#4西田琉星 と All.1の4年間 | 立命館大学All.1のブログ

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立命館大学フットサルクラブAll.1です。
日々の出来事や試合の結果等更新していきます。

西田琉星とAll.1の4年間


こんにちは。All.1、14期生の西田琉星です。
この度は私の卒業ブログに目を通して下さりありがとうございます。今回卒業ブログを書く機会を頂いたので、私のこれまでのAll.1での活動を振り返り、そこで得た学びや大切な思い出を記したいと思います。

まず私がAll.1に入部した経緯は、1回生の頃自分が納得できるような学生生活を送れずにいたため、本気で自分と向き合い続けられる環境に身を置きたいと感じたことがきっかけです。U-18滋賀選抜でお世話になった亜土さんや高校サッカー時代の同期がAll.1にいたこと、そして当時全国大会で旋風を巻き起こしていたAll.1にとても魅力を感じたこともあり、直感的に限りなく自己研鑽できる場所はここだと感じました。

2回生から入部しましたが、始めの約半年間は全てをうまく進めることができず、初めて挑戦する競技フットサルのサッカーとの大きな違いに苦戦し、第2のフットボール人生が始まったような感覚でした。高校卒業までのサッカー人生では、試合に出場する機会を幸運にも多く頂けていましたが、フットサルでは自分の実力が通用せず、恐らく人生で初めてのベンチ外を経験し、こんなに悔しいものはないと強く感じたことを覚えています。また監督に怒られるという経験もこれまで比較的少なかったため、亜土さんに叱責して頂く中では、辛い、苦しいといった感情と指摘を頂けて有難いと思う感情が行き来する毎日でした。そのため私はプレーに関して分からないことがあれば積極的に質問しましたが、亜土さんからは常に自分が「どんな選手になりたいか」ということを自力で模索するよう教えて頂きました。そこで私は、自主的ではなく主体的であることの重要性に初めて気付くことが出来ました。そこから私は一つ一つ自分に足りない点や、もっと伸ばしていくべき点を洗い出し、作戦ボードのアプリを入れてその一つ一つをどう克服できるかイメトレしたり、自分のプレーやお手本としていた知弥くんのプレーをよく研究するようになりました。実際に、そこで得たイメージを練習でトライすることを繰り返すと、成功するプレーの数が増え、やっと地に足がついたような感覚を味わいました。そして入部から約半年後、当時の4回生が引退されたタイミングでトップチームに上げていただきました。



トップチームでは、やはりフィクソというポジションにおいて求められるレベルがさらに高くなりましたが、その頃にはもうすでにフットサルを楽しめるようになっていて、できないことがあっても次の週にはできるようになっていたと感じる程、自分の中では早い間隔で成長できていたのかもしれないと感じます。特にフットサルはサッカーと違い、セットプレーの戦術が山ほどあり、日々の練習での積み重ねが実際に試合で実る瞬間というのは、ピッチ上でしか味わうことのできない何より特別で最高な瞬間でした。関西学生リーグの神大戦で私がCKからボレーシュートを決めて得点し、みんなで掴んだゴールの瞬間の喜びは今でも忘れることができません。そして何よりも普段から苦楽を共にする仲間がこの写真のように駆け寄ってきてくれることが本当に嬉しかったです。他にも伝説のクアトロセットとして挑んだ東京フェスタ慶応戦で決まったセットプレーなど、一生忘れられない最高の瞬間をAll.1でたくさん経験することができました。



そしてちょうど3回生の夏になり今後の将来について考えていくタイミングで、私は叶えたい夢を追いかけることを優先したい思い、休部を決断しました。All.1に所属し、自主的でなく主体的であることの大切さを教わったからこそ、この大きな決断に至ることができたのかもしれないです。チームには迷惑をかけてしまいましたが、約9ヶ月を経て同期の仲間の誘いのおかげで復部することができ、4回生のインカレ滋賀というタイミングで引退しました。

All.1は学生主体のチームだからこそ、より濃い密度や近い距離感で仲間と共に刺激を与え合うことができる場所だと思います。気づけばフットサルに夢中になり、自分の成人式を欠席して全日の関西大会に行ってしまうほど、少しの力でも自分が貢献したいと思える最高のチームでした。最後にはなりましたが、私をここまで成長させて下さった亜土さん、途中からの入部でも温かく受け入れてくれた同期の仲間、先輩方、後輩たちにとても感謝しています。本当にありがとうございました。


#4西田琉星