こんばんは!
始まりました、テキトー音楽のススメ。
今日もテキトーに好きな曲を紹介していきます。
本日ご紹介する曲はこちら!
キンモクセイ「夢で逢えたら」
大瀧詠一さんの名曲である「夢で逢えたら」。
本当にいろんな方がカバーしていますが、中でも特に好きなのがキンモクセイのバージョンですね。
ラッツ&スターのバージョンも甲乙つけがたいくらい好きですが…
そちらはめちゃくちゃ有名だと思うので、今回はキンモクセイ版を語ります。
個人的にはキンモクセイ版の「キーの高さ」と、それにマッチし過ぎたボーカル・伊藤俊吾さんの声がどストライクですねー。
私がこの曲を初めて知ったのがこのキンモクセイ版、という思い出補正も多分にありますが…
この曲のポテンシャルを引き出した名カバーだと思います。
この曲が書き下ろされたのは、1974年のCMがきっかけだったみたいですね。
CMソングを歌うことになったアン・ルイスさんへ向け、レコード用にも何か別に1曲書いてほしいとプロダクションから依頼され、制作されたのが「夢で逢えたら」だったそうで。
しかし、事情により曲は採用されず。
宙に浮いていたところを、吉田美奈子さんの担当ディレクターがこの曲を「どうしてもアルバムに入れたい」と申し入れたそうで。
いろんな想いはありながらも大瀧さんはそれを了承し、1976年にリリースされた吉田美奈子さんの「フラッパー」というアルバムに収録され、ようやくこの曲が音源という形で世に出ました。
一部ではシングルカットが熱望されるほど好評だったそうですが、吉田さんが所属するレーベルが狙っていた路線とは違ったため、実現することはなかったのだとか。
そのため一般のリスナーまではイマイチ届かず、マニアックな音楽好きは知ってる!くらいの曲に留まっていたそう。
それでも、こんないい曲をこのままにするのはもったいない!という機運が高まり、そこからいろんなアーティストがこの曲のカバーを始めました。
どのカバーもなかなかヒットに恵まれませんでしたが、1996年に鈴木雅之さん率いるラッツ&スターがこの曲をヒットさせ、知名度急上昇。
その後は知っての通り「時代を越えた名曲」としてすっかり定着しました。
そんな「苦労人」ならぬ「苦労曲」であるこちら。
歌詞が切ないけどロマンチックで素敵です。
逢いたい人に夢で逢えたら、本当に素敵なことですよねー。
最近何かに追われる夢ばっかなので、そろそろ夢の中くらい素敵な人に逢いたいものです🥲笑
ぜひこの曲を聴きながら、大事な人を探しに夢の中へ行ってみてはいかがでしょうか。