またまた、今更的なアップです。昨年3月に山梨にいってきました。お目当てはリゾナーレ八ヶ岳
リゾナーレ八ヶ岳はワインリゾートとして有名で、レストランや有料試飲コーナー等で色々な
日本ワインを愉しむことができます。最近日本ワイン流行ってますよね^^

「日本ワイン」について余談ですが、少し前までは海外から輸入した濃縮マストでつくったワインを
「国産ワイン」と表記し、販売することが日本のワイン造りの常識でした(全てではありませんが)。

世界的にみても濃縮マストからワインをつくっている国なんてどこにもありませんが、「原料の安さ」
(1本あたり20~30円?)というコスト優位性を背景に、国はこの非常識な手法を黙認し続けてき
たわけですが、できあがったワインは当然レベルが低いものばかりでした。

しかし今では、日本の生産者が情熱と信念を持って葡萄造り、ワイン造りに取り組みはじめており、
秀逸なワインをどんどんマーケットに登場させています。ここで大事なのは、1、自分で葡萄
を育て 2、その葡萄で醸造・瓶詰するという点です。この二点を満たしているワインを、日本
ワイン協会では「日本ワイン」と定義しています(よかったらこちら をご参考下さい)。

閑話休題。





リゾナーレまでは、小淵沢駅から送迎バスが出ています。5分ほどで到着。





ここが有名な、セレクトショップが立ち並ぶピーマン通りです。雪が積もっていてよく見えないと思い
ますが、石畳の回廊が雰囲気があってとてもよかったです。建物も素敵ですね。イタリアの世界的
建築家、マリオ・ベリーニさんという方が手がけたんだそうです。





まずはワイン、ということで早々にこちらへ。「八ヶ岳ワインハウス」内に設置されている、エノマティック
社のワインサーバーです。試飲ワインは24種類(有料)。これだけズラーッと並んでいるとどれを試飲
すれば良いか迷ってしまいますね。ちなみに、私は24種類すべて試飲させて頂きました。





試飲するには、このカードが必要です。カード挿入口にカードを入れ、好きなワインを選択すれば
ワインが自動的にサーブされます。代金は最後に精算します。最初、操作方法がわからずとま
どってしまいましたが、慣れれば簡単。





印象に残ったのは、次の4点。(簡単なテイスティングメモも残っていました)



1、ミエ・イケノのシャルドネ 2011

 「完熟したフルーツ。甘味がのっていて、余韻が上品。樽と果実味のバランスが良い」

2、ミエ・イケノのメルロ 2011

 「青い。ベジー。土くさい。でも、味わいは上品。果実味と酸のバランスが優れている。旨い」

3、キザンワインのブラッククイーン 2011(だったと思う)

 「滑らかなテクスチャー。ナチュラルな果実味が良い」

4、グレイスワインのキュヴェ・ミサワ 2011

 「香り高い。絶妙な樽感。総じてレベルが高い」



中でも、2番のメルロの香りと味わいのギャップは面白かった。さすが、引く手数多の造り手、
ドメーヌ・ミエ・イケノ。で、この時購入したのがこのワイン です。