何か頭の中に渦巻く物を吐き出してみよっかなーとか何とか。
正義の味方部は、本当の意味での正義の味方である。
この部活動と敵対する組織として、『生徒会』があるんだが、これは『魔族』が支配している。
生徒会と同調している『職員室』も魔族の影響下にある。
……っていうか、これは2巻の冒頭で明かされることなのだが、人類の半数は魔族に置き換わっている。35億人くらいが魔族になっていて、また、魔族は魔界に6兆くらいの戦力を持つ。
その絶望的な戦力差と、人類側で対抗するのが『正義の味方部』の数人しかいないことを知った終が、その途方もない戦力差に正義の味方部を退部するのが2巻の始まりである。
……まあ、なし崩し的に部活には戻ることになるんだけど。
終には超邪気眼の妹がいる。これは終によって、1巻部分では匂わされるのみで、ひたすらにひた隠しにされている。
妹は常人から見ると、凄いアレな感じで、自分を『託宣を受けた巫女』みたいに言っている。地球とは別の世界の苦しい戦況を、涙ながらに語ったり、『勇者』たちの活躍を喝采しながら語ったりする。
実際には、終の妹は、魔族の巫女の転生体で、地球の戦況の全体を俯瞰する能力の持ち主である。地球でそれが起こっているということが信じられなかった為、それを別世界の出来事という風に理解し、周りに語っていたに過ぎない。
緑端終自身は、魔界の切り込み隊長であり、実際には、人間の残りの人口を一晩で一夜にして0にできる程度の力を持っている。終は現在、魔界と敵対する『正義の味方部』に属している為に、魔界でも最大の脅威と見られている。
――現在、魔界には女王が欠番しており、女隊長が指揮を取っている。
仏蘭西麺麭エヴリは、実際のところ、魔界の女王の転生体。人間界でも有数の美貌を持っているのも当然の話。
こっちの世界で男として生まれたのは何らかの手違いらしい。彼(彼女?)自身に自覚はないが、彼女(ってことにしとこうw)が号令を出せば、一瞬で地球は滅びる。……が、彼女にその自覚はなく、それどころが『正義の味方部』のメンバーとなってしまっているのは、魔界の女隊長の頭痛のタネw
初の能力は『決まり切らない必然』みたいな感じ。
すべての展開を『ご都合主義』に捻じ曲げる。魔界に侵された地球上での高校生活が、彼好みのお気楽なものに変調するのは概ね初のせい。
……ちなみに慶治が浪人し、『正義の味方部』を存続させる限り、『対抗勢力』の存在から、魔界の侵攻は決定的なものにはならないだろう。
そんな設定もあるw
なんてねー。
今回の設定集を信じるか信じないかはあなたにお任せしますw
1巻が大体、キャラ紹介の巻。最後に生徒会の面々がモンスターと化したのに、正義の味方部が襲いかかり、終も訳の分からないまんま、挑みかかるっ! って感じでエンド。
2巻は、魔界の侵攻の真実が明かされると共に、邪気眼の妹も登場。
シビアな状況と裏腹に、海に行ったりとか、いかにも高校生らしい、青春っぽいシーンが積み重ねられるのだった。
……そんな感じー。