結婚式の新郎新婦が着る服の色は白という習わしがあります。
最近では華やかな色も増えましたが、もともとは白で、その意味合いは「あなた色に染まります」というものです。
これには奥ゆかしさを感じますね。



しかし、時には他人を自分色に染めようとする人がいます。
特に上司や先生など、立場が上の人に多く感じます。
本人は「良かれ」と思っているのでしょうが、上下関係を重んじる風潮の中では見えない圧力となります。
それが〇ハラ(ハラスメント)になることもあります。
こうした状況が複雑化しないよう、それぞれがいさめられるようになると良いですね。



「これはこうすべきだ」と親切心で言う人もいますが、果たしてそれは「すべき」ことなのでしょうか。
そして、言われた方も序列で受け入れるのか、「自分で考えます」と伝えるのかでは、得られる結果が違ってきます。



「教えてあげたのに」や「言えない」で終わるのではなく、「言っていいですか?」「私はこう思う」といった余白を持てれば、より良い関係が築けると思います。
人と人が物別れに終わる場合、ほとんどはコミュニケーションエラーです。
噛み合う会話、お互いを理解しながら重ねる会話がどれだけできているかが重要です。



「あの人はああいう人、この人はこういう人」と決めつける前に、本当にそうなのかを考えよう。他人のせいにしないことが大切です。