「君と結婚を前提に
付き合いたいので
どんな人と付き合ってるのか、
母親に会わせたいんだけれど」
そう言われて、
了承した。
彼が大学生の頃に
父親は家を出たらしく。
母親は、弟、妹と住んでいるとのこと。
長男の事を心配する母親は
よく聞く。
心配させないようにと
お母さんの事を考えている
優しい男性なのかなと思った。
実家にお邪魔する事になった。
長閑な田舎町。
昔、自宅の横 敷地内に
工場を経営していたらしい。
現在は廃業。
車から降りて
町田と一緒に
家の中に入る。
「お邪魔します」
と玄関に入るが
そこに町田の母親の姿はなく
もしかして
「招いたわけではない」
のサインなのでは?と感じる。
二人で応接室に入って
母親を待つことにする。
一人で応接室に入ってきた母親は
「この人に、
1人連れて行くからとは
聞いてたけど、
結婚を許すために会うのとは違うからね」
と
一言目にそう言った。
そういう母親の顔は
怒りが顔に出ていた。
なかなか見ることがないような
怒りを全く隠さない顔をしていた。
珍しい表情に
見入ってしまった。
