられるので、すみやかに
入院可能な総合病院の皮膚科を受診してください。


(執筆者:末木博彦)


http://health.goo.ne.jp/medical/search/10O30100.html









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[本当は怖い薬の飲み方 ~身体に合わない薬~]

最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学

T・Yさん(女性)/25歳(当時) エアロビクス教室インストラクター

今までこれといった大病を患ったこともなく、健康には人一倍自信があった
T・Yさん。
しかし、その日はちょっと風邪気味。
ひどくなる前に治しておこうと、病院で診察を受けたところ、いわゆる
『総合感冒薬』を処方されました。
処方通り1日3回、食後に風邪薬を飲み続けた彼女。
薬を飲み始めて3日目、ようやく熱も下がり、一安心と思った矢先、なぜか
喉が痛くなり・・・。
そしてさらなる症状が襲います。


<症状>
(1)喉の痛み
(2)赤い発疹
(3)高熱
(4)目のかゆみ
(5)目の充血
(6)全身に赤い発疹
(7)口元の水ぶくれ


<病名>スティーブンス・ジョンソン症候群(T・Yさんは死亡)



<なぜ、『総合感冒薬』を飲んでスティーブンス・ジョンソン症候群に?>
「スティーブンス・ジョンソン症候群」とは、薬を飲むことによって突如発症
する原因不明の病。
身体中の皮膚や粘膜を次々と破壊し、最悪の場合、死に至ることもあります。
それまで大丈夫だった薬でも発症することがあり、さらにはどの人に、どんな
薬で起こるのか、それすら全くわかっていません。

現在、日本では年間400人近くの人がこの病気になっていると言われて
います。


T・Yさんの突然の死の原因は、医師に処方された風邪薬にありました。
通常、体内に入った薬は、体の様々な場所の炎症を抑えてくれます。
しかしT・Yさんの場合、薬のある成分によって皮膚や粘膜の細胞が突然
変異。
異物を退治する免疫細胞が、その突然変異した細胞を悪者とみなし、激しく
攻撃を始めてしまったのです。

喉の痛み、発熱、赤い発疹、目のかゆみ・充血、それら全ては免疫細胞の
攻撃によるものでした。


この病気の最も恐ろしいところは、いったん発症してしまうと、猛烈な
スピードで細胞の破壊が進んでしまうこと。
T・Yさんは、発症からたった2日で細胞の破壊が全身に広がり、ついには
多臓器不全を起こし、帰らぬ人となってしまいました。


T・Yさんが、唯一この病気に気づくことができたチャンス。
それはただの風邪ではありえない赤い発疹。
それこそが決して見過ごしてはならない症状だったのです。


薬の注意書きをよく見ると、こんなことが書かれています。
「服用中、発熱、発疹、紅斑等の症状が現れた時は、すぐに医師にお知らせ
ください」
もし、T・Yさんがこの注意書きを読んでさえいれば、最悪の結末をむかえる
ことはなかったかも知れません。


http://asahi.co.jp/hospital/



















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[スティーブンス・ジョンソン症候群]
Stevens-Johnson syndrome; SJS
中毒性表皮壊死症<SJS進展型TEN>(ライエル症候群)


<発症状況>
(1)高熱等の感冒様症状や感染症症状後
     ・マイコプラズマ感染
     ・麻疹(はしか)
     ・単純ヘルペス
     ・アデノウイルス
(2)薬剤(感冒様症状や発疹後の服薬を含む)
     ・抗けいれん薬
     ・抗菌薬(抗生物質)
     ・消炎鎮痛薬
     ・感冒薬
     ・原因となる可能性のある薬物は1,000種類以上と推定
*詳細な原因は不明ですが、免疫力が低下している状態の時は要注意です。


<症状>
高熱及び口唇、口腔、眼結膜、外陰部に発赤、びらん、出血などの粘膜病変が見られる。
その後、全身の皮膚に紅斑、水疱、びらんが拡大する。

(1)口唇痂皮・・・・・高率で認められる
   出血を伴うびらん、潰瘍
   かさぶた様の腫脹
   乾燥しヒビ割れした状態

(2)眼球結膜・・・・・高率で認められる
   充血(白目が赤い)
   兎眼のように赤く、多くは痛みを伴う
   患者さん自身も、程度の差はあるが、重症感を感じる



免疫が低下した状態(過労や不規則な生活を含む)、あるいは服薬した後に、
高熱を伴い、上記症状が出た場合には、
  ・皮膚科専門医(できれば入院設備のある)
  ・眼科(できれば入院設備のある)
を受診し、さらに「スティーブンス・ジョンソン症候群SJSかも知れない」と
伝えてください。



<疫学>(2000年 厚生労働省調査)
SJS:100万人あたり年間3人(1億3,000万人換算で年間390人)
TEN:100万人あたり年間1人(同、年間130人)
SJS+TEN:100万人あたり年間4人(同、年間520人)

発症率は極めて低く稀な疾患なので、薬の副作用を過度に心配する必要は
ありません。
薬を飲んでも飲まなくても発症する可能性があります。

但し、一旦発症すると他の疾患と鑑別が困難なこともあり、さらに病気の
進行がはやく、後遺症が残ることもあります。
死亡に至ることもあります。
特に眼科と呼吸器科の後遺症が問題となります。



<鑑別が困難な疾患>
  ・水痘(水疱瘡)
  ・麻疹(はしか)
  ・プール熱
  ・ウイルス性結膜炎(眼科)
  ・急性結膜炎(眼科)
等と鑑別困難で本格的治療が遅れたとの報告があります。



<免疫・遺伝>
・マイコプラズマ抗原とヒト組織タンパクとの交叉抗原性による自己免疫的
 機序の可能性
・アレルギーIV型(T細胞)の可能性
・HLA(白血球型)の特定の型に強い相関関係が報告されているが、民族差が
 あるようである。
 米国FDAでは抗けいれん薬カルバマゼピンの添付文書を改定し、一部の
 アジア系患者さんに対しては、術前遺伝子検査を勧めている。


[参照]Visual Dermatology SJS特集
(横山歯科医院)

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[SJS 患者会]
http://www.sjs-group.org/

「SJS 病気説明」に症例写真があります。












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[ご存じですか  金属のアレルギー性接触皮膚炎]

(あなたの健康百科)


<ピアスやベルトのバックルで><赤み、はれ、水疱>
金属によるアレルギー性接触皮膚炎が増えている。
原因となる金属の代表例はニッケルだが、クロムやコバルト、金などでも
起こる。
金属に触れている皮膚が赤くなるような場合は、皮膚科の専門医に診て
もらった方がよい。



<原因に気付きにくい>
金属によるアレルギー性接触皮膚炎は、金属に長く接触している部分に、
アレルギー反応が生じ、紅斑や、腫れ、小さな水疱といった症状が表れて、
かゆみを伴う。


駿河台小林診療所(東京都)皮膚科の矢島純医長は、こうした症状が出る
のは、ニッケル製品を使った場合、最短で7日、長い場合は数十年後と
さまざまだという。

「この皮膚炎の特徴は、症状が出ても、これまで使っていて異常がなかった
金属製品が原因だとは気付きにくい点です。そのため、単なる湿疹だろうと
市販の薬などに頼ることが多いのです。しかし、原因となる金属製品を
取り除かない限り、症状は悪化する一方です」と矢島医長。


この皮膚炎の原因の中で、最も多いのがニッケルで、ピアスをはじめとする
アクセサリーや、眼鏡のフレーム、ベルトのバックル、さらに100円硬貨
などで使われている。

「ピアスをしている人は、5人に1人はこの皮膚炎を起こすという報告が
あります。ピアスは、耳の穴の部分で、皮膚の組織液に触れた金属が溶け
やすくなり、かぶれが生じるのです」



<暑い季節に多い>
この皮膚炎は、季節を問わず見られるが、特に汗をかきやすい季節に多い。

中には、ズボンのポケットに入れていた硬貨が原因になった人もいる。


診断は、皮膚に原因と疑われる金属あるいは金属イオンを付けた1センチ四方
ぐらいの布を、24~48時間皮膚に張り付けて、反応を調べるパッチテストを
行う。

「パッチテストの結果、原因となっている金属が分かれば、その金属との
接触を避けることが治療の基本になります」

ニッケルが原因と分かれば、すべてのニッケル製品に触れないようにする
必要がある。
ニッケル製の眼鏡フレームを用いている場合は、フレームをビニールで
コーティングするか、チタンなど他の素材に変えなければならない。
こうした対応が、再発予防にもつながる。


http://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/200005051.html







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[掌蹠膿疱症を治す方法は?]

(毎日新聞  2007年9月8日)


<からだと心相談室>
20年ほど前から、両足の裏が皮膚病になりました。
「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」と診断され、病院を3回ほど
変えましたが、いまだに治りません。
一生治らないという先生もいます。
何とか治す方法はないのでしょうか。
(70代・女性)



<歯科金属や扁桃炎が原因のことも>
「掌蹠膿疱症」は手のひら(掌)と、足の裏(蹠)に無菌性膿疱がたくさん
できる、なかなか治りにくい病気です。
多少かゆいこともあり、皮膚が切れて痛いために歩けないこともあります。
手のひらは親指と小指の下、足の裏は「土踏まず」の部分によくできます。
春から夏にかけて悪化し、よく水虫と間違われます。

膿疱性乾癬と似た疾患で、ひざやひじの外側に乾燥した湿疹、爪の陥凹が
みられることもあります。

胸骨、鎖骨の関節炎のために胸の痛みを訴える患者さんもいます。



病気の原因としては、扁桃腺にすみ着いた溶連菌に対するアレルギー反応が
考えられます。
体の中の細菌やウイルスがアレルギーの原因になっているわけです。

また、異常な腸内細菌、蓄膿症、歯槽膿漏、虫歯なども原因の可能性があり
ます。

扁桃炎の場合は、とりあえず、採血してみてください。
このタイプの治療となると、扁桃腺を摘出するなどの手術、抗生剤の内服が
必要となります。
効果はさまざまで、内服の場合は改善されても、いったんやめると、悪化する
傾向があります。


歯科金属のアレルギーも、「掌蹠膿疱症」に関係します。
歯科金属に含まれるコバルト、ニッケル、クロム、水銀などの金属が体内に
入ると、発疹ができます。
金属のパッチテストでアレルギーの有無を判定します。

治療としては義歯をアレルギーが起こりにくいものに替えます。
ただし、結構費用がかかるうえに、金属が体内に蓄積していると、必ず改善
するとは限りません。


ステロイドやビタミンDなどの外用剤が使われますが、それだけでよくなる
ほどの効果はありません。

内服剤としては、抗生剤のほかにエトレチネート(ビタミンA誘導体)や
シクロスポリン(免疫抑制剤)などが有効です。


難治性であり、ストレスでも悪化しますので、そのうち改善するという
気持ちでのんびり病気と向き合ってください。


(遠藤アレルギークリニック院長・遠藤薫先生:皮膚科)


http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/QandA/news/20070908ddf012070010000c.html







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『本当は怖い発疹~しっかり者の落とし穴~』

M・Yさん(女性)/52歳(発症当時)  専業主婦

花粉症やハウスダストのアレルギーがひどいため、日頃からこまめな掃除を
心がけていたM・Yさん。
ある日、風呂上がりに、右足の土踏まずのあたりに小さな発疹を見つけた
彼女は、夫の水虫がうつったと思い込み、夫の薬を借りて治療することに
しました。
以来、毎日薬を塗り続けたM・Yさん。
しかし、一向に良くなる気配がありません。
ただ、痛みもかゆみもほとんどないため、病院に行くのも恥ずかしいと様子を
みていましたが、新たな異変に見舞われます。


<症状>
(1)足裏の発疹
(2)発疹が増える
(3)手のひらの発疹
(4)胸の激痛


<病名>掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)


<発疹から、なぜ掌蹠膿疱症に?>
「掌蹠膿疱症」とは、小さな水ぶくれが手のひらや足の裏にでき、皮膚が
荒れてしまうだけでなく、放っておくと、胸や首、腰などの骨や関節が激しい
炎症を起こし、激痛をもたらすこともある恐ろしい病。
原因が不明だったため、これまで中高年の女性を中心に多くの患者を苦しめて
きました。


しかし最近、この病を引き起こすひとつの要因が明らかになったのです。
それが「歯科金属アレルギー」。


そもそも金属アレルギーとは、ピアスやネックレスなどの金属製品に対して、
体がアレルギー反応を起こし、かぶれなどの症状が出ること。
そして歯科金属アレルギーとは、読んで字のごとく、歯の治療で使われた
金属が原因で起こるアレルギーなのです。


M・Yさんの場合、その原因と考えられる金属は、中学生のとき、虫歯治療で
詰めた「水銀アマルガム」でした。
彼女が治療を受けた60年代から70年代にかけて、虫歯治療の詰め物として、
もっとも頻繁に使われていた金属です。

M・Yさんの口の中では、長い時間をかけ、この水銀アマルガムから微量の
水銀が溶け出し、結果、免疫機能が暴走。
水銀を攻撃したため、手のひらや足の裏に発疹が現れたと考えられます。


この病の恐ろしいところはその発疹が水虫と非常に似ているため、多くの人が
勘違いしてしまうこと。


その結果、M・Yさんは、ついに胸の骨にまで炎症が及び、あの激痛に
襲われたのです。
事実、彼女は原因と考えられた水銀アマルガムを口の中から取り除くことで、
病が完治。
今は元気に暮らしています。


歯科金属アレルギーは、水銀アマルガムがあるからといって、すべての人が
発症するわけではありません。
ただ、M・Yさんのように、花粉症などアレルギー体質の人は、発症
しやすいといわれています。
だからこそ、日頃から自分の体質を知っておくことが何より大切なのです。



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[ビフィズス菌で寿命3割延びる 京大などマウスで成功]

(朝日新聞  2011年8月17日)


マウスにビフィズス菌を定期的に与えたら寿命が約3割延びたと、京都大や
協同乳業などのグループが17日、発表した。
菌によって腸内で増える物質が、老化を抑えた可能性があるという。

米科学誌プロスワンに同日掲載された。


これまでの動物実験で、摂取カロリーを減らすことで寿命が延びるという
報告が知られているが、それ以外の方法で成功した例は極めて珍しいという。


協同乳業の松本光晴主任研究員らは、人間で30代前半にあたる生後10カ月の
マウス20匹に「LKM512」というビフィズス菌を週3回飲ませた。
1回の量は1匹につき菌約2,000万個で、人間がビフィズス菌入りヨーグルト
150ccを食べたぐらいになる。


http://www.asahi.com/health/news/OSK201108170214.html




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[レジンアレルギーに伴う口唇のしびれ感]


40代女性。
A歯科医院(研究会メンバー)にて歯科治療中。

上顎前歯の虫歯をコンポジットレジンにて治療したところ、周囲歯肉や口唇に
水疱形成。
その後、上口唇のしびれ感が出現した。

下顎の虫歯においても、コンポジットレジン充填に対して周囲歯肉に水疱
形成。

コンポジットレジンをグラスアイオノマーセメントに交換したところ、症状は
軽快した。

(研究会症例)



即時重合レジン(仮歯用レジン等)に対するレジンアレルギーは珍しくなく
当院でも経験しているが、コンポジットレジン充填に対するアレルギーは
珍しい。
しかし、アレルギー体質の人が増え、尚且つ重症化しているので、今後は
珍しくないケースになるのであろう。

(横山歯科医院)



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テーマ: 「本当は怖い花粉症~招かれざる来訪者~」

K・Fさん(女性)/45歳(発症当時)  教員

小学校5年生を担任するK・Fさんは、20年来の花粉症。
それも周りの人より長引き、夏前まで続くため、毎年この時期は憂鬱
でしたが、特に対策はしていませんでした。
クラス担任にとって新学期まもないこの時期は特に忙しく、自分の花粉症の
ことなど後回しにせざるを得なかったのです。
そんな中、食事のとき、急に口の中にムズムズとしたかゆみを感じたK・F
さん。
かゆみは数十分で治まったため、特に気に留めることもありませんでしたが、
その後も更なる異変が彼女に襲いかかりました。


<症状>
(1)口の中のかゆみ
(2)口の中がイガイガする
(3)じんましん


<病名>口腔アレルギー症候群


<なぜ、花粉症から口腔アレルギー症候群に?>
「口腔アレルギー症候群」とは、ある特定の果物や野菜を食べた時に起こる
アレルギー反応のこと。
この病になると、口の中や唇だけでなく、目、鼻、あるいは全身で、かゆみや
イガイガ、ヒリヒリする刺激感などの症状が現れます。
最悪の場合、劇症型のアレルギー反応であるアナフィラキシーショックを
引き起こし、あらゆる場所が腫れあがり、呼吸困難や血圧低下で死を招く
こともあるのです。

最近増加傾向にあると言われる、この口腔アレルギー症候群。

特にこの病は、子どもに発症する事も多いため、学校でも注意が叫ばれて
いるのです。


では、一体なぜ口腔アレルギー症候群になってしまうのでしょうか?

実はその発症にこそ、花粉症が大きく関係していたのです。
花粉症は、本来無害であるはずの花粉のタンパク質を、身体が有害であると
過剰反応することでおきる病。
いったん花粉症になると、花粉に触れる度にかゆみを引き起こす物質が放出
され、口や鼻などの粘膜に炎症を引き起こしてしまいます。

そして実は、ある特定の果物や野菜に、この花粉のタンパク質とよく似た形の
タンパク質が含まれているのです。
そのため身体が野菜や果物のタンパク質を、花粉のものと勘違いし、様々な
アレルギー反応が起きてしまうことがあるのです。


K・Fさんの場合も、果物や野菜を花粉と勘違いした身体がアレルギー反応を
起こしていました。


しかし、花粉症を患っている人全員が、この病を患うわけではありません。
では、一体なぜ口腔アレルギー症候群になってしまうのでしょうか?

口腔アレルギー症候群発症のきっかけは、長期に渡って花粉症を放置している
こと。
さらに過労や風邪などによる、抵抗力の低下が引き金となると考えられて
います。

K・Fさんはこの2つの条件にあてはまっていたため、口腔アレルギー症候群を
発症してしまったと考えられるのです。


そして、さらにこの病にはもう1つ、大事な注意点があります。
それは自分がどの花粉症にかかっているかということ。
実は花粉症の中には、口腔アレルギー症候群を発症させやすいタイプがあるの
です。

季節によって分けられる代表的な花粉症を見ると、日本人で最も多く患者が
いるのは2月から4月にかけてのスギ・ヒノキ花粉症ですが、他にも様々
なタイプがあります。


そんな中で最も危険なのが、4月から6月に症状が出るシラカバ・ブナ花粉症
です。
その理由は、この花粉症の人がアレルギーを起こしやすい食べ物の数が多いと
いうこと。
スギ・ヒノキが1種類なのに対して、シラカバ・ブナ花粉症の人は、20種類
以上もの食べ物に注意が必要なのです。


口腔アレルギー症候群から身を守るためには、病院で検査を受け、自分がどの
花粉症にかかっているかを知ること。
そして、たかが花粉症と放置せず、きちんと治療を受けることが大切なの
です。


※出典「食物アレルギー」監修:斎藤博久 編集:海老澤元宏


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『本当は怖い発疹~しっかり者の落とし穴~』

M・Yさん(女性)/52歳(発症当時)  専業主婦

花粉症やハウスダストのアレルギーがひどいため、日頃からこまめな掃除を
心がけていたM・Yさん。
ある日、風呂上がりに、右足の土踏まずのあたりに小さな発疹を見つけた
彼女は、夫の水虫がうつったと思い込み、夫の薬を借りて治療することに
しました。
以来、毎日薬を塗り続けたM・Yさん。
しかし、一向に良くなる気配がありません。
ただ、痛みもかゆみもほとんどないため、病院に行くのも恥ずかしいと様子を
みていましたが、新たな異変に見舞われます。


<症状>
(1)足裏の発疹
(2)発疹が増える
(3)手のひらの発疹
(4)胸の激痛


<病名>掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)


<発疹から、なぜ掌蹠膿疱症に?>
「掌蹠膿疱症」とは、小さな水ぶくれが手のひらや足の裏にでき、皮膚が
荒れてしまうだけでなく、放っておくと、胸や首、腰などの骨や関節が激しい
炎症を起こし、激痛をもたらすこともある恐ろしい病。
原因が不明だったため、これまで中高年の女性を中心に多くの患者を苦しめて
きました。


しかし最近、この病を引き起こすひとつの要因が明らかになったのです。
それが「歯科金属アレルギー」。


そもそも金属アレルギーとは、ピアスやネックレスなどの金属製品に対して、
体がアレルギー反応を起こし、かぶれなどの症状が出ること。
そして歯科金属アレルギーとは、読んで字のごとく、歯の治療で使われた
金属が原因で起こるアレルギーなのです。


M・Yさんの場合、その原因と考えられる金属は、中学生のとき、虫歯治療で
詰めた「水銀アマルガム」でした。
彼女が治療を受けた60年代から70年代にかけて、虫歯治療の詰め物として、
もっとも頻繁に使われていた金属です。

M・Yさんの口の中では、長い時間をかけ、この水銀アマルガムから微量の
水銀が溶け出し、結果、免疫機能が暴走。
水銀を攻撃したため、手のひらや足の裏に発疹が現れたと考えられます。


この病の恐ろしいところはその発疹が水虫と非常に似ているため、多くの人が
勘違いしてしまうこと。


その結果、M・Yさんは、ついに胸の骨にまで炎症が及び、あの激痛に
襲われたのです。
事実、彼女は原因と考えられた水銀アマルガムを口の中から取り除くことで、
病が完治。
今は元気に暮らしています。


歯科金属アレルギーは、水銀アマルガムがあるからといって、すべての人が
発症するわけではありません。
ただ、M・Yさんのように、花粉症などアレルギー体質の人は、発症
しやすいといわれています。
だからこそ、日頃から自分の体質を知っておくことが何より大切なのです。



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