ロシア科学アカデミー・スミルノフ学派：フリーエージェント大学総長・ドクター佐野千遥
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ベンジャミン・フルフォード氏はHAARP（地震兵器）問題やFEMA（強制収容所）国家問題を、米国国家権力総体の問題と捉えず一部のユダヤ大富豪の仕業と考えようとする結果、最近彼のその信条と現実とのズレが原因で彼自身の論に至る所大きな矛盾が生じて来ており、今までフルフォード氏に付いて来ている人達の間で激論が交わされている。
そこで従来から数理物理学系厳密科学から社会科学の厳密科学化を論じてきている私・佐野千遥は、社会科学の厳密科学化の基礎論を以下に述べ、よってもってユダヤ大富豪は米支配階級国家の集団的利害を意思表示しているのであって、個人の思い付きではない事を論証する。
この点はリチャード輿水氏にも確認と内容の吟味をお願いしたい。というのはHAARP、FEMA批判者達の運動が危急存亡の危機に瀕しているからです。
＜本質経済科学＞
先ず結論から先に述べよう。階級対立・階級闘争は因果律に則るから、法則性をモデル化し科学化することが出来る。つまり、階級対立・階級闘争こそ本質経済科学＝正しい経済学の本論である。
或る会社で人員を募集する場合を見て見よう。
募集人数よりも多数の応募が有ったからといって、その採用された従業員の給料は高くなる事はないし、逆に募集人数よりも少ししか応募しなかった場合にも、少なかった結果、採用された人員の給料が低くされる事は無い。
また、結果として、募集人数よりも少ししか応募が無かった場合、人事課は募集人数の予定より少なかったのは提示した給料が低すぎたためでは無いかと自問し、次回募集時からその部署の給料を上げる事も有り得る。
以上の全てに渡って労働力についての取引は需要供給の法則に則っていない。よって賃労働と資本の関係はエントロピー増大であって、エントロピー単調増大ではない。つまり賃労働と資本の関係は因果律によっており、法則性を持った科学が成立しえる。
近代経済学はマルクス主義経済学が近代経済学と異なり財貨の交換についての範疇を超えて階級対立という経済外的要因を持ち込んでいるので、純粋な経済学とは言い難いと批判してきた。しかし上述した厳密科学的論証から逆に、そして別稿で財貨の交換は「需要供給の法則」＝「神の見えざる手」に則っているので因果律を意図的に踏み外したランダム過程である結果、その過程を論理的に記述せんとする経済学という科学自体が成り立たないと佐野千遥が論証した事と相俟って、近代経済学の主張とは正に逆にその「経済外的要因」についてこそ法則性＝階級対立・階級闘争を抽出する事が出来ることがこれで論証された。
つまり財貨でなく、人間の階級対立・階級闘争の方が因果律に則るから、法則性をモデル化し科学化することが出来る。つまり、階級対立・階級闘争こそ本質経済科学＝正しい経済学の本論である。
「正しい」とは言っても、階級対立・階級闘争自体は反エントロピー・プロセスと背中合わせのエントロピー増大の過程であり、資本の支配に対する被支配者達が階級闘争に勝利した時、初めて「正しい経済学」は「真の経済学」に進化・発展する。
つまりここで論証された財貨というより寧ろ人間の社会関係こそ科学化が可能であるという事が、更に進んで人間の社会関係についての学である、法律学、政治学も科学化が可能となる所以である。
支配者・資本家階級の擁立する国家権力とは、その政治形態が「多数決民主主義」であろうがなかろうが、支配者・資本家階級による被支配階級に対する階級的独裁的手段である。そしてその国家は、支配者・資本家階級の集団的利害に基づいて行動している。
＜金融資本論＞
貨幣は再帰的に自己を貨幣で評価できる財であるから、また人を評価できる財であるから、あらゆる弊害が生じる。このような貨幣の本来的特性から証券、金融業が発生した。利子を取る事を禁じていた昔のカトリックと、現在までのイスラムは、証券、金融業発展への道を塞ぐ上で本質を突いていた。
ロシア科学アカデミー・スミルノフ学派：ロシアの有名人・ドクター佐野千遥フリーエージェント大学教授
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