暗示を解く(とく)

まずは“不器用”



わたし達が生きているこの世界

制限がものすごくかかっている


わたしという人間を生きて

感じていたものは

どんどん狭まる世界



言葉を覚えれば覚えるほど

その意味を知れば知るほど


スポンジのように吸収して

世界をあらかた形成した後は



その形に沿って

しっかりと

その世界で過ごす



それが

物質になれるひとつの条件




小さな小さなその世界で

正解とされるものは

偏りまくって



翻弄され

迷子になり



やがて


あれ?

なんか違う


って

浮き上ってくるのを



待ってる存在




重なって

存在している世界



そこに

もうひとつ


開かれた

物質世界



あると思うの



不器用にしか動かせない

この体や心



重たく絡まっている鎖



不器用という暗示を

とても

器用にまとっていることを知る





暗示=コード


パチンと指を鳴らして

簡単にかけた暗示


それを

意図してやっている事



離れすぎた

もうひとりのわたしが…




エミオさんのカミムスビ



カミムスビ後の変化を

事前に教えてくれた比喩表現




    

糸でグルグル巻にされた指
冷たくなってる

それを解く

暖かさが戻る



1年経って


現れし

場所に来てる




もうひとりのわたしを

強くイメージできるまで



本来の意図は

今のわたしには

まだわからない



ただ、ただ

浮かんだものを丁寧に


重ねて生きる



それが


今、わたしにできること





とても

苦しかった

しんどかった

悲しかった

寂しかった


怖い、怖い、怖い


そして

今も

重くのしかかる意識



ふたつの世界を

行き来する自由さを



不器用という暗示を解く


残る暗示も

そんなに種類はないはず



ひとつひとつ丁寧に




その先は

もっともっと自由



望む世界を

楽しく築いていける


その空間が

待ってる