カオスチャイルド返信続き(tomさん) | 墜落症候群

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墜ちていくというのは、とても怖くて暗いことのはずなのに、どこか愉しい。

なぜ、俺にとってカオスチャイルドは『くそったれなゲーム』になってしまっ…
コメントほぼ同意見ですbytom
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05月28日 11:53
IP:114.184.81.86
他のポチポチの揚げ足取りは気になさらない方がいいかと思います。

主人公が日和見というのは実際真実が重すぎるのでちょっと違うようにも思いますが、世莉架がやはり願いから生まれた常識外の存在で、勝手に暴走されたイメージが強く、個人的にはヘイト集めた以外の何物でもありませんでしたね…。
僕なら間違いなく全て世莉架の責任で押し通します。
メインヒロインとしても空気と感じましたし。

終盤の老化現象の告知含め、展開が詰め切れていないのかなぁと思いました。カオヘはそこらへん結構ストレートな展開だったから良かったのかもしれないと思ったり。

サスペンス寄りになっていて、本当に犯人絞り込みまでは面白かったんですけどね…。しんみりさせる物語でギミックも多彩だとは思いますが、あと一歩という感想です。



 記事にレスした方が伸びるのかなあ、と思いつつ、クセで返信記事を作ってしまう俺。
 主人公については、何ていうか、ちょっと突き抜けて欲しかった感はありますかね……突き抜けて欲しかったというか、スタンスをキッチリと定めて欲しかったというか。
 前作、カオスヘッドについては主人公の正体が実は××だったりするし、表面的に見て、もう取り返しがつかないほどにオタクですよねw まあ、一般受けはしないとは思うんですけれど、あれはあれで良かったと思うんです。
 カオスチャイルドは、主人公もゲーム世界観も、何となくこじんまりまとまって、良くも悪くも新規の広い層を満足させる方向に行ったのかな、と。評価見てみると、それは成功しているのではないかと感じますね。

 主人公については、もっと『日常を守る』ことを主軸にしたキャラか、あるいは『英雄願望という隠れた衝動がある』ということを明確に示して欲しかったです。日常の平穏を守るために世莉架と対峙するか、それか自分の中の悪性を認めて世莉架の計略に乗るか、どっちかに転んで欲しかった感はあります。
 そう。世莉架とはもっと真正面からぶつかって欲しかったというか。
 断罪するなり、その悲哀を鑑みるなり。
 何かもっと、違う帰結はなかったのだろうか?
 そもそも、主人公の願望によって生まれた世莉架が、その願望の履行のために計画を練ってきたとして、主人公はただその世莉架に自分の現在の理想を押し付けたようにしか感じられないんですよね。結局、世莉架を日常に返したのって、残酷な世莉架を認めたくないがための現実逃避に過ぎないのではないか。凄く幼稚に感じてしまうんです。

 世莉架も悪なんですけれど、彼女をメインヒロインとして成立させるためには拓留の器が足りなかったのかな、という感じはします。

 俺はご都合主義的な老化現象の提示は、要するに構造を分かりやすく示したかったんだろうと思ったので、そこまで気になりませんでした。結局、一周目の主人公とメインヒロインの関係が気に入らなかった、というのを最後まで引きずってしまった感じです。

 ミステリとしての詰めというよりは、何というか人間の感情面の動きが俺にはうまく納得出来ない部分がありました。『それでよかったのかな?』という感じです。

 まあ、多くの人が引っ掛からないところで引っ掛かってしまったのかな……という感じですね。俺は大体ほとんどの物語を「まあいいんじゃない」と受け止める方なのですが、カオスチャイルドは歴代指折り数えられるくらいに俺の悪感情を掻き立ててくれました。その意味では稀有です。