スミルノフ物理学の高校生教科書と”ニュートン・コード”!スミルノフ学派 डर佐野千遥 | フリーエージェント世界革命を提唱するフリーエージェント大学ロシアの有名人・ドクター佐野千遥教授

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डरスミルノフ物理学の高校生教科書と“ニュートン・コード”!スミルノフ学派Dr佐野千遥

ロシア科学アカデミー・スミルノフ物理学派数理物理学最高責任者:ドクター佐野千遥


スミルノフ物理学の高校生教科書を是非書いて欲しいとの要望が多くのファンの方々から寄せられていますので、未完成ですが、途中経過を掲載します。

スミルノフ物理学とは単純明快な非常に易しい物理学です。但し、今迄とことごとく違う全く新しい物理学体系ですので、一回目に読む時には、取っ付き難(にく)い事が有るかもしれません。しかし「取っ付き難(にく)い」事と「難しい」という事は全く別です。一回目読む時には取っ付き難いけれども、一回目すら非常に易しい物理学であるとの印象を持たれる筈で、二回目読む時には”取っ付き難さ”の印象も薄れているであろうと考えます。。

小難しい話になるのは、皆さん、カッコ付「正統派」現代物理学によって誤謬の”ヒッグズ粒子=神の粒子”等、こんがらがった概念を無意識の中に頭に叩き込まれているので、それを正道に帰って解き解(ほぐ)さねばならない場合です。

     目次

第1章:ニュートン力学
(ニュートン死後忘れ去れていた動的作用反作用の法則の復権したニュートン力学)

第2章:スミルノフ電磁気学

第3章:スミルノフ素粒子論
    スミルノフ核物理学

第4章:スミルノフ宇宙物理学、スミルノフ地球物理学

第5章:ニュートン・スミルノフ熱力学

第6章:スミルノフ光学

第7章:負の誘電率・負の透磁率・負の質量の世界
反重力の物理学、テレポーテーションの物理学、タイムマシンの物理学

第8章:スミルノフ物理学の数学的基礎


第1章:ニュートン力学

ニュートンの書いた物理学教科書「プリンキピア・マテマティカ」を、ニュートン死後忘れ去られていたその動的作用反作用の法則「力掛ける速度が逆向きに成る」

F1 * v1 = – F2 * v2                    (1)

を復権させて再現し、それを我々の現代力学とする。

この動的作用反作用の法則の式は、粒子と粒子との間のあらゆる作用反作用を記述する。

この動的作用反作用の法則の1式を忘れ去っていたために、カッコ付「正統派」現代物理学は自力では脱出できない程の大混乱の奈落の底に落ち込んでいる。

特にカッコ付「正統派」現代量子論は、その各分野の実験結果を物理モデル抜きに只々羅列した現象面の上っ面を辻褄合わせしただけの代物でしか無く、全部ゴミ箱に捨てるべきである。

カッコ付「正統派」現代素粒子論の“超弦理論”なるものは(南部陽一郎氏の“ひも理論”と“超弦理論”とは別物。)理論上の矛盾が指摘されると、矛盾を真摯に受け止めず、“これぞ対称性の破れ”と称して逃げ回る醜態を演じており、カッコ付「正統派」現代物理学の終焉を彷彿とさせている。

第2章:スミルノフ電磁気学

円筒に巻き付けたソレノイド・コイルに電流を流した時、内側の円筒空間は負の透磁率である。

双極磁場の内部円筒空間は負の透磁率

電流を流したソレノイド・コイルの内側円筒空間に方位磁石を持ち込むと、方位磁石のN極は磁化されている円筒空間の端のN極に引き付けられ、方位磁石のS極は磁化されている円筒空間のもう一端のS極に引き付けられる。そもそも磁化された円筒空間の両端に離れ離れにN極とS極とが生じるのは、双極磁場で磁化された内側円筒空間では、N極とS極との間に互いに他を押しのける斥力が働くからである。

つまり双極磁場の内側円筒空間では、S極とS極同志が引き合って寄り集まり、N極とN極同志が引き合って寄り集まり、S極とN極とは互いに他を押しのけ合って斥力で離ればなれになる。これにより、有ろう事か、双極磁場の内側円筒空間が負の透磁率である事が、お分かり頂けたと思う。

キューリー温度から焼き鈍しをして鉄やネオジムを磁化させて作った永久磁石は内側には入り込めないが、永久磁石の内側も負の透磁率である。

双極棒磁石を幾ら小さく切断しても、切片が全て必ずN極S極を持った双極磁石に成り、切断する事によっては、決してS極はS極だけ、N極はN極だけ取り出す事ができないのは、磁石の内部は負の透磁率であるためである。つまり幾ら切断しても、各切片の中でS極とN極とが斥力で離ればなれになるためである。

そしてS極、N極への磁化自体が、細かいS極磁気単極子、N極磁気単極子が、それぞれS極とN極へと移動し集結していると見る事が出来る。

今、双極磁場の負の透磁率の内側円筒空間に、S極-、N極-磁気単極子を若し電磁気的方法で作って入れたなら、独立してそれぞれ別々に存在し得る事が分かる。[註]

[註]:棒磁石を幾ら切断してもNとS、NとSとを持った磁石しか出来ない事に業を煮やしたカッコ付「正統派」現代物理学は、そのビッグバング理論によって、磁気単極子とは宇宙の始原の0.0000……………………………01秒の間だけ存在していただけで、現在は存在しないと宣言してしまっているが、これは正に笑い話である。

自転した物体には僅かに双極磁場が発生し、その物体のの自転軸の周りの円筒空間の内側は負の誘電率・負の透磁率=負の質量となる。

自転した物体の内側は負の誘電率・負の透磁率=負の質量だから反重力でゆで卵は立ち上がる。

その当初加速した時点のみならず、その後立ち上がったままに成るのは、反重力が働き続けるからである。

コマが立っているのも反重力による。

自転が加速→反重力発生。

m * (c – v) = m0 * c
vがcを超えた瞬間、転がり速度に対してマイナス無限大の加速度が加わる。

右巻きN極単極磁石の周りにN極系エーテル繊維が巻き付いたもの=陽電子 と
   左巻きS極単極磁石の周りにN極系エーテル繊維が巻き付いたもの=電子 と
が接近すると、右巻きと左巻きが逆向きの渦であるためにS単とN単の自転が極度に加速されて、加速されたS極磁気単極子は自分と繋がっている他のS極磁気単極子との間に猛烈な反重力が働く。→負の世界に於ける強力なビーフェルト・ブラウン効果


焼き鈍(なま)しをすると永久磁石が出来る理由

キューリー温度まで上げて置いて磁場を掛けると、温度が上がっているので
c – v の転がり速度が大きくなり(自転が加速される)、直線速度vは小さくなり、cの速度で進む光の矢はvを大きく追い越していく。つまり時間が普通の状態より先に進む。

この時間が先に進んだ状態は、S極とN極に生じた互いに他を加速して自転させる左巻きS極磁気単極子と右巻きN極磁気単極子の自転運動により維持される。この時間が先に進んだ状態をS極磁気単極子とN極磁気単極子の自転運動が維持するので、外から掛ける磁場を消滅させた後でも維持され続け、永久磁石が出来るのである。

この永久磁石は長年の間に、重力場の影響で、その中に生じているS極磁気単極子の自転速度が徐々に減じて行き、時間の進みが徐々に減り遅れて行くので、永年の経過の後、磁気を消失する。

第3章:スミルノフ素粒子論

真空は無ではなく、真空空間には縦横にエーテル繊維が張られており、このエーテル繊維が一所に蜷局を巻いて固まったものが質量粒子=磁気単極子である。

宇宙唯一の素粒子=磁気単極子のモデル



エーテル繊維とは、左巻きS極系エーテル繊維と右巻きN極系エーテル繊維とが有る。

左巻きS極系エーテル繊維が質量エーテル繊維として一所に蜷局を巻いて成した質量粒子がS極磁気単極子であり、右巻きN極系エーテル繊維が質量エーテル繊維として一所に蜷局を巻いて成した質量粒子がN極磁気単極子である。

この磁気単極子=質量粒子の質量と公転軌道接線方向の直線速度との間の関係は、
m * (c – v) = m0 * c (2)
(mは運動質量、cは光速度、vは公転軌道接線方向直線速度、m0は静止質量)
で与えられる。

この式は、ニュートンの粒子と粒子の間の動的作用反作用の法則の式
F1 * v1 = – F2 * v2
の相対論的バージョンであり、粒子とその質量を成すエーテル繊維との相互作用を表す。
この(2)式は「転がり速度運動量保存の法則」と呼ばれる。

電子とは、その中核にS極磁気単極子を持っており、その周りにN極系エーテル繊維が巻き付いた粒子であり、直線速度が上がると、S極系エーテル繊維を吸い込んで質量が増大し、且つ巻き付いているN極系エーテル繊維が巻き出されて(ほぐれて)電荷が減少する。直線速度が下がると、S極系エーテル繊維を吐き出して質量が減少し、且つ巻き付いているN極系エーテル繊維が更に巻き付いて電荷が増大する。

陽電子とは、その中核にN極磁気単極子を持っており、その周りにN極系エーテル繊維が巻き付いた粒子であり、直線速度が上がると、N極系エーテル繊維を吸い込んで質量が増大し、且つ巻き付いているN極系エーテル繊維が巻き出されて電荷が減少する。直線速度が下がると、N極系エーテル繊維を吐き出して質量が減少し、且つ巻き付いているN極系エーテル繊維が更に巻き付いて電荷が増大する。

つまり電気とは表面上の現象でしかない。

質量についての(2)式は電荷に付いては
(1/e) * (c – v) = (1/e0) * c (3)
(eは運動時の電荷、e0は静止時の電荷)
と書き直される。

“神の粒子ヒッグズ粒子”とか“原子核内だけに存在して原子核外には存在しない強い相互作用を成す糊の役割をするグルオン”だとかカッコ付「正統派」現代素粒子論が主張する万余の種類の素粒子は現実には全て一切存在しない。

その様に各々違って見えるのは、S極-、N極-磁気単極子が様々な直線速度、転がり速度で運動しているからにしか過ぎない。

カッコ付「正統派」現代素粒子論が言う“フェルミ粒子”とは我々スミルノフ物理学の質量粒子であり、ボーズ粒子とは、南部陽一郎氏も言うように粒子の形をしておらず“紐”の形をしたエーテル繊維であり、粒子と粒子との間の作用反作用を伝達する役割を演じている。

陽子は磁気単極子のN-S-Nから出来ており、中性子は磁気単極子のS-N-Sから出来ている。

宇宙中のS極磁気単極子は全てS極系エーテル繊維で繋がっている。これに対し、N極磁気単極子は個々バラバラである。

第4章:スミルノフ宇宙物理学、スミルノフ地球物理学

宇宙中の星が北から見て反時計回りに自転しているため、互いに互いの自転速度を徐々に減じ、その結果公転軌道接線方向の直線速度が増大する結果、S極磁気単極子は自己のS極エーテル繊維を吸い込むが、S極は宇宙中で全て繋がっており、全ての星がその繋がったS極エーテル繊維を吸い込むので、全ての星は互いに他を引き付ける力を及ぼし合う。これが万有引力である。

この左巻きの渦同志が互いに他の自転速度を減ずる結果、渦同志の間に引力が働く例は、上述した星と星の間のみに限られず、

地球上の北半球での左巻き台風同志の間の引力も同じ仕組みで説明できるし、

又、ミクロの世界で双方とも負の電荷に帯電した2枚の薄い金属板を非常に近付けた時に金属板同志の間に働く1気圧の強い引力が生じる現象であるカジミール効果は、非常に接近した金属板上の左巻渦の電子同志が、互いに他の自転速度を減じ、その結果S極系エーテル繊維で繋がったS極磁気単極子=電子がそのS極系エーテル繊維を吸い込むので、金属板間に引力=「重力」が生じる、と説明できるし、

S-N-S中性子、N-S-N陽子の中のS極磁気単極子同志が、その左巻き渦同志が互いに他の自転速度を減じる為に、全て繋がったS極系エーテル繊維を吸い込む結果、S極磁気単極子間に引力が、つまり原子核内を強力に固める「重力」が発生する、と説明出来る。

原子核を電荷として見た時、プラスの電荷を持つ陽子と、電気的に中性の中性子から成る原子核は、電気的には陽子間の斥力ででバラバラに分裂しなければならないのに、実際には強力に引き合って小さい原子核を成している。これはカッコ付「正統派」現代核物理学を悩ませた最重大テーマであり、カッコ付「正統派」現代物理学派は、高度な高度な数学を導入しても解決付かなくて、苦し紛れに”原子核の中だけに存在して、その外部には存在しない”強い相互作用”・”強い力”なる物を捏造するに至った。

スミルノフ物理学は、原子核内の強力な引力を、カジミール効果、台風間の引力、星と星との万有引力の全てを貫いて同じ仕組みの、左巻き渦同志が互いに互いの自転速度を減速させるために、接線方向直線速度が加速され、その結果質量が増える目的で、原子核内まで含めて宇宙中繋がったS極系エーテル繊維を吸い込む結果、互いに互いを引く引力=「重力」が発生するからである、と説明する。

つまり、全てを貫く「重力」に裏打ちされて、カッコ付「正統派」現代物理学の大混乱を尻目に、スミルノフ物理学は「超大統一理論」を既に確立している。

第5章:ニュートン・スミルノフ熱力学

“温度が上がれば、空気分子の直線速度があがる。”なる従来の熱力学の粒子モデルは誤り[註]である。

皆さんも今迄、世界中の高校、大学で、“風船にガスを入れて温度を上げると風船が膨らむのは、温度上昇によってガスの分子多数が速度が上がり、風船の内壁により勢いよく衝突するからである。”と教わって来たが、これは根本的に誤りである。

正しくは、

風船に空気を入れて温度を上げると内部気圧が上がって膨らむ原因は、温度上昇で自転が加速された分子が風船内壁に反重力を及ぼす為である。

燃料を使う内燃機関の爆発がピストンを押すのも、風船の内圧上昇と原理的に同じく反重力による。

その他、ガスの塊が、空気中で拡散する理由は、地球の内部の負の世界から漏れ出た重力の作用でガスを成す分子が微弱ではあるが+/-にイオン化つまり、右巻き左巻きのN/Sに磁化されて、互いに他の自転速度を加速するので、互いに繋がったS極系粒子同志が自己の質量を成すS極系エーテル繊維を放出し合い、S極系粒子同士が互いに他に対し反重力=斥力を及ぼす為である。

[註]:空気で有ろうと水であろうと、流体は流速が上がった箇所は気圧、水圧が下がり、温度が下がる事が、気圧計、水圧計、温度計等で測定される。

風船に付いての章でも見たように“温度が上がると粒子の直線速度が上がる”と信奉する現代熱力学はこれを説明できない。

流速、気圧、温度の3パラメーター全部の動きを説明できないが、カッコ付「正統派」現代物理学の誤れる“エネルギー保存則” [位置エネルギー]+[運動エネルギー]=[一定]を利用して、而も何故 [位置エネルギー]= [圧力] と考えてしまって良いのかの根拠も示さずままに、古典流体力学は形だけ、何故速度が上がると(=運動エネルギーが増えると)位置エネルギーが減るか、つまり彼等に言わせれば圧力が減るかを説明出来た積りに成っている。

明らかに此処にカッコ付「正統派」現代熱力学と古典流体力学との間に大きな矛盾が有るのだが、古典流体力学者達はカッコ付「正統派」現代熱力学者達に対し、卑屈な態度を取り、現代物理学会では論戦に成る事が全く無い。

ガスを閉じ込めた容器の小さな穴からガスを噴き出させると、大きな流速で噴出するガスの周りは気圧が下がり、温度が下がる。この仕組みを使って冷蔵庫は機能している。

カッコ付「正統派」現代熱力学が信奉する命題“温度を上げると粒子の直線速度が上がる。”が誤謬である事を、この冷蔵庫の仕組みを例に取って論証する。

大きな流速で噴出するガスの周りは気圧が下がり、温度が下がるのだが、今、噴出する穴の先に細い長い管を付ける事により、噴出時に気圧が一定に保たれるようにしておいて、その管の中で流れるガスの温度を測定してみよう。

こうしてみても、温度の降下が必ず生じる。つまり「粒子直線速度が上がると温度が下がる」事が観察されるのである。

数学的にこの命題「粒子直線速度が上がると温度が下がる」の対偶は「温度を上げると粒子直線速度は下がる」となる。つまりカッコ付「正統派」現代熱力学の信奉する命題“温度を上げると粒子の直線速度が上がる。”が誤謬である事が、ここに証明された。 

次にカッコ付「正統派」現代熱力学が信奉する“エントロピー単調増大法則”が誤りである事を“マックスウェルの悪魔”の例を引きながら論証・実証する。

“マックスウェルの悪魔”とは

(「マックスウェルの悪魔」)wikiより引用

1. “均一な温度の気体で満たされた容器を用意する。 このとき温度は均一でも個々の分子の速度は決して均一ではないことに注意する。
2. この容器を小さな穴の空いた仕切りで2つの部分 A, B に分離し、個々の分子を見ることのできる「存在」がいて、この穴を開け閉めできるとする。
3. この存在は、素早い分子のみを A から B へ、遅い分子のみを B から A へ通り抜けさせるように、この穴を開閉するのだとする。
4. この過程を繰り返すことにより、この存在は仕事をすることなしに、 A の温度を下げ、 B の温度を上げることができる。 これは熱力学第二法則と矛盾する。
”(“マックスウェルの悪魔”wikiより引用)

ところで熱力学の第二法則とは、平たく言うのなら“自然の為すがままに放置するなら、温度の高い所から温度の低い所へ熱が流れて温度差が無くなって均等化してしまって終わりに成る。”という事に成る。

これを熱量・温度に付いての熱力学と限らず、全「正統派」現代物理学の扱うエネルギーに拡張してエントロピー単調増大の法則を平たく述べるのなら、“自然の為すがままに放置するなら、エネルギーとか質量という物は、そのうちに粉々に分裂して霧散し、空間に均等化してしまって終わりに成る。”という事に成る。

そこで上記“マックスウェルの悪魔”の考えから発想して、下記の実験を実施する。

水槽に水を貯め、その真ん中を半透膜で仕切る。

水槽の左側半分には、全水槽の水に溶かし得る最大量を超える塩化カリウムKClの粉末を混入させ、水槽の右側半分には塩化ナトリウムNaClの粉末を等量(同じモル数)混入させる。

KCl、」NaClは直ちに水に溶け出して、イオン化し、

水槽の左側半分全体にはK+とCl-が蔓延し、水槽の右側半分全体にはNa+とCl-が蔓延する。

半透膜を通って、K+は水槽の右側半分に入り込み拡散し、Na+は水槽の左側半分に入り込もうとする。

水槽の右側半分ではK+の方がNa+よりイオン化傾向が強いために、Na+は後から後から遣って来るK+によって置き換えられ(Cl-はClガスとなって発生し、水に溶け込めない分の塩素Clは泡と成って立ち昇り)、一旦イオン化していないNaの固体の状態に戻ってしまう(それが更に水H2Oと反応して、イオン化傾向がNa+より低いH+が水素Hとなって発生し、水泡となって水槽の右側半分の水面から立ち昇り、Na+とOH-に成ろうとするが、このNa+もイオン化がイオン化傾向がより強いK+によって不断に阻止され続ける。

水槽の左側半分に入り込もうとするNa+は直ちにそれよりイオン化傾向の強いK+によってイオンである事を止めさせられて、Naとして析出し、水H2Oと反応して、イオン化傾向がNa+より低いH+が水素Hとなって発生し、水泡となって水槽の左側半分の水面から僅かに立ち昇るが、再び析出しようとするNa+は不断にK+によってイオン化が阻止され不安定な状態に据え置かれる。

このような化学反応が一定時間起こった後は、水槽の左半分の水底には最早KClは残っておらず堆積物は殆ど無く、水槽右側半分の水底には最早NaClは残っておらず、殆ど全てKClに置き代わっている。

つまり固体のKClが水槽の左半分から右半分へと移動し右半分の水底に溶解限度を超える分のKClが固体として堆積し、水槽の右半分の水底からは元有った固体のNaClが消滅している。この化学反応プロセスは元に戻す事ができない。

つまりエネルギーをより多く持ったK+イオンが半透膜を通って、水槽の左半分から右半分へと移動して、NaはNaまたはNa+の不安定な形で、水槽の右側半分に留まった。つまりエントロピー単調増大法則が言う、拡散・均質化とは正に逆のプロセスが起こった、集中・不均質化が起こった。

つまりカッコ付「正統派」現代物理学が信奉する誤れる“エントロピー単調増大法則”に反する“マックスウェルの悪魔”が実際に起こった。