ALL THAT BLADE RUNNER by NYzeki -529ページ目
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女性自身 昭和56年 8月27日・9月3日号  《その2》

さてさて。まずはこの部分から。


シネフェックスのスチル写真の左下部分です。日本語がわかりやすいように上下さかさまにしてます。

ブリンプ表面1




①スチル写真から読み取り : 「有名人そっくりさん18組」

これの元ネタはこれです。

→「☆有名人そっくりさん18組」 (223ページ)


        (これを切り抜いてミニチュア表面に貼っつけたものと思われます。)



     記事       記事

②スチル写真から読み取り : 「XXXXいを約束したX」

これの元ネタはこれです。

→「劇的な"親子対面"も実現、親子づきあいを約束した2人」  (226ページ) 


         (後半部分を切り抜いてミニチュア表面に貼っつけたものと思われます。)



      記事     記事


③スチル写真から読み取り : 「が衝撃告白」

これの元ネタはこれです。

→「小柳ルミ子が衝撃告白「結婚はしない。でもこの愛は貫きたい!」  (表紙) 

         (告白、までを切り抜いてミニチュア表面に貼っつけたものと思われます。

           「結婚~」以下は別の場所に貼っつけてあります。後述。→⑨参照)



      記事     記事


まだまだ続きます。


《その3》 へつづく・・・ → CLICK!

女性自身 昭和56年 8月27日・9月3日号  《その1》

映画の冒頭、オフワールドコロニーへの移住を勧める巨大な広告飛行船、ブリンプ。

劇場で売ってたパンフレットではよくわからないけど、米国版シネフェックス、もしくはバンダイから

発売されていた日本版(翻訳版)シネフェックスの裏表紙を見ると、そのミニチュアの表面は日本語だらけ。


ブリンプ

(写真:日本版シネフェックス cinefex No.2 裏表紙)


ちなみに、このミニチュア、サザビーのオークションに出たことがある。

そのとき購入したのか知らないけれど、現在の所有者はワーナーのようだ。


( ここ  にこんなレポートをしてる方がいます。)



この日本語の元ネタが知りたくて、昔から、いろいろ新聞の縮刷版で

雑誌の発売広告を調べたりしたけど、結局見つけられなかった。

内容から、週刊誌、それも女性週刊誌だろうとは推測できたけど。


ブレイクスルーがおきたのが、2003年。

ブレードランナーコレクション  の ブリンプの観察  というコーナーで、

きむらかずしさんがそれが「女性自身」であり、

1981年(昭和56年) 8月27日・9月3日号(夏休み合併号)であることを発表したのである。


きむらさんはミニチュア表面の日本語をネットで検索しているうちに、

「有名人そっくりさん18組」という言葉でサザンオールスターズの桑田佳佑の

ファンサイトの情報 にヒットして、その記事がその号に掲載されたことを知ったようだ。


アイデアがすばらしい。私は感服した。

そして、絶対その号を入手すると誓った。


古本屋めぐり、ネットで検索、ネットの古本屋で探求書登録、さがしもの登録サイトで依頼・・・

いろんなことをやりました。出版社の光文社にも問い合わせましたし、ネットオークションで

毎日チェックしたり・・・


でも古い雑誌ってほんと探しにくいんですね。市場が確立してないから扱うお店が少ないんでしょうね。


そして4年間、まったく空振り続きだったのですが、ついに・・・ついに運命の出会いが。

ネットオークションに出品されたのです!


いや~落札するまで気が気じゃなかったです。


そしてついに、入手しました!




                     女性自身



次回より、元ネタ特定検証を行いたいと思います。

(これがやりたかったのよ!)


《その2》 につづく → CLICK!


はじめましてブレランのに~ぜきです


ハヤカワ




まずはかるく自己紹介といきますか。


昭和40年生まれの41歳のオッサンですが、

自分では26歳くらいから歳とってる気はないんですが。

(そのへんのド厚かましいのがオッサンの証拠か)



ブレードランナーとの運命の出会いは1982年のこと。

紅顔の美少年の高校生でありました。

中学生のときにご多分にもれず、スターウォーズの洗礼を受け、

当時はツルモトルームから出ていた「スターログ日本版」を

夢中で読んでいるような、夢見がちな男の子でした。


そのスターログに、小さな記事を見つけたのです。

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を

原作とする映画 The Bladerunner を製作中、という記事を。


田舎の高校生ですからね、フィリップ・K・ディックなんて知りません。

アンドロ羊なんて読んでるわけありません。


しかし、その奇妙な題名と、フィリップ・K・ディックという名前の

響きのカッコよさにひかれて買いました。早川SF文庫を。


で、読んで、小説の何ともいえないムードにすっかり惹きつけられてしまったのでした。


そして、いよいよ映画が公開されることになりました。

タイトルは Blade Runner になってました。邦題はブレードランナー。


ところが。


私が住んでいた田舎では公開されないことが判明。

ショックでした。


悶々とする私でしたが、修学旅行先の京都で、なんと予告編の映像を見ることが

できたのです。


場所は新京極。修学旅行生のお約束ですね。

街頭に設置されたテレビモニターで、ブレランとE.T.の

予告編を流してたんです。


もう~感激でした。公開はその翌日からということで

どうしようもなかったですが。

もし、その日上映していたら、集合時間に戻らない生徒が

一人いて、騒ぎになっていたことでしょう。


結局、修学旅行の後に、

住んでいた街から二時間もかかる小さな街で

ひっそりと上映されることがわかり、一人でわざわざ行きました。


同時上映は「SEX発電」


イタリアかどっかのしょうもないコメディでした。

なにがどうなってこのカップリングなのか・・・・


ちなみにSF好きな友達を誘ったのですが、まじめな彼は

同時上映のタイトルを聞いてしり込みしたため、

一人で行くはめになったのでした。


途中、一番いいシーンで(デッカードが追い詰められる場面)

突然フィルムが切れて、だいぶ先のシーンから再開という、

都会じゃ抗議の殺到しそうな、田舎じゃよくある(誰も何も言わない)

マヌケな事態もありましたが、ほんと、ため息のでるような

幸福な2時間でした。


帰り道、高揚した気分で、

「誰がなんと言おうとオレはこの映画のファンだ~っ」

と思ったのを覚えています。


それから25年。

人生いろんなことがありました。

精神的・肉体的な危機もたびたびありました。


でも、一貫して私の人生にはブレードランナーがありました。


ブレードランナーがなかったら、私の人生は

もっと無味乾燥で、味気なくて、退屈だったことでしょう。


今年は25周年。

25周年DVDだの、ファイナルカットだのゾクゾクする話題が

いっぱいです。


ではでは、四半世紀をブレランに捧げてきたオッサンの

ナンギな日常をつづるブログ、今日から始めます。


どうぞご贔屓に。


Have a better one!



(写真左から、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 : 高校のとき買ったヤツ/映画タイアップカバー(中身は一緒)/新カバー(これは短命に終わった)/新カバー改(現在もこれのはず) )















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