最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
テーマ: 「本当は怖い花粉症~招かれざる来訪者~」
K・Fさん(女性)/45歳(発症当時) 教員
小学校5年生を担任するK・Fさんは、20年来の花粉症。
それも周りの人より長引き、夏前まで続くため、毎年この時期は憂鬱
でしたが、特に対策はしていませんでした。
クラス担任にとって新学期まもないこの時期は特に忙しく、自分の花粉症の
ことなど後回しにせざるを得なかったのです。
そんな中、食事のとき、急に口の中にムズムズとしたかゆみを感じたK・F
さん。
かゆみは数十分で治まったため、特に気に留めることもありませんでしたが、
その後も更なる異変が彼女に襲いかかりました。
<症状>
(1)口の中のかゆみ
(2)口の中がイガイガする
(3)じんましん
<病名>口腔アレルギー症候群
<なぜ、花粉症から口腔アレルギー症候群に?>
「口腔アレルギー症候群」とは、ある特定の果物や野菜を食べた時に起こる
アレルギー反応のこと。
この病になると、口の中や唇だけでなく、目、鼻、あるいは全身で、かゆみや
イガイガ、ヒリヒリする刺激感などの症状が現れます。
最悪の場合、劇症型のアレルギー反応であるアナフィラキシーショックを
引き起こし、あらゆる場所が腫れあがり、呼吸困難や血圧低下で死を招く
こともあるのです。
最近増加傾向にあると言われる、この口腔アレルギー症候群。
特にこの病は、子どもに発症する事も多いため、学校でも注意が叫ばれて
いるのです。
では、一体なぜ口腔アレルギー症候群になってしまうのでしょうか?
実はその発症にこそ、花粉症が大きく関係していたのです。
花粉症は、本来無害であるはずの花粉のタンパク質を、身体が有害であると
過剰反応することでおきる病。
いったん花粉症になると、花粉に触れる度にかゆみを引き起こす物質が放出
され、口や鼻などの粘膜に炎症を引き起こしてしまいます。
そして実は、ある特定の果物や野菜に、この花粉のタンパク質とよく似た形の
タンパク質が含まれているのです。
そのため身体が野菜や果物のタンパク質を、花粉のものと勘違いし、様々な
アレルギー反応が起きてしまうことがあるのです。
K・Fさんの場合も、果物や野菜を花粉と勘違いした身体がアレルギー反応を
起こしていました。
しかし、花粉症を患っている人全員が、この病を患うわけではありません。
では、一体なぜ口腔アレルギー症候群になってしまうのでしょうか?
口腔アレルギー症候群発症のきっかけは、長期に渡って花粉症を放置している
こと。
さらに過労や風邪などによる、抵抗力の低下が引き金となると考えられて
います。
K・Fさんはこの2つの条件にあてはまっていたため、口腔アレルギー症候群を
発症してしまったと考えられるのです。
そして、さらにこの病にはもう1つ、大事な注意点があります。
それは自分がどの花粉症にかかっているかということ。
実は花粉症の中には、口腔アレルギー症候群を発症させやすいタイプがあるの
です。
季節によって分けられる代表的な花粉症を見ると、日本人で最も多く患者が
いるのは2月から4月にかけてのスギ・ヒノキ花粉症ですが、他にも様々
なタイプがあります。
そんな中で最も危険なのが、4月から6月に症状が出るシラカバ・ブナ花粉症
です。
その理由は、この花粉症の人がアレルギーを起こしやすい食べ物の数が多いと
いうこと。
スギ・ヒノキが1種類なのに対して、シラカバ・ブナ花粉症の人は、20種類
以上もの食べ物に注意が必要なのです。
口腔アレルギー症候群から身を守るためには、病院で検査を受け、自分がどの
花粉症にかかっているかを知ること。
そして、たかが花粉症と放置せず、きちんと治療を受けることが大切なの
です。
※出典「食物アレルギー」監修:斎藤博久 編集:海老澤元宏
http://asahi.co.jp/hospital/
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
『本当は怖い発疹~しっかり者の落とし穴~』
M・Yさん(女性)/52歳(発症当時) 専業主婦
花粉症やハウスダストのアレルギーがひどいため、日頃からこまめな掃除を
心がけていたM・Yさん。
ある日、風呂上がりに、右足の土踏まずのあたりに小さな発疹を見つけた
彼女は、夫の水虫がうつったと思い込み、夫の薬を借りて治療することに
しました。
以来、毎日薬を塗り続けたM・Yさん。
しかし、一向に良くなる気配がありません。
ただ、痛みもかゆみもほとんどないため、病院に行くのも恥ずかしいと様子を
みていましたが、新たな異変に見舞われます。
<症状>
(1)足裏の発疹
(2)発疹が増える
(3)手のひらの発疹
(4)胸の激痛
<病名>掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
<発疹から、なぜ掌蹠膿疱症に?>
「掌蹠膿疱症」とは、小さな水ぶくれが手のひらや足の裏にでき、皮膚が
荒れてしまうだけでなく、放っておくと、胸や首、腰などの骨や関節が激しい
炎症を起こし、激痛をもたらすこともある恐ろしい病。
原因が不明だったため、これまで中高年の女性を中心に多くの患者を苦しめて
きました。
しかし最近、この病を引き起こすひとつの要因が明らかになったのです。
それが「歯科金属アレルギー」。
そもそも金属アレルギーとは、ピアスやネックレスなどの金属製品に対して、
体がアレルギー反応を起こし、かぶれなどの症状が出ること。
そして歯科金属アレルギーとは、読んで字のごとく、歯の治療で使われた
金属が原因で起こるアレルギーなのです。
M・Yさんの場合、その原因と考えられる金属は、中学生のとき、虫歯治療で
詰めた「水銀アマルガム」でした。
彼女が治療を受けた1960年代から1970年代にかけて、虫歯治療の詰め物と
して、もっとも頻繁に使われていた金属です。
M・Yさんの口の中では、長い時間をかけ、この水銀アマルガムから微量の
水銀が溶け出し、結果、免疫機能が暴走。
水銀を攻撃したため、手のひらや足の裏に発疹が現れたと考えられます。
この病の恐ろしいところはその発疹が水虫と非常に似ているため、多くの人が
勘違いしてしまうこと。
その結果、M・Yさんは、ついに胸の骨にまで炎症が及び、あの激痛に
襲われたのです。
事実、彼女は原因と考えられた水銀アマルガムを口の中から取り除くことで、
病が完治。
今は元気に暮らしています。
歯科金属アレルギーは、水銀アマルガムがあるからといって、すべての人が
発症するわけではありません。
ただ、M・Yさんのように、花粉症などアレルギー体質の人は、発症
しやすいといわれています。
だからこそ、日頃から自分の体質を知っておくことが何より大切なのです。
http://asahi.co.jp/hospital/
『本当は怖い発疹~しっかり者の落とし穴~』
M・Yさん(女性)/52歳(発症当時) 専業主婦
花粉症やハウスダストのアレルギーがひどいため、日頃からこまめな掃除を
心がけていたM・Yさん。
ある日、風呂上がりに、右足の土踏まずのあたりに小さな発疹を見つけた
彼女は、夫の水虫がうつったと思い込み、夫の薬を借りて治療することに
しました。
以来、毎日薬を塗り続けたM・Yさん。
しかし、一向に良くなる気配がありません。
ただ、痛みもかゆみもほとんどないため、病院に行くのも恥ずかしいと様子を
みていましたが、新たな異変に見舞われます。
<症状>
(1)足裏の発疹
(2)発疹が増える
(3)手のひらの発疹
(4)胸の激痛
<病名>掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
<発疹から、なぜ掌蹠膿疱症に?>
「掌蹠膿疱症」とは、小さな水ぶくれが手のひらや足の裏にでき、皮膚が
荒れてしまうだけでなく、放っておくと、胸や首、腰などの骨や関節が激しい
炎症を起こし、激痛をもたらすこともある恐ろしい病。
原因が不明だったため、これまで中高年の女性を中心に多くの患者を苦しめて
きました。
しかし最近、この病を引き起こすひとつの要因が明らかになったのです。
それが「歯科金属アレルギー」。
そもそも金属アレルギーとは、ピアスやネックレスなどの金属製品に対して、
体がアレルギー反応を起こし、かぶれなどの症状が出ること。
そして歯科金属アレルギーとは、読んで字のごとく、歯の治療で使われた
金属が原因で起こるアレルギーなのです。
M・Yさんの場合、その原因と考えられる金属は、中学生のとき、虫歯治療で
詰めた「水銀アマルガム」でした。
彼女が治療を受けた1960年代から1970年代にかけて、虫歯治療の詰め物と
して、もっとも頻繁に使われていた金属です。
M・Yさんの口の中では、長い時間をかけ、この水銀アマルガムから微量の
水銀が溶け出し、結果、免疫機能が暴走。
水銀を攻撃したため、手のひらや足の裏に発疹が現れたと考えられます。
この病の恐ろしいところはその発疹が水虫と非常に似ているため、多くの人が
勘違いしてしまうこと。
その結果、M・Yさんは、ついに胸の骨にまで炎症が及び、あの激痛に
襲われたのです。
事実、彼女は原因と考えられた水銀アマルガムを口の中から取り除くことで、
病が完治。
今は元気に暮らしています。
歯科金属アレルギーは、水銀アマルガムがあるからといって、すべての人が
発症するわけではありません。
ただ、M・Yさんのように、花粉症などアレルギー体質の人は、発症
しやすいといわれています。
だからこそ、日頃から自分の体質を知っておくことが何より大切なのです。
http://asahi.co.jp/hospital/
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
『本当は怖い発疹~目覚めた悪魔~』
Y・Iさん(男性)/48歳(当時) 板金工場社長
食欲がないため病院に行ったところ、医師からうどんやそうめんなど消化の
よいものを摂取するように勧められたY・Iさん。
以来、昼食にうどんを選ぶことが多くなった彼は、体調が見違えるように
回復し、いつしか「うどんを食べていれば健康」と思うようになりました。
しかし3年後、原因不明の発疹に悩まされ始め、さらなる異変も襲います。
<症状>
(1)発疹
(2)下痢
(3)全身の腫れ
(4)腫れが引いても湿疹が残る⇒小麦アレルギーと診断
(5)再び全身に発疹
<病名>アナフィラキシーショック
<なぜ、発疹からアナフィラキシーショックに?>
全ての原因は、もともと軽い小麦アレルギーを持っていたY・Iさんの体質、
そして行動にありました。
バランスよく食べている分には何の問題もなかったうどん。
しかし、短期間で毎日のように大量のうどんを食べるようになったため、
小麦の摂取量が限度を越え、Y・Iさんの体は小麦に対するアレルギー反応を
過敏に示すようになったのです。
最初にY・Iさんを襲った発疹。
あれは妻と娘が口にしていたクッキーが原因。
おしゃべりの唾液とともに飛び散った小麦が、Y・Iさんの肌に付着。
そこでアレルギーを起こしたのです。
そして、あの下痢は、体内に取り込まれた小麦に、誤作動を起こした抗体が
反応。
体の外に排出しようと腸が過剰に働いてしまったために起きたのです。
Y・Iさんは病院で小麦アレルギーと診断されて以来、小麦に関係するものは
全て排除するようにしていました。
しかし、大きな落とし穴が待ち受けていたのです。
忘年会の帰り、家に着いた途端、突如、苦しみ出したY・Iさん。
みるみるうちに発疹が広がり、病院に運び込まれた時、すでに意識不明の
重体。
病名は「アナフィラキシーショック」というものでした。
「アナフィラキシーショック」とは、劇症型のアレルギー反応のこと。
体中の抗体が暴走し、あらゆる場所が腫れ上がってしまう恐ろしい病で、
呼吸困難や血圧低下で死を招くことさえあります。
それにしても、あれほど注意していたのに、なぜ再び小麦アレルギーが
出たのでしょうか?
原因は、忘年会で食べたつくねでした。
実はつくねのつなぎには、小麦粉が使用されることが多々あるのです。
さらにその時、Y・Iさんの体は、年末の慌ただしさの中、寝不足が続き
疲労困ぱいしていました。
そして、お酒を飲んでの帰り道。
歩くこと(運動刺激)によっアレルギー反応が助長され、劇症型の
アナフィラキシーショックを引き起してしまったのです。
アナフィラキシーショックの原因は小麦だけではありません。
自分のアレルギーを知っておくことが大切なのです。
http://asahi.co.jp/hospital/
『本当は怖い発疹~目覚めた悪魔~』
Y・Iさん(男性)/48歳(当時) 板金工場社長
食欲がないため病院に行ったところ、医師からうどんやそうめんなど消化の
よいものを摂取するように勧められたY・Iさん。
以来、昼食にうどんを選ぶことが多くなった彼は、体調が見違えるように
回復し、いつしか「うどんを食べていれば健康」と思うようになりました。
しかし3年後、原因不明の発疹に悩まされ始め、さらなる異変も襲います。
<症状>
(1)発疹
(2)下痢
(3)全身の腫れ
(4)腫れが引いても湿疹が残る⇒小麦アレルギーと診断
(5)再び全身に発疹
<病名>アナフィラキシーショック
<なぜ、発疹からアナフィラキシーショックに?>
全ての原因は、もともと軽い小麦アレルギーを持っていたY・Iさんの体質、
そして行動にありました。
バランスよく食べている分には何の問題もなかったうどん。
しかし、短期間で毎日のように大量のうどんを食べるようになったため、
小麦の摂取量が限度を越え、Y・Iさんの体は小麦に対するアレルギー反応を
過敏に示すようになったのです。
最初にY・Iさんを襲った発疹。
あれは妻と娘が口にしていたクッキーが原因。
おしゃべりの唾液とともに飛び散った小麦が、Y・Iさんの肌に付着。
そこでアレルギーを起こしたのです。
そして、あの下痢は、体内に取り込まれた小麦に、誤作動を起こした抗体が
反応。
体の外に排出しようと腸が過剰に働いてしまったために起きたのです。
Y・Iさんは病院で小麦アレルギーと診断されて以来、小麦に関係するものは
全て排除するようにしていました。
しかし、大きな落とし穴が待ち受けていたのです。
忘年会の帰り、家に着いた途端、突如、苦しみ出したY・Iさん。
みるみるうちに発疹が広がり、病院に運び込まれた時、すでに意識不明の
重体。
病名は「アナフィラキシーショック」というものでした。
「アナフィラキシーショック」とは、劇症型のアレルギー反応のこと。
体中の抗体が暴走し、あらゆる場所が腫れ上がってしまう恐ろしい病で、
呼吸困難や血圧低下で死を招くことさえあります。
それにしても、あれほど注意していたのに、なぜ再び小麦アレルギーが
出たのでしょうか?
原因は、忘年会で食べたつくねでした。
実はつくねのつなぎには、小麦粉が使用されることが多々あるのです。
さらにその時、Y・Iさんの体は、年末の慌ただしさの中、寝不足が続き
疲労困ぱいしていました。
そして、お酒を飲んでの帰り道。
歩くこと(運動刺激)によっアレルギー反応が助長され、劇症型の
アナフィラキシーショックを引き起してしまったのです。
アナフィラキシーショックの原因は小麦だけではありません。
自分のアレルギーを知っておくことが大切なのです。
http://asahi.co.jp/hospital/
[子どもの吸入ステロイド薬、慎重に 身長伸び抑える恐れ]
(朝日新聞 2014年2月27日)
日本小児アレルギー学会は、子どもの気管支ぜんそくの治療で広く使われて
いる吸入ステロイド薬を、より慎重に使うよう注意喚起する声明を出した。
副作用で子どもの身長の伸びを抑える可能性が、海外で報告されたためだ。
ただ、治療の効果は大きいため、病状をこまめに調べて、使うのは必要
最少量にすることを求めている。
15歳以下の小児ぜんそくは、20人に1人程度いるとされている。
発症するのは0~1歳の乳幼児が多い。
ダニなどへのアレルギー反応で気管支に炎症が起こるのが原因だ。
発作が治まった後も炎症が続くため、発作の防止には治療を長期間続ける
必要がある。
よく使われるのが吸入タイプのステロイド薬。
しかし、子どもの身長の伸びが抑制され、その影響は成人した後も続くという
報告が、3年ほど前から米国で相次いだ。
患者約950人の調査では、5~13歳から吸入ステロイド治療を4~6年間
受けた患者は、この薬を使わなかった患者と比べて、成人後の身長が
平均1.2センチ低かったという。
こうした報告を踏まえ、同学会は25日に見解を示した。
見解では、身長の伸びに最も影響を受けやすいとされる乳幼児は、軽症ならば
ステロイド以外の薬を最初に使うと指摘。
のどが週1回以上ゼーゼーするなど中等症以上の場合は、年齢にかかわらず
吸入ステロイドを最初に使うことが適切とした。
体格に応じた使用量の基準がないため、少量から始めて効果を見極めていく
ことを勧めている。
ステロイドの大量使用には、骨の成長を阻害するなどの副作用があることは
わかっていた。
これまでは、吸入タイプは気道や肺など限られた部分にしか薬が届かないこと
などから、副作用は少ないと考えられてきた。
また、身長の伸びが一時的に抑えられても、成人になれば差はなくなると
考えられてきた。
見解をまとめた同学会の浜崎雄平・ガイドライン委員会長(佐賀大教授)は
「吸入ステロイドは小児ぜんそく治療の根幹をなす薬。患者や保護者は自己
判断で減量や中止をせず、担当の医師と相談してほしい」と話す。
(大岩ゆり)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140227-00000007-asahi-ent
(朝日新聞 2014年2月27日)
日本小児アレルギー学会は、子どもの気管支ぜんそくの治療で広く使われて
いる吸入ステロイド薬を、より慎重に使うよう注意喚起する声明を出した。
副作用で子どもの身長の伸びを抑える可能性が、海外で報告されたためだ。
ただ、治療の効果は大きいため、病状をこまめに調べて、使うのは必要
最少量にすることを求めている。
15歳以下の小児ぜんそくは、20人に1人程度いるとされている。
発症するのは0~1歳の乳幼児が多い。
ダニなどへのアレルギー反応で気管支に炎症が起こるのが原因だ。
発作が治まった後も炎症が続くため、発作の防止には治療を長期間続ける
必要がある。
よく使われるのが吸入タイプのステロイド薬。
しかし、子どもの身長の伸びが抑制され、その影響は成人した後も続くという
報告が、3年ほど前から米国で相次いだ。
患者約950人の調査では、5~13歳から吸入ステロイド治療を4~6年間
受けた患者は、この薬を使わなかった患者と比べて、成人後の身長が
平均1.2センチ低かったという。
こうした報告を踏まえ、同学会は25日に見解を示した。
見解では、身長の伸びに最も影響を受けやすいとされる乳幼児は、軽症ならば
ステロイド以外の薬を最初に使うと指摘。
のどが週1回以上ゼーゼーするなど中等症以上の場合は、年齢にかかわらず
吸入ステロイドを最初に使うことが適切とした。
体格に応じた使用量の基準がないため、少量から始めて効果を見極めていく
ことを勧めている。
ステロイドの大量使用には、骨の成長を阻害するなどの副作用があることは
わかっていた。
これまでは、吸入タイプは気道や肺など限られた部分にしか薬が届かないこと
などから、副作用は少ないと考えられてきた。
また、身長の伸びが一時的に抑えられても、成人になれば差はなくなると
考えられてきた。
見解をまとめた同学会の浜崎雄平・ガイドライン委員会長(佐賀大教授)は
「吸入ステロイドは小児ぜんそく治療の根幹をなす薬。患者や保護者は自己
判断で減量や中止をせず、担当の医師と相談してほしい」と話す。
(大岩ゆり)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140227-00000007-asahi-ent
[東MAXや鈴木サチさんら「アナフィラキシー、もっと知って」]
(あなたの健康百科 2013年12月02日)
<年間数十人が死亡、イベントで対処法などを伝授>
2012年末、東京都調布市の小学校で女子児童が給食の時間に重度の
アレルギー(アナフィラキシー)を起こし、死亡するという痛ましい事故が
起きた。
この事故についてテレビや新聞などのメディアで盛んに報道されたため、
食物アレルギーに対する注目が高まったが、依然としてアナフィラキシーや
対処法についての認知度は低い。
年間に数十人がアナフィラキシーで死亡しており、認知度を高めることが急務
だ。
11月29日、東京都内でアナフィラキシーの啓発トークイベント(主催=
ファイザー)が開催され、小児アレルギーが専門の小池由美医師(国立病院
機構相模原病院=神奈川県=)と、自身や子供が食物アレルギーと診断された
経験を持つタレントの東MAXこと東貴博さん、モデルの鈴木サチさんが
出席。
食物アレルギーやアナフィラキシーについてもっと知って欲しいと呼び掛けた。
<年間5,000~6,000件の「アナフィラキシーショック」>
アナフィラキシーとは、飲食などでアレルギーの原因物質(アレルゲン)に
触れた後、数分から数時間のうちに複数の内臓や全身に現れる激しい急性の
アレルギー反応のこと。
血圧の低下や意識障害まで進んでショック状態となる「アナフィラキシー
ショック」が起こると、迅速な対応や治療をしなければ命に危険が及ぶことも
ある。
国内のアナフィラキシーショックは年間5,000~6,000件、アナフィラキシー
による死亡も年間40~70件報告されている。
厚生労働省の調査によると、最も多いのは、薬によるアナフィラキシーで、
次いでスズメバチ、ジガバチ、ミツバチ。
詳しい原因が不明なケースが多いものの、食べ物が原因と断定できる死亡
事故も毎年4~5件発生している。
食べ物によるアナフィラキシーの原因で多いのは卵、乳製品、小麦が挙げ
られる。
発症年齢は乳児期がピーク。
鈴木さんの長女もこれに当てはまる(記事下部参照)。
その後、徐々に減っていくが、小学生の時点や大人になってから突然発症する
ことも。
3年前にモモを食べて突然発症したという東さんは、まさにこのケースだ
(同)。
症状で最も多いのは、じんましんや紅斑(皮膚の表面が赤くなること)など
皮膚の症状で、唇や舌、口の中の腫れなど粘膜の症状、息切れやせき、呼吸が
ゼーゼー、ヒューヒューする喘鳴(ぜんめい)といった呼吸器の症状、
おなかの強い痛みや嘔吐などの消化器症状、血圧の低下や倒れる、失禁と
いったショック状態を起こすこともある。
これらのうち2つ以上の症状がある場合アナフィラキシー、ショック状態を
合併していればアナフィラキシーショックと見なされる。
<皮膚のかゆみとせきがあればすぐ受診して>
しかし、民間の調査会社が1,600人を対象に行った調査では、食物
アレルギーと診断された幼児を持つ母親を含んでいるにもかかわらず、
「アナフィラキシーは誰でもなる可能性がある」と答えたのは約半数、
「毎年数十人がアナフィラキシーで死亡している」ことを知っていたのは
23%にとどまった。
さらに、食物アレルギーの子供を持つ母親だけに限定しても、強いアレルギー
症状が2つ以上出ていてもアナフィラキシーなどを疑わない、あるいは
分からないと答えた人の割合が半数を超えていた。
子供や自分のアレルギー症状がアナフィラキシーなのか、実際に受診すべき
症状かを判断するポイントはあるのか。
小池医師は「例えば、皮膚のかゆみだけだと命に関わることは少ないが、
せきなど呼吸器に関連した症状が出たり、ぐったりしたりといった場合は
危険な兆候。すぐ病院を受診すべき」と話す。
<症状繰り返すなら軽症でも医師に相談を>
病院を受診するといっても、それまでに症状が進行してしまうことがある。
それを和らげるのが、自己注射用アドレナリン(商品名エピペン)だ。
日本でも2011年から健康保険が使えるようになったものの、一般への普及は
あまり進んでいないという。
ファイザーなどによると、食物アレルギーの子を持つ母親のエピペンに対する
認知度は昨年の28.6%から今年は56.4%まで増加したが、エピペンが保険
適用となったことを知っている人は30%程度、携帯している人はわずか
15%で、「小学校や保育所、幼稚園に預けている」と答えた人は8%だった。
携帯率が少ない理由について、小池医師は「医師に相談していない人が多い
のではないか」と推測する。
「食物アレルギーを起こしているうちに、自分の症状が分かったような気が
して"こういう時にはアレルギーを予防する薬を飲んでおこう"と判断できる
人もいるかもしれないが、アナフィラキシーが起こらないとは限らない。
症状を繰り返すことがあれば、軽いと思っても医師に一度相談を」と呼び
掛けた。
<東MAX、鈴木サチさんが語った「食物アレルギーは大変!」エピソード>
トークショーでは、3年前に突然、大好きなモモを食べた後にひどい
アレルギーを起こしたという東さんが「ドラマの仕事中だったため、撮影が
引きの絵(カメラを後ろへ下げて撮影すること)だけになってしまったん
です。
顔写真、こういう時のために撮っておくものですね」と、当時のつらそうな
写真を示しながらも、笑いを交えエピソードを披露。
強い症状だったため、「今では、モモを見ても食べたいと思わなくなり
ました」。
同じバラ科のリンゴやナシも体が受け付けなくなったと語った。
「母乳育児中から、自分が卵をたくさん食べた時に子供がアレルギー症状を
起こし、定期的に血液検査をしていました。最初は卵だけだったけど、今は
ピーナツなどにも反応があります」と鈴木さん。
長女はまだ3歳のため、いつどこで食べ物を間違って口に入れないか緊張する
ことも多いようだ。
時には、食べたものの表示を見ようとゴミ箱を探ることもあるという。
また「処方薬だから大丈夫だろう、と飲ませるたびに毎回嘔吐。注意書きを
よく見たら、卵アレルギーについて書いてあって驚いたことも」と、家族の
食物アレルギーへの対応の難しさが垣間見えるエピソードも紹介。
今は、かかりつけ医と相談し、エピペンを携帯している。
「周囲からは"食べさせないのが一番"と言われるが、いつ何があるか分から
ない。エピペンを持ち歩けると安心」と話した。
http://kenko100.jp/articles/131202002717/
(あなたの健康百科 2013年12月02日)
<年間数十人が死亡、イベントで対処法などを伝授>
2012年末、東京都調布市の小学校で女子児童が給食の時間に重度の
アレルギー(アナフィラキシー)を起こし、死亡するという痛ましい事故が
起きた。
この事故についてテレビや新聞などのメディアで盛んに報道されたため、
食物アレルギーに対する注目が高まったが、依然としてアナフィラキシーや
対処法についての認知度は低い。
年間に数十人がアナフィラキシーで死亡しており、認知度を高めることが急務
だ。
11月29日、東京都内でアナフィラキシーの啓発トークイベント(主催=
ファイザー)が開催され、小児アレルギーが専門の小池由美医師(国立病院
機構相模原病院=神奈川県=)と、自身や子供が食物アレルギーと診断された
経験を持つタレントの東MAXこと東貴博さん、モデルの鈴木サチさんが
出席。
食物アレルギーやアナフィラキシーについてもっと知って欲しいと呼び掛けた。
<年間5,000~6,000件の「アナフィラキシーショック」>
アナフィラキシーとは、飲食などでアレルギーの原因物質(アレルゲン)に
触れた後、数分から数時間のうちに複数の内臓や全身に現れる激しい急性の
アレルギー反応のこと。
血圧の低下や意識障害まで進んでショック状態となる「アナフィラキシー
ショック」が起こると、迅速な対応や治療をしなければ命に危険が及ぶことも
ある。
国内のアナフィラキシーショックは年間5,000~6,000件、アナフィラキシー
による死亡も年間40~70件報告されている。
厚生労働省の調査によると、最も多いのは、薬によるアナフィラキシーで、
次いでスズメバチ、ジガバチ、ミツバチ。
詳しい原因が不明なケースが多いものの、食べ物が原因と断定できる死亡
事故も毎年4~5件発生している。
食べ物によるアナフィラキシーの原因で多いのは卵、乳製品、小麦が挙げ
られる。
発症年齢は乳児期がピーク。
鈴木さんの長女もこれに当てはまる(記事下部参照)。
その後、徐々に減っていくが、小学生の時点や大人になってから突然発症する
ことも。
3年前にモモを食べて突然発症したという東さんは、まさにこのケースだ
(同)。
症状で最も多いのは、じんましんや紅斑(皮膚の表面が赤くなること)など
皮膚の症状で、唇や舌、口の中の腫れなど粘膜の症状、息切れやせき、呼吸が
ゼーゼー、ヒューヒューする喘鳴(ぜんめい)といった呼吸器の症状、
おなかの強い痛みや嘔吐などの消化器症状、血圧の低下や倒れる、失禁と
いったショック状態を起こすこともある。
これらのうち2つ以上の症状がある場合アナフィラキシー、ショック状態を
合併していればアナフィラキシーショックと見なされる。
<皮膚のかゆみとせきがあればすぐ受診して>
しかし、民間の調査会社が1,600人を対象に行った調査では、食物
アレルギーと診断された幼児を持つ母親を含んでいるにもかかわらず、
「アナフィラキシーは誰でもなる可能性がある」と答えたのは約半数、
「毎年数十人がアナフィラキシーで死亡している」ことを知っていたのは
23%にとどまった。
さらに、食物アレルギーの子供を持つ母親だけに限定しても、強いアレルギー
症状が2つ以上出ていてもアナフィラキシーなどを疑わない、あるいは
分からないと答えた人の割合が半数を超えていた。
子供や自分のアレルギー症状がアナフィラキシーなのか、実際に受診すべき
症状かを判断するポイントはあるのか。
小池医師は「例えば、皮膚のかゆみだけだと命に関わることは少ないが、
せきなど呼吸器に関連した症状が出たり、ぐったりしたりといった場合は
危険な兆候。すぐ病院を受診すべき」と話す。
<症状繰り返すなら軽症でも医師に相談を>
病院を受診するといっても、それまでに症状が進行してしまうことがある。
それを和らげるのが、自己注射用アドレナリン(商品名エピペン)だ。
日本でも2011年から健康保険が使えるようになったものの、一般への普及は
あまり進んでいないという。
ファイザーなどによると、食物アレルギーの子を持つ母親のエピペンに対する
認知度は昨年の28.6%から今年は56.4%まで増加したが、エピペンが保険
適用となったことを知っている人は30%程度、携帯している人はわずか
15%で、「小学校や保育所、幼稚園に預けている」と答えた人は8%だった。
携帯率が少ない理由について、小池医師は「医師に相談していない人が多い
のではないか」と推測する。
「食物アレルギーを起こしているうちに、自分の症状が分かったような気が
して"こういう時にはアレルギーを予防する薬を飲んでおこう"と判断できる
人もいるかもしれないが、アナフィラキシーが起こらないとは限らない。
症状を繰り返すことがあれば、軽いと思っても医師に一度相談を」と呼び
掛けた。
<東MAX、鈴木サチさんが語った「食物アレルギーは大変!」エピソード>
トークショーでは、3年前に突然、大好きなモモを食べた後にひどい
アレルギーを起こしたという東さんが「ドラマの仕事中だったため、撮影が
引きの絵(カメラを後ろへ下げて撮影すること)だけになってしまったん
です。
顔写真、こういう時のために撮っておくものですね」と、当時のつらそうな
写真を示しながらも、笑いを交えエピソードを披露。
強い症状だったため、「今では、モモを見ても食べたいと思わなくなり
ました」。
同じバラ科のリンゴやナシも体が受け付けなくなったと語った。
「母乳育児中から、自分が卵をたくさん食べた時に子供がアレルギー症状を
起こし、定期的に血液検査をしていました。最初は卵だけだったけど、今は
ピーナツなどにも反応があります」と鈴木さん。
長女はまだ3歳のため、いつどこで食べ物を間違って口に入れないか緊張する
ことも多いようだ。
時には、食べたものの表示を見ようとゴミ箱を探ることもあるという。
また「処方薬だから大丈夫だろう、と飲ませるたびに毎回嘔吐。注意書きを
よく見たら、卵アレルギーについて書いてあって驚いたことも」と、家族の
食物アレルギーへの対応の難しさが垣間見えるエピソードも紹介。
今は、かかりつけ医と相談し、エピペンを携帯している。
「周囲からは"食べさせないのが一番"と言われるが、いつ何があるか分から
ない。エピペンを持ち歩けると安心」と話した。
http://kenko100.jp/articles/131202002717/
[ご存じですか 金属のアレルギー性接触皮膚炎]
(あなたの健康百科)
<ピアスやベルトのバックルで><赤み、はれ、水疱>
金属によるアレルギー性接触皮膚炎が増えている。
原因となる金属の代表例はニッケルだが、クロムやコバルト、金などでも
起こる。
金属に触れている皮膚が赤くなるような場合は、皮膚科の専門医に診て
もらった方がよい。
<原因に気付きにくい>
金属によるアレルギー性接触皮膚炎は、金属に長く接触している部分に、
アレルギー反応が生じ、紅斑や、腫れ、小さな水疱といった症状が表れて、
かゆみを伴う。
駿河台小林診療所(東京都)皮膚科の矢島純医長は、こうした症状が出る
のは、ニッケル製品を使った場合、最短で7日、長い場合は数十年後と
さまざまだという。
「この皮膚炎の特徴は、症状が出ても、これまで使っていて異常がなかった
金属製品が原因だとは気付きにくい点です。そのため、単なる湿疹だろうと
市販の薬などに頼ることが多いのです。しかし、原因となる金属製品を
取り除かない限り、症状は悪化する一方です」と矢島医長。
この皮膚炎の原因の中で、最も多いのがニッケルで、ピアスをはじめとする
アクセサリーや、眼鏡のフレーム、ベルトのバックル、さらに100円硬貨
などで使われている。
「ピアスをしている人は、5人に1人はこの皮膚炎を起こすという報告が
あります。ピアスは、耳の穴の部分で、皮膚の組織液に触れた金属が溶け
やすくなり、かぶれが生じるのです」
<暑い季節に多い>
この皮膚炎は、季節を問わず見られるが、特に汗をかきやすい季節に多い。
中には、ズボンのポケットに入れていた硬貨が原因になった人もいる。
診断は、皮膚に原因と疑われる金属あるいは金属イオンを付けた1センチ四方
ぐらいの布を、24~48時間皮膚に張り付けて、反応を調べるパッチテストを
行う。
「パッチテストの結果、原因となっている金属が分かれば、その金属との
接触を避けることが治療の基本になります」
ニッケルが原因と分かれば、すべてのニッケル製品に触れないようにする
必要がある。
ニッケル製の眼鏡フレームを用いている場合は、フレームをビニールで
コーティングするか、チタンなど他の素材に変えなければならない。
こうした対応が、再発予防にもつながる。
http://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/200005051.html
(あなたの健康百科)
<ピアスやベルトのバックルで><赤み、はれ、水疱>
金属によるアレルギー性接触皮膚炎が増えている。
原因となる金属の代表例はニッケルだが、クロムやコバルト、金などでも
起こる。
金属に触れている皮膚が赤くなるような場合は、皮膚科の専門医に診て
もらった方がよい。
<原因に気付きにくい>
金属によるアレルギー性接触皮膚炎は、金属に長く接触している部分に、
アレルギー反応が生じ、紅斑や、腫れ、小さな水疱といった症状が表れて、
かゆみを伴う。
駿河台小林診療所(東京都)皮膚科の矢島純医長は、こうした症状が出る
のは、ニッケル製品を使った場合、最短で7日、長い場合は数十年後と
さまざまだという。
「この皮膚炎の特徴は、症状が出ても、これまで使っていて異常がなかった
金属製品が原因だとは気付きにくい点です。そのため、単なる湿疹だろうと
市販の薬などに頼ることが多いのです。しかし、原因となる金属製品を
取り除かない限り、症状は悪化する一方です」と矢島医長。
この皮膚炎の原因の中で、最も多いのがニッケルで、ピアスをはじめとする
アクセサリーや、眼鏡のフレーム、ベルトのバックル、さらに100円硬貨
などで使われている。
「ピアスをしている人は、5人に1人はこの皮膚炎を起こすという報告が
あります。ピアスは、耳の穴の部分で、皮膚の組織液に触れた金属が溶け
やすくなり、かぶれが生じるのです」
<暑い季節に多い>
この皮膚炎は、季節を問わず見られるが、特に汗をかきやすい季節に多い。
中には、ズボンのポケットに入れていた硬貨が原因になった人もいる。
診断は、皮膚に原因と疑われる金属あるいは金属イオンを付けた1センチ四方
ぐらいの布を、24~48時間皮膚に張り付けて、反応を調べるパッチテストを
行う。
「パッチテストの結果、原因となっている金属が分かれば、その金属との
接触を避けることが治療の基本になります」
ニッケルが原因と分かれば、すべてのニッケル製品に触れないようにする
必要がある。
ニッケル製の眼鏡フレームを用いている場合は、フレームをビニールで
コーティングするか、チタンなど他の素材に変えなければならない。
こうした対応が、再発予防にもつながる。
http://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/200005051.html
[小中高校生の20人に1人に食物アレルギー 文科省]
(テレビ朝日系ANN 2013年12月16日)
小学校から高校までの生徒らの約20人に1人に、食物アレルギーがあることが
分かりました。
文部科学省は、去年12月に東京・調布市の小学校でアレルギーのある5年生の
女児(当時11)が給食後に死亡した問題を受け、食物アレルギーに関する全国
調査を行いました。
その結果、全国の公立の小中学生と高校生で食物アレルギーのある児童・
生徒は約45万人で、全体の4.5%に上ることが分かりました。
また、アレルギーの原因となる食材を誤って子どもに食べさせてしまった
ケースが少なくとも40件、確認されました。
そのうち8件では、じんましんや嘔吐などのアナフィラキシー症状を発症
したということです。
文科省は、「調査結果を分析して今後の対策に生かしたい」としています。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20131216-00000013-ann-soci
(テレビ朝日系ANN 2013年12月16日)
小学校から高校までの生徒らの約20人に1人に、食物アレルギーがあることが
分かりました。
文部科学省は、去年12月に東京・調布市の小学校でアレルギーのある5年生の
女児(当時11)が給食後に死亡した問題を受け、食物アレルギーに関する全国
調査を行いました。
その結果、全国の公立の小中学生と高校生で食物アレルギーのある児童・
生徒は約45万人で、全体の4.5%に上ることが分かりました。
また、アレルギーの原因となる食材を誤って子どもに食べさせてしまった
ケースが少なくとも40件、確認されました。
そのうち8件では、じんましんや嘔吐などのアナフィラキシー症状を発症
したということです。
文科省は、「調査結果を分析して今後の対策に生かしたい」としています。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20131216-00000013-ann-soci
[掌蹠膿疱症を治す方法は?]
(毎日新聞 2007年9月8日)
<からだと心相談室>
20年ほど前から、両足の裏が皮膚病になりました。
「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」と診断され、病院を3回ほど
変えましたが、いまだに治りません。
一生治らないという先生もいます。
何とか治す方法はないのでしょうか。
(70代・女性)
<歯科金属や扁桃炎が原因のことも>
「掌蹠膿疱症」は手のひら(掌)と、足の裏(蹠)に無菌性膿疱がたくさん
できる、なかなか治りにくい病気です。
多少かゆいこともあり、皮膚が切れて痛いために歩けないこともあります。
手のひらは親指と小指の下、足の裏は「土踏まず」の部分によくできます。
春から夏にかけて悪化し、よく水虫と間違われます。
膿疱性乾癬と似た疾患で、ひざやひじの外側に乾燥した湿疹、爪の陥凹が
みられることもあります。
胸骨、鎖骨の関節炎のために胸の痛みを訴える患者さんもいます。
病気の原因としては、扁桃腺にすみ着いた溶連菌に対するアレルギー反応が
考えられます。
体の中の細菌やウイルスがアレルギーの原因になっているわけです。
また、異常な腸内細菌、蓄膿症、歯槽膿漏、虫歯なども原因の可能性があり
ます。
扁桃炎の場合は、とりあえず、採血してみてください。
このタイプの治療となると、扁桃腺を摘出するなどの手術、抗生剤の内服が
必要となります。
効果はさまざまで、内服の場合は改善されても、いったんやめると、悪化する
傾向があります。
歯科金属のアレルギーも、「掌蹠膿疱症」に関係します。
歯科金属に含まれるコバルト、ニッケル、クロム、水銀などの金属が体内に
入ると、発疹ができます。
金属のパッチテストでアレルギーの有無を判定します。
治療としては義歯をアレルギーが起こりにくいものに替えます。
ただし、結構費用がかかるうえに、金属が体内に蓄積していると、必ず改善
するとは限りません。
ステロイドやビタミンDなどの外用剤が使われますが、それだけでよくなる
ほどの効果はありません。
内服剤としては、抗生剤のほかにエトレチネート(ビタミンA誘導体)や
シクロスポリン(免疫抑制剤)などが有効です。
難治性であり、ストレスでも悪化しますので、そのうち改善するという
気持ちでのんびり病気と向き合ってください。
(遠藤アレルギークリニック院長・遠藤薫先生:皮膚科)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/QandA/news/20070908ddf012070010000c.html
(毎日新聞 2007年9月8日)
<からだと心相談室>
20年ほど前から、両足の裏が皮膚病になりました。
「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」と診断され、病院を3回ほど
変えましたが、いまだに治りません。
一生治らないという先生もいます。
何とか治す方法はないのでしょうか。
(70代・女性)
<歯科金属や扁桃炎が原因のことも>
「掌蹠膿疱症」は手のひら(掌)と、足の裏(蹠)に無菌性膿疱がたくさん
できる、なかなか治りにくい病気です。
多少かゆいこともあり、皮膚が切れて痛いために歩けないこともあります。
手のひらは親指と小指の下、足の裏は「土踏まず」の部分によくできます。
春から夏にかけて悪化し、よく水虫と間違われます。
膿疱性乾癬と似た疾患で、ひざやひじの外側に乾燥した湿疹、爪の陥凹が
みられることもあります。
胸骨、鎖骨の関節炎のために胸の痛みを訴える患者さんもいます。
病気の原因としては、扁桃腺にすみ着いた溶連菌に対するアレルギー反応が
考えられます。
体の中の細菌やウイルスがアレルギーの原因になっているわけです。
また、異常な腸内細菌、蓄膿症、歯槽膿漏、虫歯なども原因の可能性があり
ます。
扁桃炎の場合は、とりあえず、採血してみてください。
このタイプの治療となると、扁桃腺を摘出するなどの手術、抗生剤の内服が
必要となります。
効果はさまざまで、内服の場合は改善されても、いったんやめると、悪化する
傾向があります。
歯科金属のアレルギーも、「掌蹠膿疱症」に関係します。
歯科金属に含まれるコバルト、ニッケル、クロム、水銀などの金属が体内に
入ると、発疹ができます。
金属のパッチテストでアレルギーの有無を判定します。
治療としては義歯をアレルギーが起こりにくいものに替えます。
ただし、結構費用がかかるうえに、金属が体内に蓄積していると、必ず改善
するとは限りません。
ステロイドやビタミンDなどの外用剤が使われますが、それだけでよくなる
ほどの効果はありません。
内服剤としては、抗生剤のほかにエトレチネート(ビタミンA誘導体)や
シクロスポリン(免疫抑制剤)などが有効です。
難治性であり、ストレスでも悪化しますので、そのうち改善するという
気持ちでのんびり病気と向き合ってください。
(遠藤アレルギークリニック院長・遠藤薫先生:皮膚科)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/QandA/news/20070908ddf012070010000c.html
[花粉症患者は注意! 豆乳で重度アレルギーの恐れ 国民生活センター]
(あなたの健康百科 2013年12月17日)
国民生活センターは12月5日、カバノキ科の花粉に反応する花粉症患者が
豆乳を飲むと、皮膚や粘膜のかゆみ、じんましん、呼吸困難などの
アレルギーを起こす恐れがあるとして、注意を呼びかけた。
リンゴやモモを食べて喉がかゆくなる人も、豆乳でアレルギーを起こす
可能性があるとしている。
同センターに寄せられた報告の中には、豆腐や納豆などでアレルギーを
起こしたことがない人、さらにはこれまで豆乳を飲んでいた人で、突然、
重度のアレルギー症状(アナフィラキシー)を起こしたケースもあったと
いう。
<花粉症に伴って発症する「花粉食物アレルギー症候群」>
2008年以降、国民生活センターには豆乳などによるアレルギー症状の相談が
約5年間で15件寄せられている。
症状は皮膚や粘膜のかゆみ、赤み、腫れ、じんましん、呼吸困難などで、
アナフィラキシーを起こして入院した人も。
これまで豆乳を飲んでもアレルギーを起こしたことがない人も含まれていた。
食物アレルギーの中でも、最近は特定の野菜や果物を食べて口の中や喉が
かゆくなったり腫れたりしてしまう「口腔アレルギー症候群」の人が増えて
いるという。
豆乳による口腔アレルギー症候群は大人の女性に多く見られ、大部分が日本に
広く分布するカバノキ科(シラカンバ、ハンノキなど)の花粉に反応する
花粉症患者であること、豆腐などほかの大豆加工食品は安全に食べられる
ケースがあること、ほかの果物や野菜に対する口腔アレルギー症候群を合併
することなどが知られている。
口腔アレルギー症候群の中でも、花粉が原因(アレルゲン)のものを
「花粉食物アレルギー症候群(PFASまたはPFS)」と呼んでいる。
カバノキ科と大豆以外にも、
・カバノキ科-リンゴやモモなどバラ科の果物、ピーナツ、アーモンド、
クルミ、セロリなど
・イネ科のカモガヤ-メロン、スイカ、トマトなど
・キク科のブタクサ-メロン、スイカ、キュウリ、バナナなど
・キク科のヨモギ-セロリ、ニンジン、パセリ、リンゴなど
といった組み合わせが報告されている。
<みそや納豆で症状が出ない理由とは>
花粉食物アレルギー症候群は、自分がアレルギーを起こす花粉のタンパク質
(アレルゲン)と構造が似ているタンパク質を持つ野菜や果物を食べると、
花粉アレルゲンに対する抗体がそれに反応し、口の中でアレルギーを起こすと
考えられている。
カバノキ科の花粉と大豆の場合は、それぞれに含まれているタンパク質
「PR-10」と「Gly m4」の構造が似ているという。
国立病院機構相模原病院(神奈川県)臨床研究センターの福冨友馬医師は、
大豆に含まれているタンパク質は加熱や発酵で活動力が失われやすいこと
から、みそや納豆ではあまり症状が出ず、液体で加工の程度が低い豆乳で強い
アレルギー症状が起こりやすいことと関連しているのではないかとの見方を
示している。
カバノキ科の花粉に含まれているPR-10と構造が似たタンパク質はリンゴ、
モモ、サクランボ、ナシ、ビワなどのバラ科の果物にも含まれている。
豆乳の花粉食物アレルギー症候群を起こした人の半数以上で、これらの果物
への口腔アレルギーが確認されていると福冨医師。
「リンゴやモモを食べると喉がかゆくなるようなアレルギー症状がある場合、
豆乳などによるアレルギーの合併も多い」と述べている。
多く飲んだからといってアレルギーになりやすいわけではない
福冨医師による豆乳などのアレルギーの注意点は以下の通り。
・重篤な場合、豆乳だけでなく、モヤシやエダマメ、豆腐で症状が出る
ことがある
・納豆やみそで症状が出ることは極めてまれ
・血液アレルギー検査で大豆は陰性の場合があるため、診断には豆乳などの
関連が疑われる物質を用いた皮膚テスト(prick-to-prick test)で
陽性を確認する必要がある
・血液アレルギー検査で、通常全ての患者がシラカンバやハンノキの花粉で
陽性になる
・カバノキ科花粉とスギ花粉が飛散する時期は重なっているが、
スギ花粉症で大豆アレルギーになることはない
・豆乳を多く飲んだからといってアレルギーになりやすくなるわけではない
・豆乳などの大豆製品を症状なく食べている人が、今後も続けることは
通常問題ない
・ただし、カバノキ科花粉症や果物アレルギーがある人は、現在は症状が
出なくても今後、新しく発症する危険性はほかの人よりも高いと
考えられている
http://kenko100.jp/articles/131217002744/
(あなたの健康百科 2013年12月17日)
国民生活センターは12月5日、カバノキ科の花粉に反応する花粉症患者が
豆乳を飲むと、皮膚や粘膜のかゆみ、じんましん、呼吸困難などの
アレルギーを起こす恐れがあるとして、注意を呼びかけた。
リンゴやモモを食べて喉がかゆくなる人も、豆乳でアレルギーを起こす
可能性があるとしている。
同センターに寄せられた報告の中には、豆腐や納豆などでアレルギーを
起こしたことがない人、さらにはこれまで豆乳を飲んでいた人で、突然、
重度のアレルギー症状(アナフィラキシー)を起こしたケースもあったと
いう。
<花粉症に伴って発症する「花粉食物アレルギー症候群」>
2008年以降、国民生活センターには豆乳などによるアレルギー症状の相談が
約5年間で15件寄せられている。
症状は皮膚や粘膜のかゆみ、赤み、腫れ、じんましん、呼吸困難などで、
アナフィラキシーを起こして入院した人も。
これまで豆乳を飲んでもアレルギーを起こしたことがない人も含まれていた。
食物アレルギーの中でも、最近は特定の野菜や果物を食べて口の中や喉が
かゆくなったり腫れたりしてしまう「口腔アレルギー症候群」の人が増えて
いるという。
豆乳による口腔アレルギー症候群は大人の女性に多く見られ、大部分が日本に
広く分布するカバノキ科(シラカンバ、ハンノキなど)の花粉に反応する
花粉症患者であること、豆腐などほかの大豆加工食品は安全に食べられる
ケースがあること、ほかの果物や野菜に対する口腔アレルギー症候群を合併
することなどが知られている。
口腔アレルギー症候群の中でも、花粉が原因(アレルゲン)のものを
「花粉食物アレルギー症候群(PFASまたはPFS)」と呼んでいる。
カバノキ科と大豆以外にも、
・カバノキ科-リンゴやモモなどバラ科の果物、ピーナツ、アーモンド、
クルミ、セロリなど
・イネ科のカモガヤ-メロン、スイカ、トマトなど
・キク科のブタクサ-メロン、スイカ、キュウリ、バナナなど
・キク科のヨモギ-セロリ、ニンジン、パセリ、リンゴなど
といった組み合わせが報告されている。
<みそや納豆で症状が出ない理由とは>
花粉食物アレルギー症候群は、自分がアレルギーを起こす花粉のタンパク質
(アレルゲン)と構造が似ているタンパク質を持つ野菜や果物を食べると、
花粉アレルゲンに対する抗体がそれに反応し、口の中でアレルギーを起こすと
考えられている。
カバノキ科の花粉と大豆の場合は、それぞれに含まれているタンパク質
「PR-10」と「Gly m4」の構造が似ているという。
国立病院機構相模原病院(神奈川県)臨床研究センターの福冨友馬医師は、
大豆に含まれているタンパク質は加熱や発酵で活動力が失われやすいこと
から、みそや納豆ではあまり症状が出ず、液体で加工の程度が低い豆乳で強い
アレルギー症状が起こりやすいことと関連しているのではないかとの見方を
示している。
カバノキ科の花粉に含まれているPR-10と構造が似たタンパク質はリンゴ、
モモ、サクランボ、ナシ、ビワなどのバラ科の果物にも含まれている。
豆乳の花粉食物アレルギー症候群を起こした人の半数以上で、これらの果物
への口腔アレルギーが確認されていると福冨医師。
「リンゴやモモを食べると喉がかゆくなるようなアレルギー症状がある場合、
豆乳などによるアレルギーの合併も多い」と述べている。
多く飲んだからといってアレルギーになりやすいわけではない
福冨医師による豆乳などのアレルギーの注意点は以下の通り。
・重篤な場合、豆乳だけでなく、モヤシやエダマメ、豆腐で症状が出る
ことがある
・納豆やみそで症状が出ることは極めてまれ
・血液アレルギー検査で大豆は陰性の場合があるため、診断には豆乳などの
関連が疑われる物質を用いた皮膚テスト(prick-to-prick test)で
陽性を確認する必要がある
・血液アレルギー検査で、通常全ての患者がシラカンバやハンノキの花粉で
陽性になる
・カバノキ科花粉とスギ花粉が飛散する時期は重なっているが、
スギ花粉症で大豆アレルギーになることはない
・豆乳を多く飲んだからといってアレルギーになりやすくなるわけではない
・豆乳などの大豆製品を症状なく食べている人が、今後も続けることは
通常問題ない
・ただし、カバノキ科花粉症や果物アレルギーがある人は、現在は症状が
出なくても今後、新しく発症する危険性はほかの人よりも高いと
考えられている
http://kenko100.jp/articles/131217002744/