古田神社には旧い伝説があって、拝殿の由緒書きにはそのことが書かれています。
今、富雄川右岸、西岳山の高台に鎮座しているこの神社、
元は左岸の東側にあって、昔々の富雄川の氾濫でこの地に遷宮されたのだとーー。
そこには神田、鳥居前の小字の地名が残っているとーー。
それは万寿年間(1024−1028)のことで、1024年といえば奇しくもちょうど千年前、今年の大河ドラマの時代ではないか。
千年前の富雄川の氾濫でーー?、とすると、富雄川は今よりもっと東側を流れていたーー?。
確かにこのあたりの富雄川は丘の麓を流れていて、明らかに人工的に造られた川筋に見えます。
富雄川は付け替えられたーー?、
この古田神社の伝説はそれを伝えているのでしょうか。
古田神社の元の場所は現在地の真東の田の中、と聞いて歩いてみたのが4枚目の写真、1枚目は朝の満願寺橋で、この橋は古田神社の参道です。
古田神社
雨で増水した富雄川
(満願寺町/大和郡山 2024−07)
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満願寺橋
富雄川に架かっている橋です。
正面の森は富雄川氾濫の故事を伝える古田神社、
昨日の午後、降り続いた雨が夕方に止んで、
ちょっとだけ薄日がさして、
橋の向こうから自転車がーー、
この橋も立派な生活道、明日からはまた雨のようです。
(満願寺町/大和郡山 2024−06)