運命ep3~狂劇~ | シンフォギア育成日記

シンフォギア育成日記

お言葉ですが、自分は7度のガンダム戦を生き抜いてきました。
仲間から付けられたあだ名は『不死身のコーラサワー』です

「今日良かったら、飲みに行かない?ちなみに、これ上司命令ね(笑)」

 

「どうしたんですか?(笑)いきなり」

 

「ちょっとウマが合いそうな子を見つけてね。今日飲む予定なんだけど、みるちゃんも良かったら来ないかなって。楽しいと思うよ。あ、後ガンダムが好きな女の子いたら誘ってほしいけど。」

 

「女の子じゃないけど、えぬくんも連れて行っていいなら良いですよ。

 

いくしんさん、危ないもん!(爆)」

 

「そこ、真顔で言うか!(汗)しっかし、最近えぬくんとアツアツだねー(笑)いいよ、えぬくんもガンダム好きだから大丈夫だよ。」

 

「じゃー、えぬくん行くの大丈夫なら行きますよ。えーと・・・ガンダムをあてに飲む感じ?

 

私SEED派ですょ!」

 

「そう!今日飲む約束してる子もSEED派だから話も合うと思うんだ。あと、俺のダチも連れて行くけどよろしく。

 

あ、何時も隠している痛々しい言葉投げかけまくっても大丈夫だと思うから(笑)」

 

・・・

 

 

「あんた!自分もコーディネイターだからって本気で言ってないでしょ?」

 

「やめてよね・・・本気で言ったら、みるくが僕に・・・って、おい!今言わなくていいから(笑)」

 

「おー!楽しみ!(笑)しかし、最近いくしんさんも私について来れてるねぇ(笑)」

 

 

いくしんはやり手である。

 

何かこれというネタがあると、それを元に知り合いの女性を引き込みそこから輪を広げる。

 

たとえその時そのネタについて少しの知識しかない場合でも、いつの間にか膨大な知識を持ち、見知らぬ女性にも興味を持たせている。

 

 

ただ、悲しいことに

 

最近は数打ち過ぎているために、この近辺では女性の間でかなり噂がたっている。

 

”いくしん = 平成のパックマン”

 

などと、かなり不名誉なあだ名がつけられていることを本人はまだ知らない(爆)

 

 

夕方になり、3人は待合場所の焼肉屋へ向かった。

 

「はじめてじゃないかな?3人でこうやって歩くのは。」

 

「ですよね、すみません。俺部外者なのに付いてきてしまって。」

 

「いいよいいよ(笑)みるちゃんの彼氏なら問題ないよ(笑)」

 

そうやって話していると、なんだか人混みが見える。

 

「あれ?またかな?(笑)見に行かない?」みるくは2人の手を取り人混みの中に交じっていく。

 

路上の広場になっているところで、簡易な照明に照らし出された美術室らしき部屋がセットされている。

 

その真ん中で、椅子に座りPCを見つめている男性が居る。

 

インリン先生と名札の貼られた人が、PCに映し出されている女性を見つめている。

 

私は、暁の濃姫。イタメン女子が少ないのであちこちで顔を出さないといけない(汗)

 

おっちょこちょい先生と知り合ったのは研修で一緒になった時。

 

研修がきっかけでスポーツ推薦のある秘密が分かって、、おっちょこちょい先生は。

 

ちなみに私は暁の濃姫。よろしくね!」

 

名札が見せれないからであろう。ご丁寧に2度の自己紹介付きである。そこだけ声が大きい。

 

「えぬくん(笑)あのPCの中の人この前物凄い演技してた人だよね。」

 

「だよな(笑)痛い女性が少ないから、いろんな役こなさないとダメと自分で言ってるしなww」

 

そんな時、美術室のセットに3人の制服を着た人たちが入り込み、インリン先生に詰め寄る。

 

はじーなと書かれた生徒が、いきなりインリン先生に殴りかかる。

 

はじーなにグーパンで殴られたインリン先生は倒れ込み、他2名の生徒にも、ひたすらフルボッコでインリン先生は殴られ始める。

 

インリン先生から大量の鼻血が飛び散っている。

 

「ちょっと、、大丈夫なのかな?手の次は鼻だょ(汗)」

 

「みるちゃん、、手の次って・・そういう問題ではないだろ?ww」

 

はじーなは、鼻血で顔が血みどろのインリン先生からPCを奪い取り操作しだす。

 

 

「だめだ!ロックが掛かっている!」

 

その時、さらに数人の生徒が入り込んでくる。

 

「お前ら!なにしてんだよ!」

 

沈黙のなぉと書かれた人が、はじーなに飛びかかり殴りつける。

 

沈黙のなぉに殴られた。はじーなまでもが、鼻血が飛び散りだす。

 

「・・・なんか笑いごとでないね(汗)インリン先生だけかと思ったら、はじーなって人も血だらけだよ(汗)」

 

「なんだこれ?狂劇?」前回のを見てないのもあるためか、いくしんは、あっけにとられている。

 

 

血みどろの先生は立ちあがった。前回血だらけだった右手を見れば、包帯が巻いてある。

 

 

役者魂・・・恐ろしい。

 

 

顔面真っ赤に染まっているインリン先生は、はじーなの胸ぐらをつかみ吠え始める。

 

「お前の目標は何だっ!推薦された艦隊部隊に入ることかっ?課金をやめた後も強化人間としてまだこんなものを続けることか?」

 

「そんなの・・・わかんねぇーよ。」

 

これまた顔面真っ赤のはじーなは受け答える。

 

「お前たちはそれでいい!だが、隊長はそうはいかない、そこで!

 

俺と言う人間をジャッジしてくれないか?」

 

血が垂れて、よく見れば意識がもうろうとしているかのようなインリン先生が生徒に向かって話している。血が足りないせいか前回のような覇気が無い。

 

数秒の沈黙があり、先生使徒たちが人混みの前に整列し、

 

「ありがとうございましたっ!」とお辞儀をしだす。

 

 

「今回はここで終わりなんだ(汁)

 

インリン先生、今に血が無くなりそうだね(汗)はじーなって人もやばそうだね。。。次から(爆)」

 

「狂劇も緊迫してて面白いもんだな(汗)血がリアルすぎる。とりあえず、終わったみたいだし店に向かおうか」いくしんは受け答え、3人は歩きだした。

 

「私は、暁の濃姫。女性が少ないのであちこちで顔を出さないといけない(汗)おっちょこちょい先生は。。。」

 

背後からまた声が聞こえ出す。

 

「おいおい、またやり始めたよww」えぬるぎは、呆れて笑い出した。

 

「せめて、止血してからにした方がよくない?(汗)」みるくは本気で心配している。

 

 

「あれ?」いくしんは立ち止った。

 

「どこにいくの?もうすぐ時間だよ?」

 

すれ違った女性が振り向く。

 

「え?私に声掛けてますよね?」

 

「レイちゃんしかいないじゃん?(笑)」

 

「失礼ですけど・・・どちら様ですか?」

 

女性は真顔で答えたものの、ハッとした表情を見せた

 

 

 

 

 

また来週!